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» 2014年02月07日 20時00分 公開

月1000円未満でどれだけ通信できる?――MVNO大手4社の料金プランをチェックはじめての格安SIM&SIMフリースマホ 第2回(2/2 ページ)

[石野純也,ITmedia]
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3社の対抗プランを用意する日本通信

 ここまで紹介してきた3社に近いプランを提供しているのが、MVNOの先駆け的な存在である日本通信となる。よくいえばアグレッシブな、悪くいえばそのままコピーしたプランを用意しており、プラン名にもそれぞれの会社の頭文字が付けられている。BIGLOBE風のプランが「プランB」、IIJ風のプランが「プランI」、NTTコミュニケーションズ風のプランが「Nプラン」というわけだ。

 もちろん、そっくりそのまま真似しているわけではなく、他社よりもわずかながらお得になるような工夫も見受けられる。例えば、IIJ風のプランIは、本家が月945円(税込)で500Mバイトなのに対し、日本通信は945円(税込)で600Mバイトに設定している。同様に、プランNも、本家の1日30Mバイト、月945円(税込)に対し、1日40Mバイト、月980円(税込)と10Mバイトほど多くデータを使える。プランBの月2.2Gバイトは、BIGLOBEより1カ月あたり200Mバイトほど使えるデータ量が多い。

日本通信の料金プラン
料金 データ量 通信速度(制限なし) 通信速度(制限あり) SMS対応費用 データ量の追加費用
プランI 945円 600Mバイト/月 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps 下り/上り最大200Kbps 非対応 315円/100Mバイト
1260円/500Mバイト
プランN 980円 40Mバイト/日
プランB 1580円 2.2Gバイト/月
※価格はすべて税込

 一方で、各社の特徴まで完全にコピーできているわけではない点には、注意が必要だ。例えば、プランIは月600Mバイトで、IIJとは異なり手動で通信速度を制御できるわけではない。そのため、価格帯の近いBIGLOBEのエントリープランとプランIを比較すると、どうしても割高になる。プランBについても、基準になっているのはBIGLOBEのライトSプランで、それ以外の選択肢はない。仮に月3Gバイト程度使いたいときは、「Tubrbo Charge」でデータ量を買う必要があり、その場合は500Mバイトごとに1260円(税込)と少々割高だ。

 とはいえ、日本通信を選ぶメリットももちろんある。同社はMVNOとしては珍しく、音声通話に対応した格安SIMも販売している。スマートフォンを1台持ちして音声通話まで使いたいというときの、有力な選択肢になるだろう。既存回線からのMNPにも対応しているため、今までの電話番号をそのまま使うこともできる。

音声通話対応の料金プラン
月額基本料 通話料 データ量通信料 通信速度 SMS対応費用
スマホ電話SIM フリーData 1638円 21円/30秒 無制限/0円 下り/上り200Kbps(チャージ時は下り最大150Mbps/上り最大50Mbps) 非対応
3Gバイト/1560円 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps(3Gバイト超過後は下り/上り最大200Kbps)
※価格はすべて税込

 ここまでMVNOの代表的な4社の料金プランを紹介してきたが、ほかにも面白い特徴を備えた格安SIMは多い。次回は、そうした会社の料金プランを取り上げていきたい。

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