アジア発のケータイトレンド――「フルタッチ」と「Android」:CommunicAsia 2009(1/2 ページ)

» 2009年06月26日 22時42分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 2009年6月16日から19日まで、シンガポールのシンガポール国際会議場でアジア最大規模の通信関連展示会「CommunicAsia 2009」が開催された。携帯電話各メーカーが新製品を多数発表したが、共通して見られたトレンドの1つが、大型タッチパネルディスプレイを搭載した“フルタッチケータイ”である。

Samsung電子、「Jet」や新OMNIAシリーズを展示

 Samsung電子ブースにはCommunicAsia2009に合わせて発表された「Jet」や「OMNIA Pro」などのフルタッチ端末が大々的に展示されていた。JetはSamsung電子独自開発のOSを採用したハイエンド携帯電話だが、MS Exchange対応のプッシュメールや、Flashが再生できるフルブラウザなど、スマートフォン顔負けの機能を搭載している。実機デモでは、同時に複数のアプリを起動できるマルチタスク機能も注目を集めていた。

photophoto Jetの展示を中心としたSamsung電子ブース。Jetはいわいる音声端末だが、スマートフォンライクな機能を備える

 OMNIAシリーズはOMNIA Proだけでなく、ライトユーザー向けの「OMNIA Lite」もラインアップに追加され、ターゲット層をより広げるものになった。OMNIA Proの最上位モデル「B7610」は、横スライド式のQWERTYキーボードを備えており、フルタッチ&キーボード入力という2つのインタフェースをサポートする。また、“Workモード”と“Lifeモード”という2つのモード設定ができ、仕事時とプライベート時で待受画面などを変更できる。

 OSはWindows Mobile 6.1 Professionalを採用したが、リリース間近とみられる最新バージョン「6.5」へのアップグレードも対応予定とのこと。なおもう1つのProシリーズである「B7320」は、縦型タイプで画面下にQWERTYキーボードを備える。こちらのOSはWindows Mobile 6.1 Standardでタッチパネルには対応しておらず、プッシュメールやスケジュールの同期など、ビジネス向けに特化した端末である。

photophoto OMNIAのビジネス向けサブブランドが「OMNIA Pro」。横スライド&フルタッチの「B7610」とライトユーザー向けの「B7320」の2機種が登場した
photophoto 「OMNIA II」は機能を強化したモデル(写真=左)。「OMNIA Lite」は本体色とスリムなサイズがカジュアルなイメージだ(写真=右)

 Jetとよく似た外観の「OMNIA II I8000」と「OMNIA Lite B7300」は、現行のOMNIAの後継モデルだ。OMNIA IIはタッチパネルの感度を上げた「R Touchスクリーン」の採用や内蔵メモリを48Gバイトに強化した上位モデル。またOmnia Liteは、ボディの横幅を51.8ミリと細くしたスリムモデル。日本で発売される「OMNIA POP 931SC」とイメージは若干異なるものの、女性にも持ちやすく手軽に使えるというコンセプトは共通のものだ。どちらの製品もOSはWindows Mobile 6.1 Professionalを採用した。

photophoto 同社初のAndroid端末「Samsung Galaxy」(写真=左)と背面に太陽電池を備える「Blue Earth」(写真=右)もフルタッチ端末である

 このほかにも「Android」を採用した「Samsung Galaxy」、太陽電池を利用するなど環境にやさしい「Blue Earth」の動作モデルも展示されており、これらもディスプレイはフルタッチ。Samsung電子ブースの展示端末はほぼすべてがフルタッチケータイという状況であった。

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