写真で解説する「AQUOS PHONE es WX04SH」

» 2013年07月08日 12時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ウィルコムが7月4日に発表した「AQUOS PHONE es WX04SH」は、シャープがウィルコム向けに開発した初のAndroidスマートフォン。シャープ製のウィルコム向けスマートフォンといえば、W-ZERO3シリーズがおなじみだが、今回AQUOS PHONE esの製品名に付けられた「es」は、「W-ZERO3 [es]」や「Advanced/W-ZERO3 [es]」の「es」を想起させるものでもある。ただ、シャープの担当者に「es」の意味を確認したところ、「Emotional Satisfaction」だそうで、W-ZERO3 [es]と直接的な関係はないようだ。発売は9月中旬を予定している。

photophoto シャープ製の「AQUOS PHONE es WX04SH」。カラーはレッド、ダークブルー、ターコイズグリーン、ピンク、ホワイト、ブラックの6色

 スマートフォンの先駆けともいえるW-ZERO3シリーズは、先進的なガジェット好きな層をターゲットにした製品だったが、AQUOS PHONE esは、幅広いユーザーに向けたスマートフォンだ。1Gバイトまでのデータ通信を毎月2980円(キャンペーンにより半年間は1980円)で利用できる「ウィルコムプランLite」や、月額980円で相手先を問わず10分以内の通話が500回できる「だれとでも定額」を利用できるなど、スマホを安く運用したい人に向いている。

 ソフトバンクの2013年夏モデル「AQUOS PHONE ss 205SH」がベースになっており、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水といったおなじみの機能にはしっかり対応している。4G(AXGP)や放射線測定機能は省かれ、カメラは205SHの1310万画素から490万画素に下がっているが、スマホとしては必要十分といえる。

 通信サービスは、下り最大400Kbps/上り最大204KbpsのPHSに加え、ソフトバンクのプラチナバンド(900MHz帯)や2.1GHz帯、下り最大42MbpsのULTRA SPEED(1.5GHz帯)に対応する。ただしテザリングはPHS回線しか対応しておらず、3G通信でテザリングを利用することはできない。音声は3GとPHS回線のどちらも使用できる。

 毎月の基本料金で利用できる通信量は、ウィルコムプランLiteは1Gバイト、ウィルコムプランD+は7Gバイトまで。以降は128Kbpsに制限され、元の速度で通信をするには追加料金が必要になるが、この通信制限の対象になるのは3G通信のみで、PHSは無制限に利用できる。したがって、通信量が1Gバイトまたは7Gバイトを超えてしまっても、PHS通信に切り換えれば、128Kbpsよりも少し速い通信(400Kbps)を維持できる。

 AQUOS PHONE esの3GとPHSのデータ通信は、いずれも手動でオン/オフを切り換えられる。3GとPHSの両方がオンになっている場合、PHSデータ通信が優先される。Wi-Fiがオンになっている場合はWi-Fiが最優先される。Wi-Fi環境のない場所で高速通信を利用したければ、PHSデータ通信はオフにしておいた方がいいだろう。

photophoto 3Gデータ通信のみをオンにしたときは3G(写真=左)、3GとPHSデータ通信の両方をオンにしたときはPHSが有効になる(写真=右)。それぞれ左がPHSデータ通信、右が3Gデータ通信を示すアイコン
photophotophoto 「設定」→「その他設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」から、3GとPHSデータ通信をオン/オフにできる。画面右の上にある「データ通信」は3Gデータ通信のこと
photo

 AQUOS PHONE ssと同様、本体は非常にコンパクトで持ちやすい。サイズは60(幅)×120(高さ)×11.9(厚さ)ミリで、幅70ミリを超えるスマホも増えている中で、60ミリの幅は非常に細く感じる。マットな質感で仕上げていたAQUOS PHONE ssに対し、AQUOS PHONE esは光沢仕上げになっており、本体色(レッド、ダークブルー、ターコイズグリーン、ピンク、ホワイト、ブラック)もAQUOS PHONE ssとは異なる色味にした。細かいところでは、AQUOS PHONE ssはクイック起動キーの色を本体色ごとに変えていたが、AQUOS PHONE esは同キーを含め、本体正面はすべてブラックで統一している。

photophoto コロンとした小さくて丸いボディが特徴だ。背面のカバーは取り外せない
photophoto 電源キー、イヤフォンジャック、ストラップホールがある上端部(写真=左)と、キャップレスのMicro USB端子がある下端部(写真=右)
photo 左右の側面にはキー類はない
photophoto 画面の点灯やショートカット起動などができる「クイック起動キー」をディスプレイの右下に用意。左にはセンサー型のボリュームキーがある(写真=左)。背面には赤外線ポート、カメラ、フォトライト、スピーカーがある(写真=右)

 OSはAndroid 4.1、プロセッサーは1.5GHzデュアルコアCPU搭載の「MSM8260A」、ディスプレイはフルワイドVGA表示(480×854ピクセル)対応の4.0インチ液晶を搭載した。メモリはROMが8Gバイト、RAMが1Gバイト。バッテリー容量は2080mAhで、小型スマホとしては十分だろう。MMSとSMSには対応しているが、ウィルコム間で利用できる「ライトメール」には対応しない。

 ソフトウェアもAQUOS PHONE ssがベースになっており、シャープ独自の3ラインホームも継承している。プリインストールアプリもAQUOS PHONE ssとほぼ同じだ。

photophotophotophoto シャープ端末ではおなじみの、ウェルカムシートや3ラインホームをプリセットした
photophotophoto 設定画面とストレージの空き容量。ストレージの合計容量は5.39Gバイト
photophotophoto カメラの撮影画面

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月26日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  5. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  6. KDDI、子会社モビコムのモンゴルでの火災について事実関係を公表 「法令違反行為を行っていない」 (2026年10月24日)
  7. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  8. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー