ノートPCの売れ筋は、2010年春モデルにおける主力機種の登場を控えるためか、まだ2009年秋冬モデルが占めている。ただ、ランクインする顔ぶれや順位がかなり大きく変動しており、商戦期の狭間となる時期ならではの変化が見られる。
1位は前回と変わらず富士通の「FMV-BIBLO NF」(FMVNFE50)だが、前回の6位から2位に急浮上した東芝「dynabook EX」(PAEX55KLT)のほか、前回のランク圏外から7位に浮上したNECの「LaVie Light」(PC-BL330VA6)、同じくランク圏外から10位に浮上した東芝の「dynabook MX」(PAMX33KNG)がランクインした。
NetbookおよびCULVノートPC、低価格ノートPCのカテゴリに入る製品が同時に2機種もTOP10入りするのは、主に家電量販店のPOSデータで集計するこのランキングではおそらく初めて。商戦期の狭間となる時期のため、購買需要が鈍りつつ低価格な製品に向けられやすいこと、そして新モデルへの転換期であることなどの理由が考えられるが、特に新しいカテゴリとなるCULVノートPCが一般層にも需要が高まっていることは、PC業界全体の活性化にもつながる喜ばしい動きといえる。
蛇足だが、2010年1月28日(日本時間)に発表されたアップルの「iPad」は、携帯電話かノートPCか……当ランキングではどのカテゴリに含むのか。(正直、よく分からないので)こちらは国内発売されてからのお楽しみとしておこう。
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