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» 2011年08月16日 09時00分 公開

最新タブレット徹底比較(2011年春&夏モデル編):第1回 持ちやすくて基本性能の優れたタブレットは?――Android 3.x搭載機とiPad 2を比較 (2/3)

[小林誠,ITmedia]

バッテリー交換や外部端子に差があり

photo これがREGZA Tabletのバッテリー部分。側面の隙間から爪を入れて慎重にはがしていく。筆者の場合、爪がけっこう痛くなったのでご注意を。外し方は説明書にも掲載されている

 タブレットのメリットとしてバッテリーがよく持つことが挙げられる。公表されている数値だと、Optimus Padは待機時間が最大約900時間。37日間以上、放っておいてもバッテリーが持つことになる。もちろん頻繁に利用していればバッテリーもだいぶ減るが、1日充電し忘れるくらいなら気にしなくてもよさそうだ。また、REGZA Tabletは背面のカバーを外せるので、ユーザーがバッテリーを交換できる。REGZA Tablet向けの「バッテリパック61AD」は東芝ダイレクトPC価格で1万1340円と高めだが、出張や旅行用などに持っておくと便利だろう。

photo Optimus Padのテザリング画面。設定アイコンの無線とネットワークから選択できる。チェックを入れるだけで簡単に使える

 通信方式ではテザリングができるOptimus Padが有利か。バッテリーの容量も大きく、ルーター代わりにしても安心だ。Optimus Padでルーターと同じ「定額データプラン スタンダード2 バリュー」+「定額データスタンダード割2」に加入すれば(他の定額データプランでもよいが月々サポート適用はこのプランのみ)、テザリングを使っても上限は月5985円で済む。

 メモリカードスロットの有無と内蔵メモリも気になるところ。内蔵メモリのみ備えるのがOptimus Pad。32Gバイトとはいえ、今後長く使うことを考えると不安だ。XOOMは当初はmicroSDに対応していなかったが、アップデートにより現在は対応している。ICONIA TABもmicroSDに対応。

 REGZA TabletはmicroSDではなく、SDカードスロット(eMMC)に対応。これは地味に便利。まずSDカードの方が大容量で安い場合が多い。SDHCカードでも32GBが3000円台だ。デジカメなどでこれまで使っていたSDカードもそのまま使える。ただし、スマートフォンやケータイのmicroSDを使う場合はアダプターが必要となる。

photo REGZA TabletのSDカードスロット。縦画面で使う場合、右側面の下側にある

 iPad 2にはメモリカードスロットはないが、64GB版があるので、容量が気になる人はそちらを選ぼう。もともとiTunesと連携できるほか、最大5Gバイトのオンラインストレージを利用できる「iCloud」が秋に始まれば、なおさら容量は気にしなくていいかもしれない。

 さらにICONIA TABとREGZA TabletにはUSB 2.0のポートがあり、USBメモリを挿して使えるので、さらに利便性が高くなる。USBメモリ内のデータをタブレットで見られるほか、ファイラーアプリがあれば(REGZA Tabletには「File Manager」があり、「アストロファイルマネージャ」も使えた)、端末内の写真などのデータをUSBメモリに移すことも簡単にできる。

photophoto ICONIA TABにUSBメモリを挿したところ(写真=左)。横画面で使う場合、右側面下側にポートがある。ICONIA TABの場合、挿しても通知は出ないが、設定のストレージに「外付けUSBメモリ」の項目があり、容量が示される(写真=右)
photophoto REGZA TabletにUSBメモリを挿すとこんな感じ。こちらは縦画面で使う場合、底部の中央部にポートがある(カバーを外して挿す)(写真=左)。REGZA TabletではUSBメモリを挿すと通知がステータスバー部分に出る(写真=右)

 PCに接続する場合、iPad 2は独自のDockコネクタを使う。汎用的ではないが、iPhoneやiPod touchのように、他にApple製品があると流用したり、同じ周辺機器を使えたりできるのがメリットだ。

