富士通の「FMV-BIBLO NW」シリーズは、水冷システムとサブディスプレイを備えるハイエンドノートPCだ。2009年夏モデルは「NW/D90D」の1モデルのみラインアップする。価格はオープン、実売25万円前後と予想される。
NW/D90Dは1366×768ドット表示に対応するアスペクト比16:9の16型ワイド液晶ディスプレイに、480×272ドット表示に対応する4型タッチパネルディスプレイ、地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル放送に対応するテレビチューナー、Blu-ray Discドライブといった仕様を2009年春モデルの「NW/C90D」から継承しつつ、CPUをCore 2 Duo P8600(2.4GHz)からCore 2 Duo P8700(2.53GHz/FSB 1066MHz/2次キャッシュ3Mバイト)、メインメモリを2GバイトのPC3-8500 対応のDDR3 SDRAM(1Gバイト×2)から4GバイトのPC3-8500対応のDDR3 SDRAM、HDD容量を320Gバイトから500Gバイトに基本機能を向上させた。
キーボードの上部に配置する「タッチスクエア」は、ランチャー機能をはじめ、テレビやDVD再生時のリモコン機能、テレビやDVD-Video/写真データのビュワー機能などが利用できるタッチパネル式のサブディスプレイ。NW/D90Dは新たに「電子辞書モード」を備え、タッチ操作で辞書検索も行えるようになった。
このほか、音質を強化する「MaxxAudio」を搭載する。MaxxAudioはテレビや映画、音楽といったコンテンツを広がりと臨場感のある音質に補正して再生できるもの。低音の幅と迫力を向上させる“MaxxBass”、高音域の幅と迫力を向上させる“MaxxTreble”、左右の音の広がりを強化する“MaxxStereo”、小さな音は大きく、大きな音はゆがみをなくして表現する“MaxxVolume”などの機能を設定できる。
ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN(11nはドラフト2.0準拠)と1000BASE-Tの有線LANを内蔵。主なインタフェース類は、USB 2.0×4、eSATA、4ピンのIEEE1394、アナログRGB出力、HDMI出力、サウンド関連、SDメモリーカード(SDHC)/メモリースティックPRO対応スロット、ExpressCard/54スロット、指紋センサーを装備する。
FMV-BIBLO NWシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-BIBLO NW | NW/D90D(FMVNWD90D) | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8700(2.53GHz) | 4096MB(DDR3) | 500GB | Windows Vista Home Premium(SP1) 32ビット | 25万円前後(WEB MART価格:24万9800円) |
FMV-BIBLO NWシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-BIBLO NW | NW/D90D(FMVNWD90D) | 16型ワイド+4型サブディスプレイ | 1366×768ドット/480×272 | Intel GM45 Express | BD-R/RE、2層対応DVDスーパーマルチ対応Blu-ray Disc | チップセット内蔵 | 地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル | 約3.4キロ |
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