2070万画素“Gレンズ”の実力は?――「Xperia Z1」のカメラ機能を徹底レビュー:Xperia ZやiPhone 5とも比較(3/3 ページ)

» 2013年09月19日 07時00分 公開
[田中聡,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

スマホカメラならではの便利機能も用意

 新しいカメラを搭載したことで、UI(ユーザーインタフェース)も変更されている。Xperia Zでは撮影画面の上部に設定アイコンが並んでいたが、Xperia Z1では右下のアイコンをタップしてから撮影モードを変更する。先述のとおり、プレミアムおまかせオートでは撮影サイズの変更はできないが、マニュアルにすると、撮影サイズを20.7MP、8MP(4:3)、8MP(16:9)、3MP、2MPから選べるほか、シーンセレクションの設定が可能になる。

photophoto カメラの撮影画面。右下のプレミアムおまかせオートアイコンから撮影モードを変更できる(写真=左)。撮影モードの一覧(写真=右)
photophoto プレミアムおまかせオート設定時には撮影サイズを選べない(写真=左)が、マニュアル設定時には選べる(写真=右)

 スマートフォンらしい楽しいカメラ機能も追加された。こちらの記事でも紹介しているが、動画をFacebook上でリアルタイムに共有できる「Social live」、61枚の高速連写ができる「Timeshift burst」、撮影した写真の情報を検索できる「Info-eye」、撮影画像にエフェクトをかけられる「AR effect」の4つだ。

 シャッターを押した瞬間と、その前後1秒で30枚ずつ、2秒間で61枚の写真を連写できるTimeshift burstは、61枚の写真がバラバラに保存されるのではなく、ひとまとめに保存される。保存する際にチェックアイコンを押して“表紙写真”を選択する。この表紙写真はベストショットに該当するものだが、後から変更もできる。

 Timeshift burstで撮影した写真は、「アルバム」アプリのサムネイルに時計アイコンが付くので、それで見分ける。写真を表示して画面下の時計アイコンをタップすると、表紙の写真と、その下にほかの写真のサムネイルが現れる。サムネイルを指でなぞると、パラパラマンガのように動きが表現されて面白い。ここでチェックアイコンを押すと、表紙写真を変更できる。61枚の写真を残しつつ、パラパラマンガ風の表示ができ、ベストショットの1枚を手軽に変更できるのが便利だ。

 「DCIM」→「XPERIA」→「TIMESHIFT」フォルダに、61枚の写真が個別に保存されているが、アルバムアプリ上で61枚から選んだ写真を個別に保存することはできない。各写真のサイズは1920×1080ピクセルで、61枚全体のサイズは24Mバイトほどだった。

photophotophoto 「Timeshift burst」で撮影した61枚の中の表紙写真を、「アルバム」アプリで表示(写真=左)。下の時計アイコンを押すと現れるサムネイルをなぞると、パラパラマンガのように再生できる。ここで真ん中下のチェックアイコンを押すと、そこで表示されている写真が表紙になる(写真=中、右)
photophotophoto ランドマークを「Info-eye」で撮影すると、トリップアドバイザーの情報をベースに検索してくれる
photophotophoto Info-eyeは、アルバムアプリからも利用できる。カメラモードを「Info-eye」にすると、サイズは2MPほどに固定されて、右の写真のように検索結果のラベルが表示されるが、プレミアムおまかせオートやマニュアルモードで撮影した通常の写真も検索にかけられるわけだ
photophotophoto ARを使った効果を加えられる「AR effect」

 さらに、Xperia Z1ではカメラ機能を拡張できるプラグインアプリの追加も可能になっており、Google Play経由でダウンロードできる。ソニーはこのプラグインアプリのSDKを公開しており、サードパーティが自由にアプリを開発できるようにしている。映画のように凝った動画のエフェクトを加えられる「FxGuru:Movie Fx Director」、AR技術を使って周辺のスポット情報を画面に表示する「Wikitude Places」、写真の一部だけを動かせる「Motiongraph for Xperia」、360度のパノラマ写真を撮れる「360 Panorama」、撮影したスポーツの動画を分析できる「V1 Sports」、撮影した写真をそのままアップロードできる「Evernote」などを用意。これらは個別のアプリとしてもGoogle Playに公開されているが、Xperia Z1のカメラに組み込むことで、わざわざ別アプリを立ち上げる必要がなくスムーズに連携できる。

photophotophoto 撮影モードのメニュー画面で「Apps」を選ぶと(写真=左)、プラグインアプリの一覧が現れる(写真=中)。ダウンロードとインストールはGoogle Playから行う(写真=右)
photophoto 「Evernote」のプラグインアプリで撮影すると、簡単に写真をアップロードできる

 短期間だったが、Xperia Z1を使ってみて、カメラ性能が大きく向上していると感じた。特に全画素超解像3倍ズームと高感度撮影は、今までのスマホのカメラにはないクオリティを実現していると言っても過言ではない。2070万画素ものカメラを搭載したのは、単にスペック上の画素数を上げるためではなく、8MPでよりきれいな写真を撮ってもらうため、というのも納得がいく。ソニーが掲げる「思い出画質」を残すには十分ではないだろうか。日本での発売も楽しみな一台だ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月26日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  5. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  6. KDDI、子会社モビコムのモンゴルでの火災について事実関係を公表 「法令違反行為を行っていない」 (2026年10月24日)
  7. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  8. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー