そのほか注目を集めた新製品を2つ紹介したい。まずは、Radeon HD 5000ファミリーの新GPU「HD 5550」を搭載したSapphireの「HD5550 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-I/VGA」だ。実売価格は1万円弱。
Radeon HD 5550は、ローエンドのHD 5450とエントリーのHD 5570の間に位置するGPUだ。コアクロックは550MHzとHD 5000ファミリーでは最低ながら、シェーダ数は320、メモリ幅は128ビットで、HD 5570に近い仕様となっている。今回登場したHD5550 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-I/VGAは、1GバイトのDDR3メモリを搭載するロープロファイル対応カードで、補助電源はなく、ピーク時の消費電力は40ワットになる。
某ショップは「Radeon HD 5000はすごくバリエーションが多いですが、HD 5570カードとも価格差が2000円程度ですし、HD 5550はすごく微妙な位置付けですね。かゆいところに手が届きそうで届かないというか……。まあ、1万円前後でゲーミング性能がちょっとあるカードを求める人に売れるかもしれません」と感想をもらしていた。
サプライ品で目立っていたのは、フリーダムの「PCLシリーズ」だ。長さ300ミリのテープ状LEDで、価格は1500円前後。LED側のテープを黒と白でカラーリングした2種類があり、ランプの色には青/赤/白/緑/赤の4種類がある。途中でハサミを入れてカットすることも可能だ。
同様の製品は、2月中旬にLIAN-LIから「LEDシリーズ」が出回っている。こちらは青と赤の2種類をラインアップしており、価格は2500円前後だ。2モデルの違いについて、ソフマップ秋葉原本館は「LIAN-LI製品のほうが光量が大きいです。テープの見た目が整っているのはフリーダム製。価格差もありますが、PC内部の作業灯として使うならLIAN-LI製、光モノの装飾として使うならフリーダム製がオススメです」。
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