ソニーモバイルコミュニケーションズが5月13日(英国時間)、新型のスマートフォン「Xperia ZR」を発表した。日本市場を含めた各国で、2013年第2四半期(4〜6月)に発売される予定。
Xperia ZRは、コンパクトなボディにAndroid 4.1を搭載した防水スマートフォン。ボディサイズは約67.3(幅)131.3(高さ)×10.5(厚さ)ミリ、重さは約138グラム。デザインや機能などは発売中の「Xperia Z」の要素を受け継いでいる部分が多いが、背面パネルにガラスは使っていない。Xperia Zよりもボディは丸みを帯びており、持ちやすさにこだわった。カラーバリエーションはWhite(ホワイト)、Black(ブラック)、Pink(ピンク)、Mint(ミント)の4色をラインアップした。IPX5/8の防水とIP5Xの防塵に対応している。
プロセッサーはQualcommの「APQ8064」(1.5GHzクアッドコア)と「MDM9215M」という組み合わせ。RAMは2Gバイト。外部メモリは最大32GバイトのmicroSDHCを利用できる。通信サービスはLTE、UMTS(HSPA+)、GSM、GPRS/EDGEをサポートする。Xperia Zと異なりバッテリーは取り外し可能で、容量は2300mAh。LTE接続時の連続待受時間は最大450時間。
ディスプレイはフルHDではなく、4.6インチのHD(720×1280ピクセル)液晶を搭載。映像コンテンツを鮮やかに表示する「モバイルブラビアエンジン2」を継承している。
13Mピクセルカメラには、ソニーが開発した積層型のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載し、逆光や明暗差の多いシーンでも自然な写りで撮影できるHDR撮影を動画でも利用できる。Xperia ZRではさらに、側面にカメラ専用のキーを備えており、ロック解除画面からワンタッチでカメラ(静止画か動画)を起動して撮影までを行える。
XperiaではおなじみのNFCにも対応。ソニー製のNFC搭載スピーカーやヘッドフォン、ネットワークストレージなどに端末をかざすだけで、音楽を出力したり、写真や動画をバックアップしたりできるワンタッチ機能も引き続き搭載している。Bluetooth 4.0、MHL、スクリーンミラーリング、DLNAもサポートする。
あわせて、NFC搭載のBluetoothヘッドセット「SBH50」も発表した。
日本でも発売予定:Sony Mobile、5インチフルHD液晶+クアッドコアCPU搭載の「Xperia Z」を発表
ソニーモバイル、透明素材付き「Xperia SP」とカメラに注力した「Xperia L」を発表
2013 International CES:ソニーブースで「Xperia Z」をじっくり触ってきた――写真と動画でチェック
NEXTシリーズ:最先端のスペックを厚さ7.9ミリのガラスボディに凝縮――「Xperia Z SO-02E」
写真で解説する「Xperia Z SO-02E」(外観編)
写真と動画で解説する「Xperia Z SO-02E」(ソフトウェア編)
2013 International CES:新機軸のデザインを採用した“スーパーフォン”――「Xperia Z」開発の意図を聞く
Sony Mobile、「Xperia T」「Xperia V」「Xperia J」など4機種を発表
デュアルSIMバージョンも――Sony Mobileが「Xperia tipo」を発表
Sony Mobile、Facebookと連携した「Xperia miro」を発表
Sony Mobile、海外市場向け防水スマホ「Xperia go」「Xperia acro S」を発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.