マンガのフキダシを編集して送れる「コミコミ」登場、auのEメールアプリとも連携

» 2014年10月07日 14時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 KDDIは、Android搭載のauスマートフォン向けに、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)にてマンガのフキダシを使ってメッセージを送信できる機能を提供する。

 今回の新機能は、コミック・コミュニケーションが提供する「コミコミ」アプリと連携したもので、auのEメールアプリの新規作成画面に、コミコミの起動ボタンが追加される。

 コミコミは、マンガのフキダシを自由に書き換えることができるサービス。コミコミアプリ上で購入したマンガ作品の中から好きなコマを選び、セリフを編集すると、添付画像としてEメールで送信できる。画像として送信するので、フィーチャーフォンやPCでも閲覧できる。

photophotophoto マンガのフキダシを自由に編集できる。フォントや文字サイズの変更も可能だ(写真=左、中)。添付画像として送信する。auのEメールアプリには、コミコミの起動ボタンが追加される(写真=右)

 Eメールへの添付だけでなく、コミコミアプリ経由でLINE、Twitter、Facebookなどにもメッセージを書き換えたコマ画像をアップできる。コミコミはドコモやソフトバンクなどの他キャリアユーザーでも利用できるが、auのスマートフォンユーザーには、コミコミで配信するコンテンツの中から無料のコマを提供する。auスマートパス契約者は無料で利用できるといった特典は用意されない。

 コミコミは、まずはAndroid向けにアプリを提供する。マンガのフキダシは20〜24コマを1パックとして販売する。料金は1パック200ポイント(税別200円)か、月額300円(税別)で400ポイント/月をチャージできる。月額で余ったポイントは繰り越せる。

photophotophoto 作品ごとのパックが販売され、ポイントを使って購入する

 2014年10月の時点で、全29種類のパックを利用できる。講談社から「行け!稲中卓球部」「寄生獣」「グラゼニ」「いとしのムーコ」、小学館から「まことちゃん」「伝染るんです。」「東京ラブストーリー」「バケツでごはん」などのコンテンツが提供される。コミコミ担当者によると、画像は1コマずつ作者の先生に確認してもらい、許諾を得ているという。集英社の作品がないのが気になるが、「提供作品は、今後順次拡充していく予定。集英社とも交渉したい」(コミコミ担当者)とのこと。

photo 講談社の提供作品
photo 小学館の提供作品

 auスマホのEメールアプリとの連携は、2012年秋冬以降のLTEスマートフォンで、Eメールアプリをアップデートすることで可能になる。2014年秋冬のAndroidスマートフォンには、当初からコミコミボタンが用意される。なお、AQUOS PHONE SERIE SHL21/SHL22とAQUOS PAD SHT21は、Eメールアプリのコミコミ連携には対応しない。iOS向けの提供は未定。

 単に気持ちを伝えるのはもちろん、フキダシをお題にした新しい作品を作ってみるのも面白そうだ。コミコミへのアクセスは http://comi2.me/ から。

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