 Optimus Pad、XOOM、ICONIA TABはスマートフォンと同じMicro USB端子を採用している。最近のAndroidスマートフォンは大体同じケーブルが使えるので、これも少し便利かもしれない。ただしREGZA TabletのみMini USB端子となる。Mini USB端子はスマートフォンでは少ないが、PC周辺機器で採用されているケースは多い。実は今回REGZA TabletとPCを接続したケーブルも、オリンパスのICレコーダーDS700に付属していたものだ。

 AndroidのタブレットはあまりPCに接続しなくても十分使える。充電は各機種付属のACアダプターで可能だ。

 このほか、AndroidではHDMI端子も備えているモデルもある。テレビに動画を出力するならオススメだが、規格が各製品で違うことに注意。REGZA Tabletは通常のHDMIケーブルをそのまま挿せる。イヤフォン端子は今回の5機種すべてにある。REGZA Tabletにあるドッキングポートは別売のクレードル(1万500円ほど。HDMI出力端子、USB2.0ポート×2などがある)用だ。

photophotophoto Optimus PadのタイプCのHDMI端子(左)とMicro USB端子(右)。横画面で持った場合は底面にある(写真=左)。MOTOROLA XOOMやICONIA TABが採用しているMicro HDMI端子はこちら(写真はICONIA TAB)。タイプCのHDMI端子より小さい(写真=中)。REGZA Tabletの端子部分。左からタイプBのMini USB端子、HDMI端子、USBポート、イヤフォン端子。イヤフォン端子以外はカバーで覆うことができる(写真=右)
バッテリー、通信、端子関連
Optimus Pad L-06C MOTOROLA XOOM Wi-Fi TB11M ICONIA TAB A500 REGZA Tablet AT300 iPad 2(3Gモデル/16Gバイト)
連続駆動時間 連続音楽再生最大約80時間/約900時間(待受時) 連続動画再生最大約8.5時間/約480時間(待受時) 連続動画再生最大約8時間/約400時間(待機時) 連続動画再生最大約7時間 連続動画再生最大約10時間(Wi-Fi)/約9時間(3G)
バッテリー交換 × × × ×
通信規格(3G) 下り7.2Mbps/上り5.7Mbps なし なし なし 下り7.2Mbps/上り1.4Mbps
テザリング × × × ×
Wi-Fi IEEE802.11b/g/n IEEE802.11b/g/n IEEE802.11b/g/n IEEE802.11b/g/n IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth 3.0 2.1+EDR 2.1+EDR 2.1+EDR 2.1+EDR
メモリーカードスロット なし microSD(SDHC/32Gバイト)×1 microSD(SDHC/32Gバイト)×1 SD(SDXC/eMMC)カードスロット×1 なし(※1)
内蔵メモリ 32Gバイト 32Gバイト 16Gバイト 16Gバイト 16Gバイト(他に32/64Gバイト)
メモリ(RAM) 1Gバイト 1Gバイト 1Gバイト 1Gバイト 512Mバイト
小型USB端子 Micro USB×1 Micro USB×1 Micro USB×1 Mini USB Bタイプ×1 なし
USB端子 なし なし 1 1 なし(※1)
HDMI端子 出力(タイプC)×1 出力(micro)×1 出力(micro)×1 出力×1 なし(※2)
充電端子 ACアダプター ACアダプター ACアダプター ACアダプター 30ピンDockコネクタ
イヤフォン端子 1 1 1 1 1
その他端子 なし なし なし ドッキングポート(ポート拡張クレードル用) なし
※1:別売りの「Apple iPad Camera Connection Kit」を利用すれば、SDカードから、またはUSB接続により、デジカメの写真と動画を取り込める。※2:別売りの「Apple Digital AVアダプタ」を利用すれば、対応機器とのHDMI接続が可能。

※Apple iPad Camera Connection KitとApple Digital AVアダプタについて追記しました(8/17 14:31)。

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