デュアルカメラモデルなら必携! カメラアプリ「Focos」でボケつくそう荻窪圭のiPhoneカメラ講座(3/3 ページ)

» 2018年06月07日 19時20分 公開
[荻窪圭ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

iPhone Xならインカメラでも使えます

 iPhone Xのインカメラは赤外線を使って顔を立体的捉えている。そのため、インカメラでもポートレートモードで撮影できる。

 ということは、iPhone Xならインカメラで撮ったポートレート写真でもFocosを活用できるのである。

 ということで一例。

インカメラで撮ったポートレートモード写真で絞りサイズ変更 インカメラで撮ったポートレートモード写真で絞りを調整

 髪の毛のエッジに不自然な部分はあるけれど、背景をより大きくボカすことで背後に映り込んだわたしを目立たなくしてみた。

 iPhone Xを持っている人は、自撮りの背景も自在に操れるのだ。これはこれで楽しい。

人物以外でも楽しめる

 もちろん、Focosは人物じゃなくてもいける。

 小田急の新型ロマンスカー「GSE(70000形)」を正面からポートレートモードで撮ったものを、先頭にだけピントを合わせたり、中の座席にだけ合わせたりしてみた。

先頭にだけピント合わせ 先頭部分にだけピントを合わせ
座席にピント合わせ 今度は中の座席にピント合わせ

 先頭にピントを合わせたら、何となくミニチュア写真っぽい仕上がりに。一方、中の座席にピントを合わせたところ、手前と奥がボケて後ろの座席だけにピントが合った。何か斬新。

ボケかたをコントロールしてより派手に

 もうちょっと遊んでみよう。

 普通に背景を思い切りボカしたのがこちらのポートレート写真。

これをベースに遊ぶ 普通に背景を思い切りボカしたポートレート写真

 この写真を使って、いろいろ遊んでみる。

 今までの例では、絞りサイズの「サイズ」を使ってボケをコントロールしてきたのだが、絞りサイズには他に「シェイプ」「ハイライト」「ビビッド」「変形」の機能が付いてくる(シェイプの一部項目とハイライトはプロバージョン限定)。

 最初のおすすめは「ハイライト」。

 これを選んでスライドバーを一番右へ持っていくと、背景の明るい部分が強調されて、そこのボケが大きく目立つのだ。

ハイライト 「ハイライト」を使う。背景の明るい点が大きな丸いボケになったのが分かる。いわゆる「丸ボケ」だ

 続けて「シェイプ」を変える。

 これは「絞りの形」を変えるものだと思えば良い。普通は「円形」だけれど、これを変えるとボケの形が変わるのだ。

 七角形にしてみよう。

七角形シェイプ 「シェイプ」で絞りを七角形に

 今のレンズは「円形ボケ」を目指してるけれど、レンズによってはこんな風にボケることもありますね。

 デジタルならではのシェイプもある。Appleロゴマークボケを試してみたのがこちら。

Appleロゴシェイプ 「シェイプ」でAppleロゴマーク絞り。

 この形でボケるとか……デジタルならではのお遊びですな。

 シェイプはイルミネーションのように点光源を背景に使った写真だと派手に出て面白い。

 ボケ方を楽しむもう1つの機能として、「レンズ」がある。

 カメラはレンズによって背景のボケ方が変わる。そこで、ボケ方に癖がある古い有名なレンズをシミュレートしてみよう、というのがこの機能だ(一部レンズを除きプロバージョンでのみ利用可能)。

 例えば「Olympus Zuiko」にすると、周辺部が中心に向かう放射状のボケを楽しめる。また、「Carl Zeiss Jena」にするとぐるぐる回るようなボケを楽しめる。

Olympus Zuiko 「Olympus Zuiko」レンズを使ってみる。「ZUIKO(瑞光)」は、オリンパスのレンズブランド……なのだが、現行のマイクロフォーサーズカメラ用のZUIKOレンズではこんな癖の強いボケ方はしないので注意(念のため)
Minolta RF 250 「Minolta RF 250」レンズを使ってみる。RFは「レフレックス」の略。レフレックスレンズ(反射望遠レンズ、ミラーレンズ)を使うと、背景がこのようにリング状にボケる。それを再現している

 このように、ボカす範囲やボケ方をデジタル処理で楽しめるのが「Focos」なのだ。

 まあ、なんだかんだいってデジタル処理なので、リアルな光学的ボケに比べると不自然だったり、古いiOSのポートレートモードで撮った写真には未対応だったりする点には注意。

 でもポートレートモードで撮ったら、Focosでボケをコントロールして楽しんでくださいまし……というくらいに面白い。

 デュアルカメラなiPhoneをお持ちの人は、無料版でも良いので一度お試しあれ。

 最後にネコ写真に「Helios 44」レンズ+ハートマークのぼかしをかけたものと、冒頭で紹介した写真のFocosボカシバージョンをどうぞ。

ネコ写真 ポートレートモードで撮った猫に、「Helios 44」レンズ+ハートマークのぼかしをかけてみた図
冒頭で紹介した写真のFocosボカシバージョン 冒頭で紹介した写真のFocosボカシバージョン……って靴かい!
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  3. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  4. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  5. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  6. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
  9. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  10. 「iPadOS 27」発表 Siri AI対応で生産性が向上、スクショから調べ物も可能に (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー