バッテリーはどれだけ持つ?――Xperia Z1 fとXperia Z1を比較「Xperia Z1 f SO-02F」の“ここ”が知りたい 第2回

» 2014年01月21日 11時28分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 ドコモのソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia Z1 f SO-02F」は、幅65ミリ、4.3インチ液晶という小型ボディが特徴だが、小型であるがゆえに、バッテリーがどれだけ持つのかは気になるところ。そこで、5インチ液晶を備える兄弟機「Xperia Z1 SO-01F」とバッテリーの持ちを比較してみた。

photophoto ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Z1 f SO-02F」

 まずは2機種のバッテリースペックをおさらいしておこう。バッテリー容量は、ボディサイズに比例してXperia Z1(3000mAh)の方がZ1 f(2300mAh)より700mAh大きい。しかしディスプレイサイズがXperia Z1の5インチ/フルHDに対して、Z1 fは4.3インチ/HDなので、スタミナの面ではZ1 fの方が有利だ。連続通話時間と連続待受時間はXperia Z1の方が長いが、ドコモが測定する実使用時間はZ1 fの方が長く、通話、メール、ブラウジング、アプリなど、スマホとしてフルに使うのならZ1 fの方がバッテリーは持つようだ。

「Xperia Z1 SO-01F」と「Xperia Z1 f SO-02F」のバッテリー関連スペック
Xperia Z1 SO-01F Xperia Z1 f SO-02F
バッテリー容量 3000mAh(内蔵型) 2300mAh(内蔵型)
連続通話時間 約720分(3G) 約580分(3G)
連続待受時間 約610時間(LTE)、約740時間(3G) 約450時間(LTE)、約500時間(3G)
実使用時間 約57.7時間 約83.6時間

 では実際のスタミナはどうなのか? ということで、簡単ではあるがテストしてみた。まずはYouTubeでHD動画を再生し続けて、1時間ごとのバッテリー残量をチェックした。

 テスト条件は以下のとおり。

  • 12月28日18時59分から、東京都江戸川区の屋内にて実施
  • 満充電の状態で計測開始
  • バッテリー残量の確認には「Battery Mix」アプリを使用
  • モバイルデータ通信(LTE)でストリーミング
  • GPSはオン、Wi-FiとBluetoothはオフにした
  • Googleアカウントの同期はオンにした
  • twicca、Twitter、Facebook、Dropboxにログイン、Yahoo!アプリをインストールした
  • ディスプレイの明るさは中間程度に統一した
  • YouTube動画は横向きに再生した
  • スピーカーの音量はオフにした

 6時間後のバッテリー残量は、Xperia Z1が17%、Xperia Z1 fが25%だった。1時間あたりのバッテリーが減るペースは、Xperia Z1が13〜14%、Xperia Z1 fが12〜13%だった。1時間のみの視聴ならほとんど差がつかないが、長時間視聴を続けるほど差が開いていった。画面サイズと解像度の差の方が、バッテリー容量の差よりも影響が大きい結果となった。

YouTube連続再生テスト
Xperia Z1 SO-01F Xperia Z1 f SO-02F
1時間後 87% 88%
2時間後 73% 76%
3時間後 59% 63%
4時間後 45% 51%
5時間後 31% 38%
6時間後 17% 25%

 続いて、待受状態のまま放置するテストも行った。12月26日0時2分から36時間行い、12時間ごとのバッテリー残量を確認した。残量確認のため、何度かディスプレイを点灯させたが、基本的にディスプレイは消灯したまま。受信したメールなども放置していたので、通知ランプは常に点灯していた。そのほかの条件はYouTubeテストと同じだ。ディスプレイ消灯時に特定アプリの通信をオフにする「スタミナモード」は2機種とも使用していない。

 36時間後のバッテリー残量は、Xperia Z1が79%、Xperia Z1 fが87%だった。公式の連続待受時間とは逆の結果になったが、今回のテストでは、Xperia Z1 fの方がバックグラウンドでの通信を制御できていたことが分かる。

待受テスト
Xperia Z1 SO-01F Xperia Z1 f SO-02F
12時間後 93% 96%
24時間後 88% 91%
36時間後 79% 87%

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