2008年4月に開店したエーバーグリーン直営の店舗「上海問屋秋葉原店」が、2月28日に閉店した。同店の上のフロアで営業していた雑貨店「むだや」も同日シャッターを下ろしている。同店は「開店したときから2年後に継続と終了を判断することが決まっていました。そして約2年が経った現在、店を閉じることにした次第です」と話す。
上海問屋秋葉原店は、低価格なモニターアームやUSBトイまで個性的なアイテムを数多く集めた名物ショップで、平日の夕方には仕事帰りのサラリーマンがよく足を運んでいたという。ネットショップの「上海問屋」は引き続き営業する。
ネットショップやほかの事業を含めた決断のため、店舗単体の好不調を推し量るのは難しいが、アキバ全体における人の流れの変化は少なからず影響を与えたと思われる。「開店した数カ月後に歩行者天国が中止になったというのはありました。影響に関してはほかのお店も同じだと思いますけどね。それでも、ウチの商品をじっくり吟味して、触れたうえで買っていただく人は多かったです。それがリアル店舗のメリットだと思います。今は先のことは考えていませんが、いつか機会があればまた……という気持ちもゼロではありません」という。
秋葉原の歩行者天国は2008年6月15日に中止となったが、主催の千代田区は3月末に都公安委員会に再開を申し入れる意向を示している。早ければゴールデンウィーク前後の復活もあり得る情勢だ。ただし、2月末に聞いたPCパーツショップで働く店員さんの意見は、賛否が拮抗していた。
PCパーツショップ密集エリアで働くある店員さんのコメントが象徴的だ。「従業員としては大賛成です。中央通りからコチラ側に来るには、2〜3本の横断歩道を渡るしかありません。しかし、歩行者天国ならどこからでも向かうことができる。大きな川の上を全部橋にするようなものです。往来しやすくなれば、やはりウチに来てもらえる機会も増えますからね。ただ、一個人としては、あんまり復活してもしょうがないだろうと思っています。一部の人間のパフォーマンスの場になって、街全体がまた変な空気になるのは目に見えてますから。パフォーマンスするにも、行政がしっかり管理できるような仕組みを作って、そのうえで復活するというのが望ましいです」。


閉店直前の上海問屋秋葉原店。対象の小物を袋につめ放題できる100円のキャンペーンを実施していた(写真=左)。開店時の同店。「むだや」はさらに1年前の2007年4月にオープンした(写真=中央)。歩行者天国の中止を知らせる立て看板(写真=右)
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