2015年度のスマホ+タブレットの出荷台数は過去最多の3794万台に

» 2016年07月06日 15時54分 公開

 ICT総研は、7月6日に「2016年度 スマートデバイス市場動向調査」の結果を発表した。

 本調査では、「スマートデバイス」を「スマートフォンとタブレットの総称」と定義。2015年度のスマートデバイス出荷台数は前年度3686万台から2.9%増となる3794万台を記録。内訳はスマートフォンが4.8%増の2899万台、タブレットは2.6%減の895万台で、2016年度は3800万台、2019年度には4010万台となる見込み。

Photo

 2014年度はスマートフォンが前年より減少しタブレットが増加する傾向だったが、2015年度はタブレットが微減しスマートフォンが増加。タブレットの出荷台数予測は2016年度に951万台とPCの出荷台数に並ぶ見込みで、PCに匹敵する出荷台数となる。スマートデバイス内のタブレットの割合は、2013年度が19.4%、2014年度が24.9%と拡大傾向にあったが、2015年度は23.6%に縮小。2019年度には28.4%まで拡大すると予測される。

Photo

 また、同社はスマートデバイス市場拡大のカギとして格安SIMの普及によるスマートフォンやタブレットの需要増加、法人市場への浸透を挙げている。

 このほか、インターネットユーザーに対し「ユーザーが現在所有している端末は何か」と「1年後にはどんなモバイル端末を所有していたいか」というWebアンケート調査を実施した。回答者は1105人。その結果、現在1人あたり平均1.75台のモバイル端末を所有し、所有している端末はスマートフォンが75.6%で最多となった。

 1年後に所有していたい端末にフィーチャーフォンを挙げた回答者は14.2%となり、前回調査の27.6%から半減。腕時計端末の所有率は1.4%にとどまったが「1年後に所有していたい」割合は7.1%と潜在需要が感じられる結果となった。

Photo

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  2. mineo料金プラン改定の真相 最安狙わず「データ増量+低速使い放題」で“ちょうどいい”を追求 (2025年12月25日)
  3. 3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め (2025年12月24日)
  4. 若いiPhoneユーザーの間で「クリアケース」に人気が集まっている理由 すべては“推し”のために (2025年12月25日)
  5. 時刻表が“QRコード”だけになった──SNSで「不便」「むしろ不要」と賛否 横浜市営地下鉄は元に戻すのか? (2025年11月21日)
  6. iPhone 17 Proで話題になった「8倍光学品質ズーム」って何? そのメカニズムを解説 (2025年12月25日)
  7. 関東地方で5G通信が速いキャリアは? ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでICT総研が比較(2025年12月) (2025年12月24日)
  8. Apple CarPlayもPlayストアも使える車載ディスプレイ「オットキャスト OttoScreen AI」が30%オフの3万5080円に (2025年12月24日)
  9. iPhoneのロック画面で「カメラが起動しちゃった」を防げるようになった! その設定方法は? (2025年12月24日)
  10. 楽天モバイルが「2025年内に1000万回線」の公約を果たせたワケ 次の目玉は「衛星通信」と三木谷氏 (2025年12月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー