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» 2013年05月15日 23時19分 UPDATE

スマホは“ツートップ”推し。“安心感”を強みに持つサービスも――ドコモ夏モデルの狙い

ドコモの2013年夏モデルが発表された。端末の目玉は、ドコモが注力する“ツートップ”の2機種。ほかにも、LTE基地局の拡大やLINEとの提携など、ネットワークやコンテンツの話題にも言及した。

[村上万純,ITmedia]

 NTTドコモが5月15日、2013年夏モデルとしてスマートフォン9機種、タブレット1機種、「らくらくスマートフォン2」の計11機種を発表した。あわせて、2012年冬に発売されたiモード端末の新色も2機種登場した。

photophoto NTTドコモ代表取締役社長加藤薫氏。高機能な端末からスマホ初心者向け端末まで幅広いラインアップを発表した(写真=左)。松坂桃李さん、渡辺謙さん、石原さとみさん、橋本愛さんも発表会に駆け付けた。途中、渡辺さんが出演する新CMも上映された(写真=右)

 今回言及されたのは「2013年夏モデル」「Xiネットワーク」「新サービス」の3点。同時発表されたLINEとの提携にも注目が集まる。代表取締役社長の加藤薫氏は、「便利で安心なサービスを提供し、ユーザーのスマートライフのパートナーになりたい」と自身の思いを語った。

高機能端末からスマホ初心者向けまで幅広い夏モデル

 今回夏モデルとして発表されたのは全11機種。全機種にクアッドコアCPUを搭載し、ユーザーからの要望も多かったという2000mAh以上の大容量バッテリーを搭載した。Web閲覧や通話など、一般的な使い方でスマホを利用した場合の実使用時間で45時間以上使用可能だという。下り最大100MbpsのXiのほか、NFCとNOTTVにも対応している。

 加藤氏が夏モデルの“ツートップ”としてアピールするのがSamsung電子製の「GALAXY S4 SC-04E」とソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia A SO-04E」だ。「どのスマホを買うか決めかねているユーザーにおすすめできるのがこの2機種。あわせて100万台の販売を目指す」と強気の姿勢。GALAXY S4は世界初のフルHD有機ELディスプレイを搭載し、国内のGALAXYシリーズ最高の1.9GHzクアッドコアCPUを搭載し、操作性も向上した。Xperia Aは持ちやすさ重視し、防水・防塵、ワンセグ、おサイフケータイ、NOTTVへの対応など、徹底的に国内ユーザーのニーズに応えた。スリープモードからカメラを起動することも可能だ。

photo ドコモの“ツートップ”機種であるSamsung製の「GALAXY S4 SC-04E」とソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia A SO-04E」。これら2機種は特別価格で提供される

 これら2機種は特別価格で販売される。また、iモードケータイからスマートフォンに移行するユーザー向けの「はじめてスマホ割」や、10年以上ドコモ端末を利用した「ありがとう10年スマホ割」を併用すると、さらに月額利用料金から最大2万円の割引があるという。これらのサービスを利用してXperia Aを購入すると、「結果的に実質5000円の価格になる」と加藤氏は語った。「Samsungやソニーモバイルコミュニケーションズなど、一部メーカーの商品に偏重しているのでは」との質問には、「特定のメーカーの商品を特別視していることはない。2013年冬モデルの主戦力は、商品ベースでまたゼロから選ぶつもりだ。出荷台数などにも差はない」と加藤氏は答えた。「最近は端末のスペックも横並びになった。今後は特長を絞ったラインアップを提供したい」とも話した。

 NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS X N-06E」とパナソニックモバイルコミュニケーションズ製の「ELUGA P P-03E」には、iモード端末から乗り換える層を意識した「シンプルUI」を搭載。幅広いユーザー層を抱えるドコモだけに、スマホ間の乗り換えだけでなく、フィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えにも注力する構えだ。

photophoto スマホ初心者向けのNECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS X N-06E」とパナソニックモバイルコミュニケーションズ製の「ELUGA P P-03E」。iモード端末に近い操作感を意識した(写真=左)。「シンプルUI」ではよく使う最低限の機能がシンプルに配置されている(写真=右)
※初出時に、「iモードケータイを初めて利用するユーザー向けの『はじめてスマホ割』」としていましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします(5/16 11:20)。

