肝心の電子書籍を読んでみたところ、こちらも動作は軽快だった。ただ、電子書籍の閲覧時やマイ デスクトップ画面は常に縦位置で固定(天地180度は回転)され、横位置では表示されないのがもどかしい。Webブラウザの表示やYouTube鑑賞時、アプリケーション一覧画面などは横位置表示に対応する。液晶ディスプレイはIPSではないものの、視野角は確保されており、正対時に不満を覚えることはなかった。
電子書籍を閲覧しているところ。ページ送りは非常に軽快だ
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YouTubeを見ているところ。横位置での表示に対応する
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パナソニックが放つタブレット端末の第1弾となるであろう本機だが、電子書籍リーダーとしてだけでなく、標準でメーラーやラジオ機能(radiko.jp)、Webブラウザー、カメラ機能を備えている。現時点でAndroidマーケットには非対応だが、同社製テレビやレコーダーを扱える「VIERA remote」や「DIGAリモコン」がプリインストール済みで、DIGAシリーズ向けの番組予約サービス「DiMORA」と、番組視聴サポートサービス「MeMORA」も利用可能だ。
シャープの「GALAPAGOS」、ソニーの「Reader」に続く国内メーカー発の新たな電子書籍リーダーとしてはもちろん、パナソニック×楽天というタッグという点でも要注目の端末であることは間違いがない。価格はまだ未定とのことだが、正式発表時に示されるであろうサービス内容を含め、今後の動向が気になるところだ。
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