iPhoneなどの新モデルの分解レポートで知られる米iFixitの非営利部門iFixit ORGは6月27日(現地時間)、環境保護団体Greenpeaceの新キャンペーン「修理しやすくて長く使える地球に優しい製品を作ってください!」に協力したと発表した。
このキャンペーンは、米Apple、韓国Samsung Electronics、韓国LG Electronicsの3社に対し、修理しやすく、結果的に地球に優しい製品を作るよう署名を呼び掛けるというものだ。この3社は、iFixitのこれまでの分解レポートの「修理しやすさ」評価で特に低いポイントが多かった。
Greenpeaceは、「近年、テクノロジーの賞味期限が短くなっています。アップル、サムスン、LGといったIT企業が、長持ちしない製品を作っているからです」と主張し、「IT業界をリードするアップル、サムスンといった企業に、テクノロジーを捉え直して、より長く使えて資源を浪費しない、地球に負荷を与えない製品をデザインするよう働きかけませんか?」と呼び掛けている。
キャンペーンページには、iFixitが提供した、17メーカーから発売された最近の44モデルの修理しやすさ評価がまとめられている。
iFixitは公式ブログでメーカー別修理しやすさ分布図も公開した。iFixitは「最近の端末は以前より修理しやすさのスコアが低くなってきており、業界全体で修理しにくい設計が増えている」と指摘する。
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