エプソンは2月25日、「マルチフォトカラリオ」シリーズの新製品としてA4インクジェット複合機「PX-602F」を発売する。価格はオープン、予想実売価格は2万円台後半だ。
2009年2月に発売された「PX-601F」の後継となる小規模事業体・SOHO向け複合機。プリントエンジンは顔料4色インクシステム(つよインク200X)を採用し、ノズル数はブラックを384ノズル、カラーを各色128ノズルを備える。L判フチなし写真印刷の速度は55秒、A4文書印刷の速度はカラー9.5ipm/モノクロ15ipmをうたう。A4カラー文書1枚あたりの印刷コストは8.2円。
2400×2400dpiのCISスキャナ、2.5型液晶モニタ付きのチルト式操作パネル、スーパーG3対応FAX、WindowsからのPC FAX送信、最大30枚セット可能なADF、無線/有線LAN、各種メモリカードスロット、PictBridge対応のUSBポートを装備する。ボディは前モデルのデザインを継承しつつ、天面に指紋や傷が付きにくいドットパターンテクスチャーを採用した。本体サイズは461(幅)×346(奥行き)×236(高さ)ミリ、重量は約8.3キロだ。
エプソンは2月25日、インクジェット式の小型フォトプリンタ「カラリオミー」の新モデル「E-330S」も発売する。ホワイト(E-330SW)、ピンク(E-330SP)、グリーン(E-330SG)の3色のカラーバリエーションがあり、価格はオープン、予想実売価格は1万円台半ばだ。
2008年8月に発売された「E-330」の後継となるエントリーモデル。新たに付属ソフト「E-Photo」経由でのノイズ除去/美肌補正、新ナチュラルフェイス(スリム補正対応)の機能を搭載した。染料4色一体型のインクカートリッジを採用し、L判フチなし1枚あたりの印刷速度は30秒、インク・用紙合計コストは約15.4円だ。
用紙サイズはカード、L判、KG、ハイビジョンに対応。各種メモリカードスロット、PictBridge対応のUSBポートを装備する。本体サイズは231(幅)×169(奥行き)×149(高さ)ミリ、重量は約2.2キロだ。
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