スマホ初心者にも安心の月額定額サービス

 「便利で安心なスマートライフ」は、サービス面からも享受できる。「ドコモ サービスパック」は、ドコモがおすすめするサービスを集めた「おすすめパック」と、スマホ初心者の不安を取り除く「あんしんパック」の2種類がある。各サービスを個別に使用することも可能だが、パッケージングすることで、より安価な月額定額サービスを実現した。

photophoto 「ドコモ サービスパック」には、「おすすめパック」(写真=左)と「あんしんパック」(写真=右)がある。「あんしんパック」の中身は、「ケータイ補償お届けサービス」「スマートフォンあんしん遠隔サポート」「あんしんネットセキュリティ」。「ユーザーの不安を取り除く」ことを重視したという

 今回新たにスタートした「dクリエイターズ」では、ハンドメイド作品の購入・出品ができる。加藤氏が「クリエイター発掘・支援の意図もある」という「こだわりの一品」を見つけるためのサービスだ。ドコモ担当者によると、同社が出資している小説・コミック中心の投稿・閲覧サイト「E★エブリスタ」でのCtoCサイト経営ノウハウを生かしているという。「dマーケット」のさらなる拡充も目指し、eコマース分野へ意欲的である姿勢も示した。

photophoto 5月16日からスタートする新サービス「dクリエイターズ」は、ハンドメイドの作品の出品・購入が行える。幅広いジャンルの「こだわりの一品」を厳選するという(写真=左)。「dマーケット」もさらなる拡充を図り、2013年度はeコマースに本格参戦する(写真=右)

つながりやすさと高速化にこだわったXi

 「スマホ時代はネットワークの品質向上が不可欠」――ネットワークにも力を入れるドコモは、LTE基地局の数を2013年度末には前年比の2倍である5万局に増やすという。主要新幹線や主要空港などでは既にXiエリア化は完了しているが、2013年夏には世界文化遺産への登録が予定されている富士山もXiエリア化される予定だ。また、年内には東名阪の1.7GHz帯で下り最大150MbpsにXiを高速化する予定。「一番つながる、使えると実感できる力強いXiサービスを」と加藤氏も熱がこもる。

photophotophoto 加藤氏が強調していたのが「Xiの高速化」。112.5Mbps対応のエリア数を100都市以上、75Mbps対応基地局数を1万5千局に増やす予定だ(写真=左)。2013年度内には下り最大150Mbpsの国内最速ネットワークを実現する予定(写真=中央)。また、現在3G回線がつながる富士山は、2013年夏にXiエリア化される(写真=右)

ドコモの安心感×LINEの先進性

 先日ドコモと業務提携した、LINE代表取締役社長森川亮氏も登壇。全世界で1億5000万人のユーザーを抱えるLINEは、「LINEは未成年のユーザーも多い。安心で便利・快適なサービスを目指してドコモと提携した」という。協業内容は、らくらくスマートフォン向けLINEアプリの開発や、LINEアプリ内へのドコモ専用音声通話ボタンの設置など。LINEでの通話は、通常のドコモの音声通話料金と同額。加藤氏は「今後SNSやその他機能面で共存していく可能性も。スマホ時代に向けて新しいものを積極的に取り込んでいく」と前向きだ。

photophoto ドコモの安心感とLINEの先進性を組み合わせたサービスは今後も継続的に投入していきたいと加藤氏は意欲的だった(写真=左)。「スマホ時代に向けて先進的な取り組みを続けていきたい」加藤氏と、「ドコモとともに安心・安全なサービスを提供したい」森川氏(写真=右)

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