第1回 持ちやすさはどう? バッテリーは交換できる?――「Xperia UL SOL22」「Xperia UL SOL22」の“ここ”が知りたい

» 2013年06月17日 09時00分 公開
[村上万純,ITmedia]

 KDDIのソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia UL SOL22」は、5インチフルHDディスプレイや有効約1310万画素のカメラを搭載し、防水(IPX5/8)、防塵(IP5X)性能も備えた4G LTE対応のフラッグシップモデルだ。スペックだけでなく、デザインや持ちやすさにもこだわった。そんなXperia ULの使い勝手を、数回にわたってレビューしていきたい。

photophoto ソニーモバイル製の「Xperia UL SOL22」。ボディカラーは左から順にピンク、ホワイト、ブラック

質問:持ち心地はどう?

 毎日手にするスマートフォンは持ち心地が重要だ。Xperia ULはNTTドコモの「Xperia Z SO-02E」をベースとしたau向けモデルで、アルミ削り出し技術を施した電源キーや、大画面の5インチフルHDディスプレイなどは共通している。5インチディスプレイを片手で操作すると、画面端や上部のタップが難しいと感じた。

photophoto 5インチフルHDの大画面ディスプレイ(写真=左)。左側面には電源キーが刻印されたアルミ削り出しの電源キーがある(写真=右)
photophoto 5インチの大画面は片手操作が難しく、画面端の下段はぎりぎり指が届く(写真=左)。画面上部に触れるには、端末を持つ位置を変えないと難しい(写真=右)

 Xperia Zは角張ったフラット形状とガラス素材を使ったツルツルの背面パネルが特徴だったが、Xperia ULは丸みを帯びたラウンド形状になった。本体サイズは約71(幅)×135(高さ)×10.5(厚さ)ミリで、丸みがある分、Xperia Zより厚さが2.6ミリ増した。

photophoto 左から順にXperia ULとXperia Z(写真=左)。重ねてみると、背面の形状と質感の違いが分かる。Xperia Zはガラス素材のため、上段のXperia ULが反射しているが、ラバーの質感のXperia ULはしっとりとした手触りだ。フラット形状のXperia Zと異なり、Xperia ULはラウンドフォルムになっている

 背面には光沢のあるインモールド加工が施され、塗装がはがれにくくなっている。背面には有効約1310万画素のメインカメラ、Xperiaとauのロゴ、FeliCaのマークがあるが、ロゴとマークは上から触っても凹凸はない。カラーはホワイト、ピンク、ブラックの3色。ホワイトとピンクは陶器のような滑らかな質感で、ブラックはしっとりとしたラバーの質感だ。ブラックの背面は、指紋は目立たないが白い汚れが多少目立つのが気になった。

photophoto 背面にあるFeliCaのマーク、Xperiaとauのロゴは触っても凹凸がない滑らかな仕上がりになっている(写真=左)。有効約1310万画素のメインカメラ。ブラックの背面は白い汚れが多少目立ち、ゴムの素材はホコリが付きやすい(写真=右)

 ブラックは滑りにくく、Xperia Zより持ちやすい印象を受けた。右手で持つとちょうど電源キーに親指が引っかかり、ロックを簡単に掛けられる。

photophoto 右手で持つと、ちょうど親指が電源キーにフィットする(写真=左)。ブラックのしっとりとした質感は、触り心地が良く手になじむ(写真=右)

質問:バッテリーは交換できる?

 Xperia Zはバッテリー内蔵型でリアカバーは外せないが、Xperia ULではバッテリーの交換が可能となった。防水仕様のため、端末側面と上部にあるMicro USB端子とイヤフォン端子にはカバーが付けられているが、裏蓋には防水パッキンがある。バッテリーを外すと、microICカードとmicroSDカードの挿入口がある。また、Xperia Zにはなかったワンセグアンテナも内蔵された。

photophoto バッテリーは交換可能で、裏蓋は防水パッキンが付いている(写真=左)。バッテリーを外すと、microICカードとmicroSDカードの挿入口がある(写真=右)
photophotophoto 防水仕様のため、端末上部のイヤフォンジャック(写真=左)と右側面にあるMicro USB端子(写真=中央)にはカバーが付いている。Xperia Zにはなかったワンセグアンテナを内蔵した(写真=右)

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