TDP125ワットのPhenom II X4 965 Black Editionで何がどう変わった?イマドキのイタモノ(2/2 ページ)

» 2009年11月04日 14時01分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
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TDPが下がっても性能は下がらない?

Sandra 2009.SP2 v15.72

CPU Arithmetic−Dhrystone iSSE4.2/ALU
CPU Arithmetic−Whetstone iSSE3
CPU Multimedia−Multi-Media Int x8 aSSE2

CPU Multimedia−Multi-Media Float x4 iSSE2
CPU Multimedia−Double x2 iSSE2
Memory Bandwidth−Int Buff'd iSSE2

Memory Bandwidth−Float Buff'd iSSE2

SYSMark 2007 Preview Patch-4

Ratings
E-Learning
VideoCreation

Productivity
3D

PCMark Vantage Build 1.0.0

PCMarks
Memories
TV and Movies

Gaming
Music
Communications

Productivity
HDD

PCMark 05 Build 1.2.0:

PCMarks
CPU
Memory

Graphics
HDD

3D系ベンチマークテスト

3DMark Vantage Build 1.0.1:CPU Score
Crysis(Patch 1.2.1):CPU_Benchmark

CINEBENCH R10

Single CPU
Multiple CPU
Multiprocessor Speedup

消費電力

Sandra CPU Arithmetic:ピーク値
アイドル時におけるシステム消費電力をワットチェッカーで測定

 基本的に125ワット版も140ワット版もスペックは同じなので、ベンチマークテストの結果もほぼ同程度だ。しかし、前回測定したときから、一部デバイスドライバのバージョンが上がっていることが影響したためか、スコアが伸びたテスト項目や、逆に低くなったテスト項目がある。例えば、PCMark05のGraphicsでは125ワット版が落ち込んでいるが、SYSMark 2007 Preview Patch-4のVideoCreationやPCMark VantageのMusicでは、125ワット版でスコアが向上した。ただ、Sandra 2009.SP2 v15.72のCPU関連テストではスコアに違いがないことから、今回のリビジョンアップでCPUコアの内部に手を入れたとは考えられない。

 消費電力に関しては、140ワット版に対して125ワット版は確実に低くなった。特にピーク時におけるシステム全体の測定値では、140ワット版から16ワットほど低い結果が測定されている。また、アイドル時の測定値でも若干だが140ワット版より下がっている。

扱いやすさはアップ。15ワットのオーバークロックマージンに期待?

 AMDは、ハイエンドモデルで“高TDP高クロック”版を先行して投入し、プロセスルールの生産がこなれていく過程で低いTDPに落としたモデルを投入する。125ワット版のPhenom II X4 965 BEもこの流れに沿って登場したといえる。

 TDPが125ワットに収まったことで、利用できるCPUクーラーユニットやマザーボードが増え、自作PCユーザーにとってハードルが下がったメリットは大きい。また、TDPが下がったことでオーバークロックにおけるマージンが確保されている可能性もある。今回の計測ではピーク時で15ワットほど省電力が引き下げられたことから逆算すれば、動作クロック3.6GHzあたりでもTDP 140ワット相当の消費電力に収まるのではないだろうか。

 すでに140ワット版に合わせたCPUクーラーユニットとマザーボードを所有しているユーザーにが、さらなるオーバークロックという楽しみを、新しく登場した“965 BE”は与えてくれるだろう。

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