ドコモが純増1位、KDDI、ソフトバンクも好調――2010年2月契約数

» 2010年03月05日 15時32分 公開
[ITmedia]
グループ名 2010年2月純増数 累計
NTTドコモ 14万8300
 2in1:1500
5569万2500
 2in1:43万7200
KDDI 12万1400 3156万7200
ソフトバンクモバイル 14万5800
 ダブルナンバー:800
2199万8000
 ダブルナンバー:3万5500
イー・モバイル 7万3100 225万7500
携帯総計 48万8600 1億1151万5200

 電気通信事業者協会(TCA)が3月5日、2010年2月の携帯電話・PHS契約数を発表した。携帯電話とPHSを合計した契約数は1億1568万6400で、前月比0.4%の増加。携帯電話単体では合計が1億1151万5200契約で、こちらも前月比で0.4%増だった。

 2月はソフトバンクモバイルの勢いがやや弱まり、14万8300の純増を獲得したNTTドコモが純増トップを獲得した。2月はデータ通信端末が引き続き好調だったことに加え、この時期の新規契約ユーザーに多い学生をターゲットにした「タイプシンプル学割」が好評だった。学生だけでなく、その家族も基本料金が安くなることから、家族と一緒に新規契約する若年層のユーザーが多かったことが大きく純増数を押し上げたという。雑誌「Seventeen」とのコラボレーションで開発されたシャープの「SH-05B」が発売されたことなどもプラスの影響があったという。

 KDDIも2月9日にスタートした「ガンガン学割」など、学生向けの施策が大きく寄与して12万1400の純増となった。auの純増数が10万を超えたのは2009年9月以来。地域によっては22歳以下の契約者を対象に端末を値引きするキャンペーンなども実施しており、2月の後半に契約数が大きく増えたとのこと。端末も春モデルが複数登場しており、特に1月末に発売したシャープの「SH005」が、十分スペックが高いモデルながら価格が抑えられていることから人気を博した。

 惜しくも純増1位の座をドコモに奪われたソフトバンクモバイルも、引き続き14万5800の純増を獲得している。1月にiPhone for everybodyキャンペーン終了にともなう駆け込み需要で大きく純増が増えた関係で、今月は数が少ないようにも見えるが、これまでと比べて特に需要が鈍ってきているということはなく、「iPhoneは依然好調」(ソフトバンクモバイル広報部)だという。「THE PREMIUM5 942SH」「Jelly Beans 840SH」といった新端末が発売されたこと、フォトフレーム「PhotoVision HW001」が引き続き好評なことも純増の要因としている。

 イー・モバイルは、堅調に7万3100件の純増となった。ここ数ヶ月はコンスタントに6万から7万程度の純増が続いている。累計契約数は225万7500件。契約の多くをデータ通信端末が占める状況は変わらないが、最近はNetbookだけでなく、A4やB5サイズのノートPCとのセット販売も増えてきているとのこと。「Pocket WiFi」の人気も衰えていないという。

photo 純増数の推移
photo 純増シェアの推移
MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −2万800
KDDI 5500
ソフトバンク 1万5500
イー・モバイル −300

 番号ポータビリティ(MNP)の利用状況は、ソフトバンクモバイルへの“大移動”が見られた1月から、以前の水準に戻っている。

photo MNP利用状況の推移
2010年2月純増 累計
・システム別
NTTドコモ(W-CDMA) 30万1500 5267万2100
NTTドコモ(PDC) −15万3300 302万400
au(CDMA2000 1x) 12万7900 3130万9500
au(cdmaOne) −6600 25万7700
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 27万1000 2145万4300
ソフトバンクモバイル(PDC) −12万5200 54万3700
イー・モバイル(W-CDMA) 7万3100 225万7500
合計 48万8600 1億1151万5200
・プリペイド契約
NTTドコモ −100 3万6700
au −5900 36万8800
ソフトバンクモバイル −1万1900 91万2800
イー・モバイル 1300 5万5800
合計 −1万6500 137万4100
・通信モジュール
NTTドコモ 8900 157万2300
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 1万6000 106万1200
ソフトバンクモバイル 6万2400 44万2900
合計 8万7300 307万6400
・IP接続サービス
iモード(NTTドコモ) 6万4600 4875万1400
EZweb(KDDI) 7万8500 2671万4300
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 9万100 1716万6200
EMnet(イー・モバイル) −900 5万4800
合計 23万2300 9268万6700

ウィルコムのPHSは6万9600の純減

ウィルコム 2010年2月純増 累計
PHS −6万9600 417万1200
WILLCOM CORE 3G 4600 8万9800
−6万5000 426万1000

 2月18日に会社更正法の適用を申請し、経営再建の途上にあるウィルコムは、厳しい経営環境が続いていることもあり、PHSが6万9600件の純減となってしまった。WILLCOM CORE 3Gは4600の純増となったものの、PHS契約の減少を補うことはできなかった。

 学生や若年層の支持が厚かった同社のPHSだが、昨今は携帯キャリア各社も学生向けの割引策を大きく打ち出し、条件付きながら定額での通話なども実現していることから、新規契約の獲得が思いのほか低調だという。新スマートフォン「HYBRID W-ZERO3」も、販売は好調ながら契約数の大幅な増加には結びついていない状況だ。

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