中国Xiaomi(小米科技)は10月25日(現地時間)、ベゼルがほとんどない6.4型のファブレット、「Mi MIX」を発表した。“コンセプト端末”としているが、11月4日に中国で発売する計画だ。ハイエンドなスペックで、価格は3499元(約5万4000円)から。
目を引くのはその“縁無し”な前面のデザインだ。カメラを画面の下に、電話のレシーバーやその他のセンサーを背面などに配置し、端末上部もベゼルがほとんどない状態だ。ディスプレイの四隅は角丸になっている。前面全体に占めるディスプレイの面積は91.3%で、米Appleの「iPhone 7 Plus」の67.7%より広く使っていると主張する。フロントカメラ自体のサイズも従来の50%にした。
筐体はフルセラミックだ。背面だけでなく、フレームやボタンもセラミック製。
デザインは、フランスの著名プロダクトデザイナー、フィリップ・スタルク氏(日本では吾妻橋のアサヒビール本社のデザインで知られる)。
プロセッサは米Googleの「Pixel」でも採用する米Qualcomm Snapdragon 821(4コア、2.35GHz)、メモリは4GB、ストレージは128GB、バッテリーは4400mAh、カメラは1600万画素/500万画素。サイズは81.9(幅)×158.8(高さ)×7.9(奥行き)mmで重さは209gだ。充電ポートはUSB Type-Cで、3.5mmオーディオジャックも天面に備える。OSはAndroid 6.0ベースのMIUI 8。
上位モデルとして、メモリを6GB、ストレージを256GB搭載し、アウトカメラと指紋センサーに18金のリムを施した「Mi MIX 18K」モデルも発売する。こちらの価格は3999元だ。
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