Google、モバイル決済「Android Pay」を米国でスタート

» 2015年09月11日 10時45分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは9月10日(現地時間)、今年のGoogle I/Oで発表したモバイル決済サービス「Android Pay」の提供を米国で開始したと発表した。

 米国在住のNFC機能を搭載するAndroid(バージョンは4.4以降をサポート)端末ユーザーは、同日よりGoogleのパートナー小売り店でAndroid Payを利用できる。

 Android Payは、昨年10月に米国でスタートした米Appleの「Apple Pay」と競合するモバイル決済サービス。Google Playで公開されているAndroid Payアプリをインストールし、米4大カード(Visa、American Express、Discover、MasterCard)のクレジットカードおよびデビットカードを登録して使う。カードは複数登録できる。

 pay 1

 使い方は、Android対応読み取り端末を設置する店舗で、読み取り端末にロック解除したAndroid端末をかざすだけ。近くリリースが予定されている「Android 6.0 Marshmallow」では指紋認証機能が搭載されるので、さらにセキュアになる見込みだ。

 立ち上げ段階で、米国内の100店舗以上でAndroid Payを利用できるという。

 pay 2 Android Pay読み取り端末を設置するパートナーの一部

 なお、従来の「Google Wallet」アプリは9日のアップデートで自動的に「Android Pay」に切り替わる。「Google Wallet」という名称は新たな送金サービス利用アプリのものになり、「Google Wallet(New)」としてGoogle Playに登場した(関連記事)。

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