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» 2015年03月06日 21時30分 UPDATE

「Xperia Z3 Compact」レビュー 第1回――付属品、持ちやすさ、基本スペックをチェックする

Xperiaシリーズで人気の最新コンパクトモデル「Xperia Z3 Compact SO-02G」を数回に渡ってレビュー。第1回ではデザインやスペックについて取り上げる。

[石井徹,ITmedia]

 ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Z3 Compact」は、4.6型のボディに、最新フラッグシップ「Xperia Z3」と比肩する性能を無理なく詰め込んだ、ハイエンドなコンパクトモデルだ。日本ではNTTドコモから「Xperia Z3 Compact SO-02G」として発売されている。

 本稿ではXperia Z3 Compactの見どころを数回に渡ってレビューしていく。第1回となる今回は、外観やスペックについて取り上げる。

photophoto 本体カラーのバリエーションは、写真のグリーンのほかに、ビビットなオレンジとブラック、ホワイトがある(写真=左)。前面パネルはホワイトモデルが白、それ以外のモデルは黒で統一されている(写真=右)

Xperia Z1 fより画面サイズアップでも、幅はキープ

 まずはXperia Z3 Compactの価格から見ていこう。ドコモオンラインショップでの執筆時点(2015年3月上旬)での一括価格は6万8688円(税込、以下同)。月々サポートの24回分を引いた実質負担額は、新規契約が0円、XiからXiへの機種変更が1万9224円となる。新規契約とMNPの場合は、6カ月の継続契約を条件として割引される「端末購入サポート」を適用することで、一括9072円、実質0円となる。

 パッケージはXperia Zシリーズらしいシンプルなもので、付属品もワンセグアンテナケーブルと卓上ホルダーのみと、最小限に抑えられている。

photophoto パッケージデザインはXperia Zシリーズ共通の、白地に灰色のXperiaロゴが書かれたシンプルなもの(写真=左)。本体のほかに、ワンセグ視聴用アンテナケーブル、卓上ホルダー、クイックスタートガイドが入っている(写真=右)

 ディスプレイはHD表示(720×1280ピクセル)対応の4.6型液晶を採用。従来のXperia Zシリーズにおけるコンパクトモデル、「Xperia Z1 f」や「Xperia A2」が4.3型ディスプレイを採用していたのに対し、本機は、狭額縁ディスプレイを採用することによって、前面の大きさをほとんど変えることなくディスプレイを拡大している。実際、幅はZ1 fとA2の65ミリから変わっていない。

 Xperia Zシリーズ伝統の“ガラス板の1枚板”をモチーフとした形状や“オムニバランスデザイン”は本機でも継承されている。ソニーの提唱するオムニバランスデザインは、その語頭の「オムニ(omni-)」は「すべての―」を意味しており、「すべての面と方向で一番きれいに見せる」というデザイン思想だ。

 前面と背面はカメラの部分を含めた、凹凸のない形状。側面は樹脂製で丸みを帯びている。Xperia Z3 Compactの厚さは約8.6ミリで、Xperia Z3やiPhone 6と比べて1.5〜2ミリほど厚くなっている。この若干の厚みがあることで、持った時の手のひらへの収まりがよい。

 背面がカーブしていないため、手にぴったりと沿うような持ちやすさではないが、側面下部を手のひらにあてて、人差し指を背面に回して支えれば、安定して親指操作ができる。背面にもガラスが用いられており、持った時の手触りの良さが好感触だ。また、Xperia A2から9グラム軽量化されており、適度な重さになっている。

 男性なら、スーツにスマートフォンを収納して持ち運ぶ機会がある方も多いだろうが、本機のサイズなら、スーツの内ポケットに余裕を持って入れられるだろう。

photophoto 側面を手のひらに当てて、親指以外の4本の指で支えるようにすると、手の中にすっぽりと収まる(写真=左)。背面もガラス素材で、滑らかな手触りが心地よい(写真=右)
photophoto iPhone 6、Xperia Z3との比較。上下の額縁が小さい分、iPhone 6とはインチ数の差以上に小さく見える(写真=左)。iPhone 6、Xperia Z3より1.5ミリ以上の厚さがある(写真=右)

 右側面の中央部に配置された丸い形状の電源キーとボリュームキーは、片手操作でも無理なく押せる位置にある。右側面下部にはカメラキーがあり、長押しでカメラを起動して、シャッターキーとして動作する。右手で端末を持って、コンパクトデジカメのシャッターを押すように撮影できる。

photophoto 右側面の下半分の、片手で持った時に操作しやすい位置に電源キー、音量キー、カメラキーが集中している(写真=左)。カメラキーはカメラアプリ起動後、シャッターとして使える(写真=右)
photophoto 前面上部にSONYのロゴ、背面には下部にXPERIAのロゴがプリントされている。背面中央にはdocomo Xiロゴがある

 microSDスロットとMicro USBポート、およびSIMカードスロットは左側面のキャップを開いた部分に配置されている。SIMカードはnanoSIMを採用している。

