ここから選ぶ! スマートフォン対応カメラキット集める楽しみ(危険)あり(1/2 ページ)

» 2014年03月14日 20時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]

これはハマルと深そうだ!

 「弥生」「卯月」と卒入学式が続く時期は、写真を撮る機会も増える。いまや、日常のスナップはスマートフォンで撮影することが多くなっているが、それでも、別れのとき、出会いのとき、そして、自分にとって区切りのときという、特別な場合には、デジタルカメラで撮影したくなるという。「記録に残す写真はスマートフォン、記念に残す写真はカメラ」とは、以前仕事でお付き合いのあったカメラマンの言葉だ。

 しかし、スマートフォンでもデジタルカメラのようにズーム撮影ができたり、LEDライトや外付けレンズを用意した「カメラキット」、または、「レンズ付きケース」などの周辺機器が最近になって種類を増やしている。量販店のスマートフォンアクセサリーフロアでも、カメラ関連の製品を集めた専用エリアを用意している場合が増えてきた。

 そこで、今回の「ここから選ぶ!」では、これまでITmedia Mobileで紹介してきた「スマートフォンに取り付けてカメラ機能を拡張する」周辺機器をまとめてみた。主流はスマートフォンでズーム撮影やマクロ撮影などができる“レンズキット”だが、LEDライトやスタンドなども付属して、スマートフォンをデジタルカメラのように使うこなすことを目指したキットもある。その多彩なバリエーションは、「深みにハマル」危険性が潜んでいる、かもしれない。

アユート「50X70IP5」

 アユートの「50X70IP5」は、iPhone 5/5s向け天体望遠鏡セットだ。価格は、同社直販サイト「アキハバラe市場」と「アキハバラe市場楽天市場支店」で9429円(税込)。付属のマウンタケースでiPhoneに取り付けると最大50倍の望遠撮影を楽しめる。iPhoneを取り付けなくても望遠鏡になるアイピースやミラーを備え、アタッチメントを組みかえれば光学12倍望遠レンズとしても利用可能だ。

iPhone 5/5s向け天体望遠鏡セット「50X70IP5」

アユート「CD-F」「CD1220IP5」

 アユートの「CD-F」は、広角の魚眼撮影(0.5倍、185度)が楽しめる魚眼レンズ。「CD1220IP5」は、12倍の望遠撮影が可能な望遠レンズだ。どちらもiPhoneに付属の専用ケースを装着すれば、わずか数秒でレンズの着脱できる。CD1220IP5については、レンズ先端のリングを左右に回すことでピント調節が可能。手ブレが気になる時のために、iPhoneホルダーと2段伸縮三脚が付属する。価格は、CD-Fが980円(税込)、CD1220IP5が1980円(税込)。

広角魚眼レンズの「CD-F」と12倍望遠レンズの「CD1220IPS」

マンフロット「KLYP+」

 マンフロットの「KLYP+」は、LEDライトや三脚などを装着可能なiPhone 5/5s用バンパーだ。価格は4600円。素材はポリカーボネートで、ブラック/ホワイト/レッド/ピンクの4色を用意する。側面には各種アクセサリを装着できるレールが用意されており、別売オプションのLEDライトを固定するほか、アタッチメントを介しての三脚への装着も可能だ。オプションには、KLYP+を介して装着する交換式レンズアダプタもあり、ポートレート用の1.5倍望遠レンズ、風景撮影用の0.68倍広角レンズ、半球状の盛り上がった画像を得られる0.28倍魚眼レンズの3つがセットになっている。

 価格は、KLYP+単体で4600円(税別)、LEDライトが9600円(税別)、レンズセットが1万円(同)。KLYP+とLEDライト、およびKLYP+とレンズのセットはいずれも1万3400円(同)。KLYP+にLEDライト、レンズをすべて組み合わせたセットが2万2000円(同)。

「KLYP+」は、オプションで交換式レンズアダプタを用意する

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