格安SIMプランの選び方(mineo編)SIM通

» 2014年09月01日 07時00分 公開
[SIM通]
SIM通

 NTTドコモのMVNOが次々と登場するなか、唯一auのMVNOであり、自社のIP電話サービス「LaLa Call」をセットにしたプランを提供している「mineo(マイネオ)」について、ユーザーのタイプ別オススメプランをご紹介します。

※「mineo」での「LaLa Call」利用時は、月額基本料金が無料です。

photo

 基本プランはこのようになっています。

mineo
SIMの種類 容量コース 月額料金
シングルタイプ 1GB 1,058円
2GB 1,706円
3GB 2,516円
デュアルタイプ 1GB 1,717円
2GB 2,365円
3GB 3,175円
※高速データ通信の容量を使い果たすと最大速度は200kbpsに制限

 mineoではデータ通信専用のシングルタイプと、090などの番号で始まる音声通話とデータ通信に対応したデュアルタイプがあります。もちろん、MNP(乗り換え)にも対応。

両タイプともデータ通信はauの4G LTEサービスエリアでのみ使用でき、デュアルタイプの音声通話は3Gサービスエリアで利用可能。データ通信が4G LTEのみというのは不安を感じるかもしれませんが、auの4G LTEは実人口カバー率99%と広いため、そう心配することはなさそうです。

 2014年8月5日から新たに2GBと3GBのプランが加わり、WiMAX 2+とキャリアアグリゲーションにも対応しました。

 パケットチャージによる高速通信容量の追加が可能で、100MBあたりの料金は162円となっています。

 逆に、高速通信の容量が余ってしまったとしても、当月分の容量は翌月へ繰り越すことができ無駄なく使えます。無料オプションとしてパケットシェアを選ぶと、グループ内で高速通信容量を分け合うこともできますので、複数端末を持っている場合や家族でmineoを使う場合には便利です。

 利用状況に応じたタイプ別オススメのプランは以下の通りです。

(1)安さ重視タイプ

 シングルタイプの1GBは月額1,058円と一番安い料金。メールのチェックやときどきSNSを見たりするくらいなら十分でしょう。頻繁に動画を見るのには向いていませんが、とにかく安く利用するにはこのプランです。

(2)Wi-Fiの利用が多いタイプ

 自宅やカフェなどWi-Fiを使える場所にいることが多いのであれば、容量の大きなプランを選ぶ必要はありません。シングルタイプの1GBで事足りると思います。ただし、mineoはauのMVNOサービスには違いありませんが、カフェなどのau Wi-Fiを利用できませんので注意しましょう。

(3)Wi-Fiはほぼ利用しないタイプ

 ほとんどの機会にデータ通信を利用するというのであれば、シングルタイプの2GBもしくは3GBがオススメです。2GBの月額料金は1,706円、3GBでも2,516円ですし、auのパケット定額料金と比べたらはるかに安く、余った分は翌月に繰り越せますから多めの容量を選んでもいいかもしれませんね。

(4)制限なしに使いたいタイプ

 ガッツリ使いたい場合はシングルタイプの3GB、一択でしょう。もし足りなくなったら、パケットチャージを利用して高速通信容量を追加する方法もあります。料金は100MBあたり162円。1GBでは1,620円ほどの追加料金がかかります。

 このようにmineoはとてもシンプルでわかりやすい料金体系が魅力です。au回線を使った唯一の格安SIMであるmineoは、auスマホを持っているユーザーにとって注目の1サービスだと言えますね。

 ただし、高速通信のON・OFFを切り替えや残量を確認する公式アプリがありません。「OCNモバイルONE」や「IIJmio」のようにmineoの公式アプリが欲しいところです。

 とはいえ、プラン自体はとても魅力的なので、自分に合うプランを利用しながら、サービスのさらなる向上に期待したいですね!

※文中料金は全て税込

>>関連リンク

mineo

格安SIMプランの選び方(OCN編)

格安SIMプランの選び方(IIJmio編)

格安SIMプランの選び方(b-mobile編)

SIMフリースマホ入手でおさえておきたい「OCN モバイルONE」とは?

Copyright:(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  7. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年