米Fitbitは8月28日(現地時間)、GPS搭載でサードパーティー製アプリもサポートする本格的なスマートウォッチ「Ionic」を発表した。同日米国のFitbit.comで予約受付を開始した。米国での販売価格は299.95ドル(約3万2000円)。米国以外の地域での販売計画についてはまだ発表されていない。
2016年に発売したスマートウォッチ型のフィットネス端末「Blaze」と異なり、GmailやInstagramなどのアプリをサポートする他、独自の非接触支払いシステム「Fitbit Pay」を搭載する(発売段階では日本の銀行はサポートしていない)。
本体ケースはアルミのユニボディで、ディスプレイは約1.5型(348×250ピクセル)。GPS、Bluetooth 4.0、NFCをサポートする。2.5GBのストレージには心拍数などのフィットネスデータや音楽を保存できる。バッテリーは1回の充電(充電時間は1〜2時間)で4日以上持つが、GPS利用時間は約10時間となっている。Bluetooth経由でWindows、Mac OS、iOS、Android端末と同期できる。水泳でも利用可能な防水仕様(具体的なIEC規格のレベルは不明)。バンドは交換可能で革製のものもある。
Fitbitならではのフィットネス機能に加え、本体に保存した音楽の再生、米国では米Pandoraのストリーミングサービスの利用も可能だ。Bluetoothヘッドフォンもサポートする。
同社はまた、Ionicでも使えるBluetoothヘッドフォン「Flyer」も発表した。こちらも同日米国のFitbit.comで予約を開始した。価格は129.95ドル。フィットネスでの利用向けに耐汗仕様になっている。
激しい動きでも外れにくくするために、数種類のイヤパッドが付属する。
1度の充電は15分で、約6時間持続する。マイク付きで通話も可能だ。同時に2つの端末、例えばIonicとiPhoneにBluetooth接続できる。
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