セキュリティ分野ではIntelがプッシュする「True Key」技術のデモが紹介されている。これは顔認証や指紋認証など、複数のファクターによる認証を行ってPCや物理的なゲートでのアクセス権を制御する技術で、簡単なところではPCへのログイン動作、応用例としてスマートロックを組み合わせた扉の開閉がデモで紹介された。
今後IoTの進展でネット接続可能なデバイスの種類の爆発的増加が見込まれており、セキュリティ対策は重要なテーマの1つとなっていくだろう。Intelのこのセキュリティ分野への積極的な取り組みは、同社一連のウェアラブルやIoT戦略とも連動している。
クルザニッチ氏の講演のラストでは、2015年が「ムーアの法則」(半導体の集積密度が18〜24カ月周期で倍増するという内容)の論文公開から50年が経過した記念の年であることが説明され、その提唱者であるゴードン・ムーア氏によるビデオメッセージが公開された。
この節目にあたる年に、Intelは何らかのイベントやプロモーションを仕掛けてくるかもしれない。この辺りにも注目して、今年のIntelをウォッチしていると面白いだろう。
2015年はゴードン・ムーア氏が「ムーアの法則」と呼ばれる半導体技術の進化トレンドの基礎理論を1965年に発表してから、ちょうど50周年にあたる。今回はビデオメッセージの紹介だったが、Intelを挙げて今年は何らかのイベントが行われるかもしれない
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