SIMフリースマホの新2大巨頭? ASUSとHUAWEI の違いとは?SIM通

» 2017年02月03日 06時00分 公開
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 ここ数年の間にすっかりとおなじみになってきたSIMフリースマホ。なかでもASUSとHUAWEI の販売が好調です。この2つのメーカーを比較して、それぞれの特徴をお伝えします。

ASUSとHUAWEI の違いとは?

価格破壊王ASUSと便利屋HUAWEI

 まず、それぞれのメーカーがスマホを出すまでの歴史をみておきます。

 ASUSは、台湾に本社を置くPCや周辺機器を総合的に手がけるメーカーです。日本では2008年に発売の「Eee PC」が大ヒット。ネットブックと呼ばれる低スペックなPCでしたが、モバイルWi-Fiルーターとセットで購入すると0円で購入が可能で、サブ用途や入門機として多くの人に選ばれていました。

 2012年には「Nexus」ブランド発となるタブレット、Nexus 7を発表。しっかりとしたスペック・質感ながらも価格が2万円代と手頃で、コチラもロングセラーとなりました。その後、2014年にはZenFone 5を国内投入。LTEに対応し、スペックも十分ながら2万円代の低価格で、スマッシュヒットとなりました。2015年に登場した後継機ZenFone 2では、発売当時では初の4GBの大容量RAMを搭載し、「性能怪獣」の名にふさわしいスペックで存在感をアピールしてきました。結果として、この9年で「PC」「タブレット」「スマホ」で3度、ASUSが価格破壊する瞬間を目撃しました。それぞれの分野の安かろう悪かろう製品を一蹴するかのごとく、節目節目で活躍するASUSは流石と言えるでしょう。

 一方のHUAWEIは、中国に本社を置く通信機器メーカー。端末の他にも、基地局のネットワーク設備も手がけています。日本では「デジタルフォトフレーム」「モバイルWi-Fiルーター」「キッズケータイ」などの、メーカー名があまり表に出ない製品を多く手がけており、なんでも器用にこなす便利屋として、その名前をとどろかせていました。スマートフォンは「Ascend」ブランドで展開していましたが、デザインなどがパッとせず他のメーカーに埋もれていた時期もありました。しかし、2015年に「Ascend」の冠を外してリニューアルした「HUAWEI P8lite」「honor6 Plus」などが大ヒット。一気に先頭集団まで追い上げてきています。

2016年はさらに飛躍!

 逃げるASUS、追うHUAWEIという構図の両社ですが、共に2016年は素晴らしい機種を発売しました。代表的な機種は、ASUS「ZenFone 3」、HUAWEIは「P9」です。この2機種がメーカーの「顔」として存在感を示していました。

ASUSとHUAWEIの代表的な機種のスペック比較
ZenFone 3(ZE520KL) HUAWEI P9
直販価格 42,984円 54,864円
搭載OS Android 6.0 Android 6.0
サイズ 146.8mm×73.9mm×7.69mm 約145mm×約70.9mm×約6.05mm
重さ 144g 約144g
ディスプレイ 5.2インチ 1920×1080 5.2インチ 1920×1080
CPU Snapdragon 625 HUAWEI Kirin 955
RAM 3GB 3GB
内臓ストレージ 32GB 32GB
アウトカメラ 1600万画素 1200万画素
インカメラ 800万画素 800万画素
バッテリー容量 2650mAh 3000mAh
DSDS 対応 非対応
au回線 対応 非対応
国内発売日 2016年10月7日 2016年6月9日
ZenFone 3(ZE520KL) ZenFone 3(ZE520KL)
HUAWEI P9 HUAWEI P9

 一見すると似通ったスペックのように感じる両機種ですが、日本以外での価格を見ると印象が変わってきます。

 ZenFone 3の台湾での価格は約30,000円。日本で発売するにあたり、au回線及びauVoLTEに対応させるなどの若干のカスタマイズが入ったことで、少しだけ価格が上がっています。

 対するP9の欧州での価格は約73,000円。「日本は大事な市場と捉えている」とのことで、逆に安く販売しています。

 ベースの価格で倍近く違う2台を単純に比較することは難しいのですが、両者ともにスペックや本体の質感は十分。ZenFone 3はau回線に対応しており、mineo(aプラン)やUQ mobileなどでの使用も可能。またデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)もOKなため、様々な格安SIMを同時に試すことも可能です。対するP9は、SIMカードこそ1枚しか入りませんが、ライカお墨付きの2つのレンズで高画質な写りを実現。Proモードでは細かい設定が可能なため、三脚を使った本格的な撮影も可能です。

 「さまざまなSIMカードで遊びたい人はZenFone 3」「多機能かつハイクオリティーなカメラで遊びたい人はP9」と重視する項目によって決めてもいいと思います。

(文:モバイルプリンス)

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