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1月18日、富士通が個人向けノートPC「FMV-BIBLO」およびデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」シリーズのラインアップを一新、2010年春モデルを発表した。従来モデルと同様、店頭および同社直販の「WEB MART」で販売される。一部のモデルを除き、販売は1月21日に開始される予定だ。
Windows 7モデルで第2世代にあたる春モデルでは、ノートPCとデスクトップPCの多くで、CPUにグラフィックス機能を内蔵したインテルの最新プラットフォームを導入しているのが特徴だ。同時にノートPCでは全5シリーズで新デザインのボディを採用したのに加え、重量が約495グラムの超小型ポケットPC「FMV-BIBLO LOOX U」がフルモデルチェンジして復活したのも見どころである。
OSは全モデルで32ビット版のWindows 7をプリインストールしているが、2009年秋冬モデルに比べ、64ビット版のリカバリメディア(Windows 7 Home Premium)付属モデルが増加した。
なお、初心者やシニアユーザー層をターゲットに、「見やすい」「使いやすい」「かんたん」「あんしん」を追求した「らくらくパソコン」の「FMV-BIBLO NF/ER」と「FMV-DESKPOWER F/ER」をはじめ、ワコム製のタブレットを内蔵してマルチタッチ操作に対応した「FMV-BIBLO MT」とハイエンドモバイルPCの「FMV-BIBLO R」、CULVノートPCの「FMV-BIBLO LOOX C」は従来モデルを継続して販売する。
ノートPCのFMV-BIBLOシリーズは、春モデル6シリーズのうち、実に5モデルでインテルの新プラットフォームと新ボディを採用している。
中でも注目は、約495グラムと軽量でジャケットの内ポケットに収納できるほど超小型ボディの「FMV-BIBLO LOOX U」だ。1280×800ドット表示の5.6型ワイドタッチパネル液晶はそのままに、これまでのコンバーチブル型のボディをクラムシェルに改めたことで、ボディサイズが204(幅)×106.5(奥行き)×23.8(厚さ)ミリとスリムになった。液晶ディスプレイの両脇に5つのタッチセンサーを内蔵するほか、USB 2.0端子が2基に増え、店頭モデルは全モデルでWiMAXモジュールを内蔵するなどの意欲作だ。CPUはAtom Z520(1.33GHz)、ストレージは30GバイトのSSDで、バッテリーの駆動時間は標準の2セルで4時間、別売の4セルバッテリー装着時で約7.8時間となっている。
OSは32ビット版Windows 7 Home Premiumを採用し、実売想定価格は10万円前後だが、直販のWEB MARTではAtom Z550(2.0GHz)のCPUや容量62GバイトのSSDなどが選べるほか、Windows XPモデルが8万9800円(割引クーポンを適用すれば7万円台)から購入可能だ。さらにWEB MART限定で「A BATHING APE」とのコラボレーションモデルが用意される。液晶ディスプレイ天面のカラーリングや化粧箱がオリジナル仕様になっているのがポイントだ。
※記事初出時、FMV-BIBLO LOOX Uのバッテリー駆動時間に誤りがありました。おわびして訂正させていただきます(編集部/2010年1月18日18時15分)
フラッグシップモデルの「FMV-BIBLO NW」は、液晶ディスプレイが16型ワイドから18.4型ワイドになり、上位モデル「NW/G90T」は1920×1080ドット(フルHD)表示に対応した。ツイーターとサブウーファーを内蔵するなどAV機能の強化とともに、ディスクリートGPUとしてGeForce GT 335Mを新たに装備した。同時に地デジチューナーやタッチパネル式のサブディスプレイ「タッチスクエア」を省いた下位モデル「NW/G75」(画面解像度は1680×945ドット)がラインアップに加わった。
売れ筋のスタンダードモデル「FMV-BIBLO NF」シリーズは、ボディは従来のままでNWシリーズと同様にインテルの新プラットフォームを取り入れた。春モデルでは最上位の「NF/G70」でUSB 3.0をサポートしたほか、Windows Media Centerによる地デジ放送対応モデル「NF/G60T」が追加された。
Atom搭載のNetbook「FMV-BIBLO LOOX M」は、CPUをAtom N450(1.66GHz)、チップセットをIntel NM10 Expressに更新して、ラウンドフォルムの新型ボディに一新された。WiMAXモジュール内蔵モデルが用意されたのもトピックだ。
大画面モバイルの「FMV-BIBLO MG」は14.1型ワイドモデルを廃して13.3型ワイド液晶ディスプレイに統一(画面解像度は1366×768ドットに拡大)してボディを一新、さらにインテルの新プラットフォーム導入とフルモデルチェンジが行われた。上位モデルでUSB 3.0対応となったほか、全モデルで電源オフUSB充電機能をサポートした。加えて、MGとLOOX Mの全モデルで、回転操作で上下スクロール操作が行える円形の「スクロールパッド」をタッチパッド右脇に新設している。
女性層を意識したカジュアルノートPC「FMV-BIBLO S」もCPUとチップセットを改めた新ボディになり、ボディカラーがパール調のピュアピンクとアーバンホワイトに変更された。
個人向けデスクトップPCのFMV-DESKPOWERシリーズは、インテルの新プラットフォームの採用により、GPUを統合した新CPUとチップセットに生まれ変わったのが特徴だ。
光学式のタッチパネルを導入してWindows 7の「Windows タッチ」をサポートすることで直感的にPCを操作できる液晶ディスプレイ一体型PCのFMV-DESKPOWER Fシリーズでは、1920×1080ドット(フルHD)表示に対応した23型ワイド液晶ディスプレイ搭載のフラッグシップモデルと、1600×900ドット表示の20型ワイド液晶ディスプレイ搭載の中位/下位モデルというラインアップを継承する。
春モデルでは、最上位の「F/G90」にのみHDMI入力端子と色鮮やかな映像を実現するDixelエンジンボード2を内蔵したほか、Windows Media Centerによる地上デジタル放送の視聴・録画をサポートし、タッチ操作に非対応なエントリーモデル「F/G50T」が追加された。
液晶ディスプレイとPC本体が分離したセパレート型のFMV-DESKPOWER CEシリーズは、新プラットフォームの導入に加え、上位モデルと下位モデルのボディが共通化した。また、上位モデルのGPUがGeForce GT 240(グラフィックスメモリは1Gバイト)に強化され、新たにHDMI出力端子をサポートした。
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