 キャップは従来のZシリーズから改善されており、開いたときに安定しやすく、閉じやすい構造になっている。ただ、カバーキャップは力をかけると外れやすくなっており、キャップを壊してしまうと防水性能も失われてしまうため、注意が必要だ。

 左側面中央部の端子は、付属の卓上ホルダーに設置する際に充電端子として機能する。

photophoto 左側面の2カ所のキャップにMicro USBポート、microSDスロット、SIMスロットが集中している。SIMはnanoSIMを採用。裏ブタは外せない(写真=左)。電源ケーブルを付属の卓上ホルダーに接続して、端末を立てると横画面モードになる。キャップを外さず充電可能(写真=右)

フラッグシップモデルと遜色のないスペック

 Xperia Z3 Compactには、同世代のハイエンドモデルと比較して遜色のない機能が詰め込まれている。プロセッサはXperia Z3と同じ、QualcommのSnapdragon 801(クアッドコア)を搭載。メインメモリは2Gバイト、ディスプレイはHD(720×1280ピクセル)で、Z3と比べてやや物足りない内容だが、小型ディスプレイであることを考えると、十分に実用的なスペックだろう。

 ディスプレイについては、「トリルミナスディスプレイ for mobile」という技術を採用しており、幅広い色再現性を実現している。

 カメラはメインカメラが2070万画素、インカメラが220万画素。裏面照射積層型CMOSセンサーを採用し、最適化して搭載することで、薄さと撮影機能の両立を実現している。

 最大ISO12800で撮影可能な低照度モードを搭載しており、暗い場所でも明るく撮影できることをウリにしている。カメラ機能については、別途、詳しく紹介する。

 音楽再生では、いわゆるハイレゾ音源の再生に対応しており、別売りのハイレゾ対応イヤフォンを接続すれば、96kHz/24bitまでの音源を外付けアンプなしで再生可能だ。前面にステレオスピーカーを搭載しており、単体でも立体感ある音で楽しめる。

 テレビチューナーについてはワンセグのみの対応で、フルセグには非対応。ワンセグの視聴には付属のアンテナケーブルを接続する必要がある。

 IPX5/8相当の防水性能と、IP6X相当の防じん性能を備え、普段使いには十分な防水防じん機能があるといえる。

 通信は、ドコモの下り最大150Mbps/上り最大50MbpsのXi(LTE)に対応している。対応LTEバンドは、2100MHz帯(Band1)、1700MHz帯(Band3)、1500MHz帯(Band21)、800MHz帯(Band19)と、現在ドコモが展開しているすべての周波数帯が利用できる。

 ドコモのVoLTEを用いた通話に対応しており、従来の3G回線を用いた通話と比較して、よりクリアな通話が可能だ。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acと、現在使用可能な規格全てに対応している。Bluetooth 4.0やおサイフケータイ、NFCといった主要な通信機能もサポートする。

「Xperia Z3 Compact SO-02G」の主なスペック
機種名 Xperia Z3 Compact SO-02G
OS Android 4.4
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 801「MSM8974AC」(2.5GHzクアッドコアCPU)
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト)
ディスプレイ 4.6インチ HD TFT IPS液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」
解像度 720×1280ピクセル
メインカメラ 有効約2070万画素CMOS
インカメラ 有効約220万画素CMOS
防水性能 IPX5/8
防じん性能 IP6X
通信方式 LTE:2100(Band1)、1700(Band3)、1500(Band21)、800(Band19)MHz
W-CDMA:2100(Band1)、850(Band5)、800(Band6)、800(Band19)MHz
GSM/EDGE:850、900、1800、1900MHz
最高通信速度(下り/上り) 150Mbps/50Mbps
連続通話時間 約990分(LTE)、約700分(3G)
連続待受時間 約650時間(LTE)、約800時間(3G)
バッテリー容量 2600mAh
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 4.0
TVチューナー ワンセグ(外部アンテナ)
おサイフケータイ
NFC
ボディカラー ホワイト、グリーン、オレンジ、ブラック
サイズ(幅×高さ×奥行き) 約127×65×8.6ミリ
重量 約129グラム


 スマートフォンの大型化が進む中、本機は、Xperiaのコンパクトシリーズの流れを受け継ぎ、無理なく片手で収まる大きさを実現し、その上で、前機種より拡大したディスプレイ、最新フラッグシップモデルに遜色のないCPUやカメラ、充実した機能を搭載している。快適な操作と上質感のある使い心地を両立したXperia Z3 Compactは、小型モデルでも妥協のない性能を求めるユーザーにピッタリであろう。

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