Devil's Canyon割っちゃいました──激闘3.5時間!インテルオーバークロックイベントCOMPUTEX TAIPEI 2014(2/2 ページ)

» 2014年06月06日 10時02分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

禁じ手で勝利! インテルどうする!

 3時間30分に及ぶ激闘の末、クアッドコア動作のCPUで最高クロックを出したのは、空冷&水冷部門ではMSIの5498.72MHz、液体窒素冷却部門ではGIGABYTEの6331MHzだった。また、シングルコア動作のCPUで最高クロックを出したのは、空冷&水冷部門ではASUSの5515MHz、液体窒素冷却部門ではこちらもGIGABYTEの6409MHzだった。

 GIGABYTEの液体窒素冷却部門では、COMPUTEX TAIPEI 2014に合わせて発表した液体窒素冷却に特化した「GA-Z97X-SOC Force LN2」を早くも投入していたが、その実力をいかんなく発揮したことになる。

試合終了! 各部門のトップスコアはこのようになった(写真=左)。3時間30分の激闘を戦い抜いた勇者たち。海外ではオーバークロック大会にティーンエイジャーが押し寄せて体育館のような会場が満員になるほど盛り上がっている

 クアッドコア動作CPUの空冷&水冷部門では、終了数秒前までトップスコアが入れ替わる激戦となったが、トップを制したMSIは、Core i7-4790Kを「から割り」していたのが勝因だったと述べていた。「Next Generation Polymer Thermal Interface Material」を訴求するインテルとしては、なんとも複雑な結果になったといえるだろう。

MSIがいち早く割ってしまった“から”の裏側とダイ側の状況。「Next Generation Polymer Thermal Interface Material」を無効にしたMSIが空冷&水冷部門でCPU動作クロックのトップスコアを出したのはインテルとしては複雑な思いだろう

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月08日 更新
  1. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  2. 出荷停止となったAmazon認定スタンドの空席を埋められる? 「Fire HD 8 Plus」「Fire HD 10 Plus」に対応したサードパーティー製ワイヤレス充電スタンドを試す (2024年05月07日)
  3. AIに予算20万円以下でピラーレスケースのビジネスPCを組んでもらって分かったこと (2024年05月04日)
  4. WindowsデバイスでVPN接続ができない不具合/NVIDIAのローカルAI「ChatRTX」にAIモデルを追加 (2024年05月05日)
  5. サンワ、ペンを持つように操作できるペン型マウス (2024年05月01日)
  6. j5create、USB4接続に対応した多機能仕様の外付け拡張ドック トリプルディスプレイ出力も可能 (2024年05月07日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. レノボ「Legion Go」の“強さ”はどれだけ変わる? 電源モードごとにパフォーマンスをチェック!【レビュー後編】 (2024年05月03日)
  9. Steamで「農業フェス」開催中! ポイントショップでは無料アイテムも (2024年05月03日)
  10. Intel N100搭載のChromebookは本当に重たくない? Lenovo IdeaPad Flex 3i Gen 8で動作をチェック! (2024年05月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー