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» 2013年03月29日 12時06分 UPDATE

「AQUOS PHONE Xx 203SH」の“ここ”が知りたい:第1回 AQUOS PHONE Xx 203SH/AQUOS PHONE ZETA SH-02Eの違いは?――外観とスペックを比較

ソフトバンクの春モデルの中でも先進的なスマートフォンとして注目を集めている「AQUOS PHONE Xx 203SH」。「IGZO」を搭載したモデル……といえば、ドコモの「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」も発売中だ。今回は203SHとSH-02Eの違いを調べた。

[田中聡,ITmedia]

 ソフトバンクのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE Xx 203SH」は、4.9インチのHD(720×1280ピクセル)ディスプレイに「IGZO」を採用した先進的なモデル。1.5GHz駆動のクアッドコアプロセッサーに2GバイトRAM、32Gバイトのストレージ、16Mピクセルカメラを備えるほか、下り最大76Mbpsの「SoftBank 4G」に対応するなど、現行機では十分なスペックを持つ。そんな203SHの気になるポイントをレビューしていく。

photophoto 「AQUOS PHONE Xx 203SH」

質問:「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」とは何が違う?

 NTTドコモからは、同じくIGZOを搭載した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」が、2012年11月から販売されている。203SHと同じくクアッドコアプロセッサーや16Mピクセルカメラを採用するなど、203SHとSH-02Eではスペックで共通している面が多い。SH-02Eから約3カ月半後に発売された203SHならではの要素はあるのだろうか。

 まずは外観の違いから見ていこう。ディスプレイのサイズは2機種とも4.9インチだが、幅はSH-02Eの68ミリに対して203SHは69ミリで1ミリ太い。ただし重さは203SHの方がSH-02Eの約152グラムより6グラム軽い、約146グラムだ。

photophoto 左が203SH、右がSH-02E。ボディは203SHの方がやや大きい

 外観上の大きな違いの1つが、203SHがディスプレイの下に備える「クイック起動キー」だ。画面消灯時にこのキーを押すとバックライトが点灯するほか、画面点灯中には、短押しと長押しで特定の機能が起動するショートカットも設定できる(初期状態は短押しでアナザービュー、長押しでパーソナルコレクトボードが起動する)。SH-02Eはバックライトを点灯させる電源キーが上部にあるので少々不便だが、クイック起動キーを使える203SHでは、この不便さを感じなくて済む。またボリュームキーは、SH-02Eは側面の物理キーとして搭載しているが、203SHはディスプレイの下のセンサーキーとして用意している。

photophoto ディスプレイ面の左下に「クイック起動キー」を用意。画面消灯時に押すと、バックライトが点灯する。片手でも押しやすい

 デザインは、SH-02Eは裏側左右下の角を削いだ形状が印象的だが、203SHは角を極力生かしつつ、両側面の角を落とすことで持ちやすさを向上させている。203SHはディスプレイ部周囲の黒いフレームが下に行くほど細くなっており、洗練された印象を与えている。片手で操作をするにはやや大きいと感じることはあるが、SH-02Eと同じくホールド感は良好だ。

photophoto 裏面の丸みの取り方が2機種でやや異なる。SH-02Eは角を特に削いでいるが、203SHは側面を削ぐことで、手のフィット感を向上させている(写真=左)。厚さはほぼ同じだ(写真=右)
photophoto 203SHの下端部は「D」の文字を90度回転したように見える(写真=左)。幅69ミリはやや太いが、片手でもしっかりホールドできる(写真=右)
photophoto iPhone 5、PANTONE 6 200SHと比較(写真=左)。5インチディスプレイを備えるXperia Z SO-02Eと比較(写真=右)

 ソフトウェアの違いはどうだろうか。まずOSは、SH-02EはAndroid 4.0だが(2013年3月29日現在)、後発の203SHはの方が新しいバージョンであるAndroid 4.1を採用している。4.1では通知バーから新着Gmailの本文を読んだり、不在着信から直接電話をかけ直したりできる。現在位置や検索履歴などから必要な情報を提供する「Google Now」もAndroid 4.1の新機能だ。このほか、画面オフでも指をなぞってディスプレイを点灯させられる「Sweep ON」、端末を持っている間はバックライトの点灯をキープする「Bright Keep」、ニュースやスケジュール、メールや不在着信、SNSなどをまとめて表示する「パーソナルコレクトボード」、ワンセグやYouTubeなどの動画を子画面で表示できる「アナザービュー」は、203SHのみ利用できる新機能だ。

 バッテリー容量はSH-02Eの2320mAhに対し、203SHはやや少ない2200mAhだが、ワンセグ連続視聴時間はSH-02E(約560分)よりも203SH(約720分)の方が長い。卓上ホルダは2機種とも使えるが、203SHのみ別売(2048円)となる(ソフトバンクのスマートフォンは卓上ホルダを同梱するものが少ない)。バッテリーパックはどちらも内蔵式で、取り外すことはできない。

photo SH-02Eと同じく、203SHのバッテリーパックも取り外せない。ちなみに上端部のSIM/microSDスロットカバーを開くには、リアカバーを取り外す必要がある

 SH-02Eはドコモ、203SHはソフトバンクの機種なので、キャリア独自のサービスは異なるが、ワンセグ、FeliCa、NFC、防水・防塵などの機能は共通している。モバキャス(NOTTV)はSH-02Eのみ利用できる。ちなみに、SH-02Eのワンセグ用アンテナは右側面に収納されているが、203SHのワンセグ用アンテナは内蔵型なのでスマートだ。

203SHとSH-02Eの主なスペック
AQUOS PHONE Xx 203SH AQUOS PHONE ZETA SH-02E
OS Android 4.1 Android 4.0
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約69×137×10.9ミリ 約68×135×9.8(最厚部約10.9)ミリ
重さ 約146グラム 約152グラム
プロセッサー APQ8064(1.5GHzクアッドコア) APQ8064(1.5GHzクアッドコア)
ディスプレイ 4.9インチHD(720×1280ピクセル)IGZO液晶 4.9インチHD(720×1280ピクセル)IGZO液晶
連続通話時間 3G:約830分、GSM:約630分 3G:約580分、GSM:約690分
連続待受時間 4G:約340時間、3G:約400時間、GSM:約380時間 LTE:約350時間、3G:約380時間、GSM:約340時間
ワンセグ連続視聴時間 約720分 約560分
バッテリー容量 2200mAh 2320mAh
おくだけ充電
卓上ホルダ ○(別売) ○(同梱)
メインカメラ 有効約1630万画素CMOS 有効約1630万画素CMOS
インカメラ 有効約120万画素CMOS 有効約120万画素CMOS
メモリ ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大64Gバイト) microSDXC(最大64Gバイト)
通信速度 下り最大76Mbps、上り最大10Mbps 下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbps
ワンセグ
赤外線通信
FeliCa
NFC
防水 ○(IPX5/IPX7) ○(IPX5/IPX7)
防塵 ○(IP5X) ○(IP5X)

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