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» 2017年02月14日 12時15分 公開

通信速度定点観測:「mineo(Dプラン)」「FREETEL SIM」「楽天モバイル」が強みを発揮――「格安SIM」19サービスの実効速度を比較(ドコモ回線1月編) (2/2)

[小林誠,ITmedia]
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平日夕方のMVNOは楽天モバイルが好調

 横浜駅夕方18時からの測定も27日(金)に行った。1月の週末ということもあって、まだ新年会が多いらしく、グループでの待ち合わせが多い。暖かいこともあって家路に急ぐ人も少ないのだろう。時間がたつにつれどんどん人が増え、駅前は非常に混雑している。この人出を見れば、ランチタイム以上に通信は混雑していそうだ。

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 下り平均で0Mbps台は6サービス。前回は2サービスだったので一気に増えたが、ランチタイムほどではない。なお0 SIMはここでも測定不能だった。

 下りの速度1位はドコモ本家の「mopera U」で18.08Mbps。混雑時にはやっぱり強い。ただし前回2位のときは28Mbps台で、速度は落ちている。

 2位には楽天モバイルが頑張っている。下り13.58Mbps。前回も3位で夕方にとくに強い傾向がある。

 3位にはやはり混雑時に安定感が目立つFREETEL SIMで5.25Mbps。10Mbpsを切ってはいるものの上位にくるのはさすが。

 4位に前回1位のLINEモバイル。夕方に強い傾向があったが、ちょっと順位を落とした。速度も前回は37Mbpsだが、今回は急落し3.64Mbps。5位以下は2〜1Mbps台。やはり混雑が影響しているのか全体的に通信速度が落ちている。

 ワーストワンは測定不能の0 SIMとして、次に遅いのがU-mobile PREMIUMの下り平均0.59Mbps、そして下り平均0.63Mbpsで「OCNモバイルONE」、さらにnuroモバイルが下り平均0.68Mbps。nuro勢(0 SIMもだ)は夕方が苦手?

 上りの速度を見ると、こちらは10Mbps前後が多い。1位はロケットモバイル、2位がb-mobile(おかわりSIM)、3位がmineo(Dプラン)、4位がDMM mobile、5位がnuroモバイルで、いずれも12Mbps台を記録した。

 上りのワーストは0 SIM以外では、今回も上りが弱いmopera U。ワーストツーで上り4.53Mbps。OCN モバイル ONEがワーストスリーで上り6.77MbpsとNTTグループが並ぶ。速度はそれなりに維持されているので、実使用面では問題ないだろう。

JR横浜駅西口での測定結果(夕方)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
IIJmio 18:09 1.76 8.5
OCN モバイル ONE 18:09 0.63 6.77
BIGLOBE SIM 18:13 0.94 9.56
b-mobile(おかわりSIM) 18:13 1.78 12.41
LINEモバイル 18:17 3.64 7.43
楽天モバイル 18:17 13.58 7.76
NifMo 18:20 1.18 9.24
FREETEL SIM 18:20 5.25 8.75
ロケットモバイル 18:24 0.69 12.69
U-mobile PREMIUM 18:24 0.59 11.9
DMM mobile 18:27 2.28 12.08
Wonderlink(LTE I) 18:30 1.96 8.33
mineo(Dプラン) 18:30 1.11 12.32
Wonderlink(LTE F) 18:33 1.96 8.33
0 SIM 18:33 0 0
DTI SIM 18:36 2.67 9.5
イオンモバイル 18:36 2.12 6.81
エキサイトモバイル 18:39 2.34 11.29
nuroモバイル 18:39 0.68 12.07
ドコモ(mopera U) 18:27 18.08 4.53

1月はLINEモバイルの勢いに陰り 有力MVNOが存在感を示す

 前回12月まではMVNO勢ではLINEモバイルの快進撃が続いていたが、今回はその勢いに陰りが見える展開。ユーザー数が増えたからか? それとも一時的なものか。

 各テストのMVNO勢のトップを見ると午前中はmineo(Dプラン)、ランチタイムはFREETEL SIM、夕方は楽天モバイルが好調で、有力MVNOが再び存在感を見せている。

 またドコモ本家のmopera Uは、下りの通信が依然速く、混雑時のランチタイム、夕方にMVNOを抑えて1位になり、今回はさらに午前中でも2位につけており、‟下り最強”の状態。ただ、夕方に上りの速度でワーストとなっているので、完璧とはいえない。

 新たに測定を開始したnuroモバイルは好調なスタートといえる。派手さはないが安定した速度を出している印象だ。今後強みを伸ばしていくのか、全体的に底堅いサービスとなるのか、楽しみだ。

 全体的には26日(木)午前中の速度は非常に伸びたものの、27日(金)に測定したランチタイム、夕方の速度はかなり落ちている。週末の金曜日、気温の上昇など、人々が活動的になり通信も混雑したのかもしれない。

 各サービスの傾向をまとめると以下の通り。

  • IIJmio……昼時、上りはやや苦手
  • OCN モバイル ONE……混雑時と上りは低調
  • BIGLOBE SIM……朝に強い
  • b-mobile(おかわりSIM)……昼時は苦手
  • LINEモバイル……朝が得意で底堅い
  • 楽天モバイル……夕方得意で底堅い
  • NifMo……朝に強い
  • FREETEL SIM……混雑時得意で安定感あり
  • ロケットモバイル……朝と上りが得意
  • U-mobile PREMIUM……朝と上りが得意
  • DMM mobile……朝、夕、上りが得意
  • Wonderlink(LTE Iシリーズ)……昼以外は底堅い
  • mineo(Dプラン)……朝に極めて強い
  • Wonderlink(LTE Fシリーズ)……実は常に底堅い
  • 0 SIM……測定不能が続き、厳しい状況
  • DTI SIM……常に底堅い
  • イオンモバイル……意外と底堅い
  • エキサイトモバイル……これまた底堅い
  • nuroモバイル……夕方の下り以外は安定
  • ドコモ(mopera U)……速いが、夕方上りが弱点

 0 SIMは最近速度測定の成績が遅かったので不安はあったが、2回のテストでエラー、測定不能になってしまった。データ通信が500MB未満まで0円なのは確かに魅力だが、ここまで速度が出ないと、サブ回線で使うのもつらそうだ。

 今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。

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