LOOX初の“正統派”Netbook──「FMV-BIBLO LOOX M」2009年PC夏モデル

» 2009年04月21日 11時00分 公開
[ITmedia]

2色のカラーバリエーションモデルを用意

Atom N270とIntel 945GSE Expressを搭載した“正統派”NetbookのFMV-BIBLO LOOX M

 FMBV-BIBLO LOOX Mは、CPUにAtom N270(動作クロック1.6GHz)を搭載し、チップセットにはIntel 945GSEを採用するNetbookだ。富士通では、すでにFMV-BIBLO LOOX UにAtomシリーズを採用しているが、こちらはAtom Z520(動作クロック1.33GHz)とUS15Wでプラットフォームが構成されるため、ASUSのEeePCシリーズやAcerのAspire One、MSIのWind Netbookといった“正統な”Netbookとしては、FMV-BIBLO LOOX Mが同社初となる。

 メモリ容量は1Gバイト(最大2Gバイト)、データストレージは160Gバイトの2.5インチHDDを搭載する。本体に搭載されるインタフェースには、USB 2.0×3、SDメモリーカード(SDHC対応)とメモリースティック(PRO対応)が利用できるメモリカードリーダー、100BASE-TX/10BASE-Tに対応する有線LAN、アナログRGB出力などが用意される。また、無線接続ではIEEE802.11b/gとBluetooth 2.1+EDRが利用できる。

 解像度1024×576ドットの10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するボディのサイズは、258(幅)×189(奥行き)×29〜34(厚さ)ミリで、重さは標準バッテリーパック搭載時で約1.2キロになる。この状態でバッテリー駆動時間は約2.6時間、オプションの大容量バッテリーパックを搭載すると約5.3時間に伸びる。なお、大容量バッテリーパックを搭載すると、重さは約1.35キロに増える。液晶ディスプレイのバックライトにはLEDが使われており、省電力に貢献している。

 キーボードサイズのピッチは約17.2ミリと、10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載したNetbookとしては、余裕のあるサイズを確保できた。富士通では、快適な入力環境がユーザーに提供できるとアピールしている。

 カラーバリエーションには店頭モデルで「ルビーレッド」と「ミルクホワイト」の2種類が用意されるほか、Web限定モデルではこの2色に加えて「シャイニングブラック」も選択できる。出荷開始は4月23日からの予定。価格はオープンで、Web直販のWEB MART価格は5万9800円となる(ただし、新製品モニター割引クーポンを最大適用した場合は4万9634円)。

LOOX Mで用意されるカラーバリエーションには、店頭モデルで「ルビーレッド」(写真=左)と「ミルクホワイト」(写真=中央)が用意されるほか、Web直販モデルではこの2色に「シャイニングブラック」(写真=右)も加わるようになる

FMV-BIBLO LOOX Mシリーズの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ ストレージ OS 実売
FMV-BIBLO LOOX M M/D10 1スピンドル 新シリーズ Atom N270(1.6GHz) 1GB 160GB XP Home(SP3) 6万円前後
FMV-BIBLO LOOX Mシリーズの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
FMV-BIBLO LOOX M M/D10 10.1型ワイド 1024×576 Intel 945GSE チップセット内蔵 約1.2キロ


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