freebit×CCC――トーンモバイルが「TONE」で変える5つのこと安いだけではダメ(2/2 ページ)

» 2015年05月01日 17時32分 公開
[井上翔ITmedia]
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安心――TONE Family

 TONEには、家族間の見守りサービス「TONE Family」が付帯しており、TONEを契約していれば無料で使える(TONE未契約者が管理を行う場合、別途月額200円の利用料が必要)。

 TONE Familyが提供するサービスは、行動履歴・位置検索、アプリのインストール・利用制限、端末の利用時間帯制限、「エアノック」と呼ばれるコミュニケーション機能、健康管理機能の5つ。子どもや高齢者を含めた、誰が使っても安心なサービスを目指している。

 さらに、初めてスマホを使う人が不安にならないように、サポートの充実にも力を注いでいる。Webベース、電話窓口、TSUTAYAなどの店頭でのサポート、いずれも無料で利用できる。また、6月をめどにTONE Familyを使った家族間のリモートサポートも提供予定だ。

photophoto TONEでは子どもや高齢者でも安心してスマホを使えることを重視
photophoto IP電話アプリで104にダイヤルすると、コンシェルジュ機能が起動する。今のところ、飲食店、美容関係、ホテル、TSUTAYA店舗の検索が行える
photophoto ホーム画面は子ども向けの「キッズ」(写真=左)と高齢者やスマホに不慣れな人向けの「シンプル」(写真=右)も用意
photo 6月に予定されているTONE Familyのバージョンアップで、Webブラウザを使った家族間のリモートサポートが実現する

料金――1種類+オプション

 石田氏は、「3大キャリアも格安スマホも料金プランが複雑で、自分がどのプランを選んでいるか分からなくなることもある。最近は(パケット料金プランも)使い放題ではなくなって、1G、2G、5Gバイトと、どれを選べばいいか分からない」と指摘。その上で、TONEは基本料金プランを1000円(税別)1種類のみとすることを表明した。

 この料金には500〜600kbps程度のパケット通信、IP電話(050番号)、メール、SMSと、先述のサポートやTSUTAYAのオンラインサービスの料金も含まれている。動画を3G回線で視聴する場合、090/080/070番号を使った音声通話を使いたい場合など、追加したいサービスがある場合はオプションサービスを契約する。「僕の場合は、端末代金を含めて、ここ3カ月間の平均(料金)が2800円ほど。渋谷のIT企業の社長が、これくらいの料金で済んでしまう」(石田氏)と、ムダな料金を払わずに済む利点を強調していた。

photophoto 大手キャリアだけでなく、格安スマホも料金の複雑化が進む
photophoto TONEではシンプルに1種類だけ料金プランを用意(写真=左)。3G回線での動画視聴時(写真=右)など、必要なオプションは別途契約する

買い方――オフライン×オンライン

 石田氏は、TONEを「オフライン(店舗)とオンライン(ネット)、それぞれの良さを生かした『O&O戦略』で販売していく」とした。

 オンラインでは、TONE公式サイトから「(プランや端末を選ぶ必要がないので)わずか5分程度で」(石田氏)買えるようになっている。ただし、MNPで転入する場合、オンライン購入では1〜2日間電話が使えなくなる。そこで、オンライン端末を購入した後、届いた端末をTONE取扱店に持ち込んでMNP転入手続きを行う選択肢も用意している。オンラインで購入した端末を、TONE取扱店でサポートを受けることも、TONE取扱店で購入した端末を、Webまたは電話でサポートを受けることも可能になっている。

 オフラインでは、TONEストア(旧「ATELIER freebit」)に加えて、TSUTAYAが直営する地域基幹店12店舗で取り扱いを順次開始する。これらの店舗では、MNPの即日転入やサポートも受け付ける。

photophoto オンラインで買ったTONEは、店舗でのMNP受け付けにも対応する(写真=左)。TONEショップを含め、7月までに全国16店舗体制となる

 freebit mobileが、CCCグループの“Tの世界”を取り込み新しく誕生した「TONE」。昨今の格安スマホ(あるいは格安SIMカード)が抱える問題点を、真正面から捉えて変えていこうという姿勢は大変評価できる。

 ただ、垂直統合の要のひとつである端末が「PandA 3rdLot」とほぼ同じであることには不安を感じた。ファームウェアの改良もあり、動作はキビキビとして快適なのだが、今の時期にLTEに対応しておらず、しかもOSがAndroid 4.2.2であることはどうなのだろうか。石田氏は「端末には重きを置いていない」と説明していたし、端末の新しさやスペックにこだわるユーザーを対象にしていないことも分かるのだが、だからこそ、ハードウェアやOSによってスマホを「陳腐化」させない努力がより一層求められるはずだ。今後のTONEの動向に注目したい。

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