2015年はスマートフォンでできることを楽しんだ1年!ITmediaスタッフが選ぶ、2015年の“注目端末&トピック”(ライターすずまり編)

» 2015年12月22日 18時00分 公開
[すずまりITmedia]

 2015年は成熟したスマートフォンを軸に、実用性が高く、自分の生活を楽しく豊かにしてくれる機能やサービスを堪能した1年だった。パッと思い出せる製品やサービスの名前は幾つかあったが、今回ご紹介するのは、中でも生活にガッツリと食い込んだ3つ。あらためて振り返ると、スマートフォンがさまざまな楽しみの土台になってきていると感じる。

すずまり 2015年を楽しくしてくれた製品&サービス

SNS時代の旅写真なら「LUMIX DMC-CM1」

 2015年最初の衝撃は、パナソニックの「LUMIX DMC-CM1」(以下、CM1)に出会ったことだった。スマートフォンのカメラが進化したのではない。デジタルカメラのLUMIXに、スマートフォンの機能が付いてしまったのだ。カメラだからシャッター音は消せるし、センサーが1型だけあって、とにかくその描写力は群を抜いている。もちろんSIMロックフリー。手にしたとき、探していたのはこういうカメラ(スマートフォン)だ! と思ったくらいだ。

 なぜそこまで注目していたかというと、それまでデジタル一眼で撮影した写真を、どうやってスマートフォンに持ってくるかで散々悩んでいたから。Wi-Fi機能を搭載し、選んだ写真をスマートフォンに転送できるカメラも登場していたが、どうしても「つなぐ」「選ぶ」「転送する」という手間は避けられない。しかし、CM1は撮影時はカメラ、撮り終わったらスマートフォンと、スライドボタン1つで2つの顔をサクサク切り替えられるから、今撮影した美しい写真を、すぐにSNSなどに共有することができる。「コミュニケーションカメラ」といわれていたが、まさにその通りというわけ。

 手に入れてからMobile World Congress 2015の取材のためにバルセロナに行き、イベント終了後はパリでの観光を楽しんだが、このとき活躍したのがCM1だった。バルセロナとパリのいずれも現地のSIMを入れて通信しつつ、観光はCM1の撮影だけで過ごすことができた。というと、それまでのスマートフォンだってそうだと思うだろう。

 実はそれまでは、SNS用にスマートフォンで撮ってから、被写体によってはデジタル一眼でも撮るということをしていたのだ。これがけっこう悩ましかった。しかし、CM1はその悩みをきれいに消し去ってくれたのである。

 その後、スマートフォンの中にはデジタル一眼を意識した操作メニューや、画質を追求したモデルも数多く登場した。いずれも素晴らしいが、カメラとスマートフォンの“世界”を切り替えるというあの感覚は、CM1ならではだと思う。

LUMIX DMC-CM1 観光で大いに役立ったパナソニック「LUMIX DMC-CM1」

2015年のスマートウォッチ界を、グィっとひっぱった「Apple Watch」

 2015年で最も注目されたウェアラブルデバイスといえば、やはり「Apple Watch」だろう。筆者も発売日に「WATCH」をゲットしたわけだが、その後しばらくは不完全燃焼気味の気持ちを抑えられなかった。むしろ「Android Wear」の方がよくないか? と思っていたくらいだ。

 ピカピカだったボディはほどなくして傷だらけになり、自宅のステンレスキッチンのような状態になった。日頃使っていたiPhoneのアプリ側の対応がまだ追い付いていなかったこともあり、通知も満足できなかった。しかし、バージョンアップを重ねた現在は、けっこういい感じで使えるようになってきており、最近ではサードパーティーのバンドを付けて変化を楽しんでいる。

 注目すべきは、その後に出てきたAndroid Wearの多くが、サイズからバンドのデザインまで、明らかにApple Watchを意識してきたこと。Apple Watchのおかげで、その後発売されたAndroid Wearのバリエーションが充実し、果てはiPhoneにまで対応したことを考えると、やはりApple Watchの影響力は無視できない。

 ちなみに、Android Wearは、Apple Watchが登場する前にASUSの「ZenWatch」を購入して以来、購入していない。時計としてのデザイン性は格段にアップしたし、ハードウェアのスペックも上がっているが、同時に価格も倍くらいに跳ね上がってしまったからというのが最大の理由。

 中身が既に持ってるAndroid Wearと変わらないことを考えると、買い換える要素としてはちょっと足りかなった気がする。2016年は、活動量計として1週間は持つスマートウォッチが出たら買うかも?

Apple Watch 「Apple Watch」がスマートウォッチ界に与えた影響は大きい

ライフスタイルの一部になったかもしれない「Ingress」

 2015年はGoogleのバーチャル陣取りゲーム「Ingress」に始まり、Ingressに終わる1年だったといっていい。これをサービスと読んでいいのか分からないが、本誌でもIngressで使えるという切り口で何度が端末をレビューさせていただいたため、仕事にも影響を及ぼしているという点で選ばせていただいた。

 普段まったくゲームをやらない自分が、一見画面を見ただけではなんだか分からないゲームに、なぜこんなにハマったのか自分でも不思議……。もしかしたら、その世界はスキャナ(画面)で見えるより遙かに奥が深かったからもしれない。特にIngressを通じて得た出会いは濃密だ。

 筆者の周りでは、アノマリー(公式戦)前にスマートフォンの機種変更に悩むケースがよく見られる。みな、武器としてのスマートフォンに注目しているのだ。2015年はIngress仕様のスマートフォンというのは登場しなかったが、2016年はどこかのメーカーがIngressにフォーカスした端末をデザインしてもおかしくないと思う。というか、むしろしてほしい。

 今のところ、防水ならここ、画面の輝度ならここ、といった感じでバラバラだが、メーカーの意地をかけて、総力を結集してみてほしいとすら思う。恐らくその端末は、フラッグシップの中のフラッグシップになると思うから! 海外に遠征するエージェント(Ingressのプレーヤーのこと)もいるくらいなので、やはりSIMロックフリーがいいかな? エージェントのお財布は侮れないですよ?

Ingress 普段ゲームをしない筆者を虜にしたバーチャル陣取りゲーム「Ingress」

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