18時台は最も周辺が混雑し、さすがに今回も人が大変多かった。ただし通信状況はランチタイムよりは改善し、下り0Mbps台は2サービスのみ。7月は0Mbps台が7サービスもあったので大幅に改善した。
下りトップは今回もmopera Uで45.36Mbps。7月も44.25Mbpsとほぼ同じくらいの速度で安定している。
MVNOでは40.02MbpsのBIGLOBE SIMがトップに。7月は1Mbps台だからすさまじい速度アップだ。さらにランチタイムで好調のロケットモバイルが2位に。しかも26.91Mbpsと十分な速度だ。次はnuroモバイルが26.05Mbpsで続く。
さらに14Mbps台にU-mobile LTE使い放題。10Mbpsを切るものの6.96Mbpsの楽天モバイルも健闘しているといえる。他は1〜2Mbps台が多い。
ワースト1位はやはり0 SIMで0.15Mbps。測定不能にならないだけマシという速度。なお0 SIMはエラーのため測定時間が少しずれている。
そしてワースト2位に0.78MbpsでFREETEL SIM。混雑時に強いサービスだったが勢いに陰りが見え始め、前回は持ち直したようにも思えたが、今回はランチタイムに続いていまひとつの結果となった。
上りの速度はトップがb-mobile(おかわりSIM)の4.08Mbps。実は前回も同じく4Mbps台で上りのトップ。2位は3.48MbpsのOCN モバイル ONE、3位は3.14MbpsのNifMo。
上りのワーストは下りと同じく、ワースト1位が0 SIMの1.32Mbps、ワースト2位がFREETEL SIMの1.4Mbps。ただし1Mbps台は他にも6サービスある。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
IIJmio | 18:04 | 2.37 | 1.83 |
OCN モバイル ONE | 18:04 | 1.1 | 3.48 |
BIGLOBE SIM | 18:04 | 40.02 | 1.98 |
b-mobile(おかわりSIM) | 18:08 | 1.76 | 4.08 |
LINEモバイル | 18:08 | 1.1 | 1.67 |
楽天モバイル | 18:08 | 6.96 | 2.43 |
NifMo | 18:08 | 1.19 | 3.14 |
ロケットモバイル | 18:12 | 26.91 | 2.57 |
FREETEL SIM | 18:12 | 0.78 | 1.4 |
DMM mobile | 18:12 | 2.47 | 2.02 |
U-mobile LTE使い放題 | 18:12 | 14.61 | 1.92 |
mineo(Dプラン) | 18:16 | 1.47 | 2.02 |
DTI SIM | 18:16 | 1.69 | 2.07 |
0 SIM | 18:17 | 0.15 | 1.32 |
イオンモバイル | 18:16 | 1.58 | 1.83 |
エキサイトモバイル | 18:20 | 2.08 | 1.93 |
nuroモバイル | 18:20 | 26.05 | 2.38 |
ドコモ(mopera U) | 18:20 | 45.36 | 2.39 |
前回LINEモバイルから楽天モバイルへMVNOの主役が変わるかと思われたが、まさかのロケットモバイルが急浮上。前回は常に遅いとまで評したが、ランチタイムと夕方という混雑時に常に下り平均20Mbps以上というのは心強い。ただこれが長続きするのか? というのが分からない。次回を楽しみにしたい。
さらにBIGLOBE SIMとnuroモバイルの活躍も驚き。どちらもランチタイムは0Mbps台だったが夕方に40Mbps、20Mbps台と好調。エキサイトモバイルは午前中だけだがmoepra Uも抑えてトップを奪い、存在感がある。
3時間帯で一度も下り0Mbps台に落ちることがなかったのは、ロケットモバイルとmopera Uを除くとb-mobile(おかわりSIM)、LINEモバイル、楽天モバイル、U-mobile LTE使い放題の4サービス。
ただしLINEモバイルと楽天モバイルはランチタイムに再測定したのが気掛かり(いずれも12時49分に再計測)。またb-mobile(おかわりSIM)は速度が出やすい午前中に2Mbps台なのが不安。
そんな3サービスと違って、U-mobile LTE使い放題は前回も夕方に強かったが、今回は14Mbps台とかなり速度が出た。ランチタイムで再測定なしに1.4Mbps台というのも心強い。
苦しんでいるサービスを見ていくと、筆頭はやはり0 SIM。今回は上りの速度もいまひとつで、測定不能もあり、メイン回線にするのはつらい。
次につらかったのがFREETEL SIM。以前は混雑時に強いサービスだっただけに、下り0Mbps台が続いたのは残念だ。
ただし前回パッとしなかったロケットモバイルやnuroモバイルが大活躍し、遅かったMVNOにも希望があるというのがよく分かった(その逆も)。回線の増強、契約者の増減、周辺の利用者などにより今後も大きな変化があるかもしれない。
なお上りの速度は前回同様、ドコモ本家を含めて全て1〜5Mbps程度で、極端に速いまたは遅いサービスはない。アップロードが多い人はもっと速いサービスも欲しいだろうが、後日掲載するau系MVNO、Y!mobile、au本家を含めて上りの速度は同じ傾向なので、今のところ上りの速度は気にしなくてもいいようだ。
各サービスの傾向をまとめると以下の通り。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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