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» 2013年03月21日 17時30分 UPDATE

「ELUGA X P-02E」レビュー(後編)――バッテリーの持ちやCPUの性能を検証する (1/2)

ドコモのこの春のラインアップのなかで最も多くの機能に対応する「ELUGA X P-02E」。レビュー後編では、2320mAhという大容量バッテリーのスタミナと、クアッドコアCPUの動作性能を検証しよう。

[小竹佑児,ITmedia]

 「スマホはバッテリーの減りが速い」――。多くのスマホユーザーが、1度はこう感じたことがあるのではないだろうか。事実、スマホ・タブレット関連の雑誌やWebサイトでは、バッテリーの持ちを改善するためのテクニックを解説した記事が人気を集めている。

 NTTドコモの「ELUGA X P-02E」は、5.0インチのフルHDディスプレイや1320万画素カメラなどに対応する“全部入り”モデルだ。派手な機能性に注目されているが、「バッテリー残量を気にせずに使いたい」というニーズに応える“スタミナ”関連の機能もいくつか備えている。後編では、P-02Eのバッテリー性能をチェックするとともに、端末の操作性を左右する「CPUの性能」を検証していこう。

photophoto パナソニック モバイル製の「ELUGA X P-02E」。ボディカラーはBlackとBlue Green

バッテリーの容量を増やしながらも、充電時間の短縮に成功

 まずは、P-02Eのバッテリースペックを確認しよう。P-02Eのバッテリー容量は2320mAh。昨年の夏モデル「ELUGA power P-07D」(1800mAh)、「ELUGA V P-06D」(1600mAh)と比較すると、500〜700mAhほど容量が増加されている。

 また、ワイヤレスチャージャーに“置くだけ”で充電ができる「おくだけ充電」にも対応する。ここでのポイントは、充電時の出力電流が増えていることだ。前モデル P-06Dでは700mAだった電流が、P-02Eでは900mAに増加された。これにより、フル充電になるまでの所用時間(充電時間)が大幅に短縮され、P-06Dでは320分だったところ、P-02Eでは240分で充電が完了する。これまで、おくだけ充電は充電時間が長いのが課題とされてきたが、P-02Eではバッテリー容量を増やしながら、充電時間を短縮することに成功したかたちだ。

 おくだけ充電専用のワイヤレスチャージャーのほかに、卓上ホルダが同梱されているのもポイント。この卓上ホルダは、ワイヤレスチャージャーを斜めに立てかけることで、動画視聴などをしながらP-02Eを充電できる。ワイヤレスチャージャーに載せて充電する「平置きスタイル」では動画を視聴しにくいが、この「視聴スタイル」なら、ワンセグやモバキャス、YouTubeなどを、充電しながら快適に楽しめる。

photophotophoto おくだけ充電用のワイヤレスチャージャーP02と卓上ホルダ(左)。卓上ホルダはワイヤレスチャージャーに立てかけられる(中央)。卓上ホルダは、背面にモバキャスの外付けアンテナを収納できる窪みがある(右)
photophoto 通常の「平置きスタイル」(左)のほか、「視聴スタイル」(右)でも充電できる

 パナソニック モバイル独自の省エネ機能として、ELUGAシリーズに搭載されてきた「エコナビ」にも引き続き対応する。この機能では、ユーザーの使用履歴からバッテリーの残り稼働時間を予測できるほか、バッテリー残量の増減を折れ線グラフで確認することもできる。

 P-02Eに搭載される最新バージョンでは、エコナビのレベルを「強・標準・弱・ユーザ選択」から選択できる。「ユーザ選択」は設定項目が増え、より細かい設定ができるようになった。また、Wi-Fi、GPS、データの自動同期のオン/オフを時間帯によって切り替える機能にも対応。例えば、家にいる時間帯はWi-Fiをオンに、外出時している時間帯はオフにといった設定が可能だ。

photophotophoto 「エコナビレベル」は「強・標準・弱」の3段階に加えて「ユーザ選択」が選択可能に(左)。時間をタップするとWi-Fi、GPS、データの自動同期のオン/オフを時間帯によって切り替えられる(中央)。「バッテリーグラフ」では、バッテリー残量と、CPU負荷をグラフで参照できる(右)

バッテリーテストで“スタミナ”を検証してみると……

 バッテリー関連の機能も強化されているP-02E。では、実際に使用してみるとどうなのか。バッテリーはちゃんと持つのだろうか。今回はそれを検証するため、YouTube動画の連続再生テストを実施した。テストの条件は以下のとおりだ。

  • フル充電の状態で約8時間のYouTube動画を再生
  • Wi-Fiはオフにし、通信にはXiを使用
  • エコナビレベルは「弱」に設定
  • 画面の明るさは中程度に設定
  • バッテリー残量の推移は「エコナビ」で確認

 テストは16時05分に開始し、バッテリーは21時25分にゼロになった。5時間20分(320分)持った計算だ。スペックでは、ワンセグの連続視聴時間が約310分、NOTTVの連続視聴時間が約240分となっているので、これらよりも長時間視聴できたことになる。使用環境や視聴する動画によって結果は多少前後する可能性があるが、十分なスタミナを備えていると言える。

photo フル充電の状態で16時ごろに動画の視聴を開始したところ、約5時間20分後に残量がゼロになって電源が落ちた

 今回は、フル充電の状態からメイン端末として利用し、バッテリーが何時間で残量ゼロになるかもチェックした。テストを開始したのは、3月6日(水)の21時30分ごろ。持ち時間を少しでも伸ばすため、「エコナビレベル」は「強」に設定した。テストを開始してから行った主な操作も以下に示しておこう。

  • 通勤時にTwitter、ブラウザを使用(約15分)
  • Gmailでメールチェック(約2分)
  • Facebookアプリを使用(約5分)
  • YouTube動画を視聴(約5分)
  • ディスプレイをオンにして時刻を確認(複数回)

 結論を述べると、残量がゼロになったのは3月8日(金)の午前4時ごろ。約30時間30分持ったことになる。P-02Eのサイトやカタログなどに明記されている通り、「2日間使用可能」といえるかは微妙なところだが、丸1日以上は確実に持つことが分かった。

 なお、バッテリーの減り具合は、ユーザーの利用スタイルや使用環境によって大きく異なってくる。今回の結果は、あくまでも“一例”であり、すべてのP-02Eが同じ結果になるわけではないということに、ご留意いただきたい。

photophoto 3月6日の21:30頃にフル充電の状態でテストを開始(左)。3月8日の4時頃に残量がゼロになった(右)
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