中1は71.7%、高1は94.4%――18年春に入学した中高生のスマホ利用率 MMD研究所調べ

» 2018年04月26日 19時15分 公開

 MMD研究所は4月26日、「この春に入学した中高生のスマートフォン利用実態調査」の結果を発表した。

 この調査はオンライン学習塾「アオイゼミ」を利用する新中学1年生120人と新高校1年生518人を対象に、4月2日から4月8日にかけて行われた。

 現在利用している携帯電話は、中学1年生の71.7%、高校1年生の94.4%が「スマートフォン」と回答。中学1年生の61.6%がAndroid、38.4%がiOSを利用し、高校1年生の37.6%がAndroid、62.4%がiOSを利用している。

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 入学する際に携帯電話を購入、または買い替えたかを聞いたところ中・高校生ともに「あてはまるものはない」という回答が最も多く、学生区分で見ると中学1年生では「初めて自分用のスマートフォン(Android)を買った」が15.1%、「スマートフォンを買い替えた(Android → Android)」「スマートフォンを買い替えた(iPhone → iPhone)」が10.8%。高校1年生の最多は「初めて自分用のスマートフォン(iPhone)を買った」が13.7%、「初めて自分用のスマートフォン(Android)を買った」が11.3%となった。

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 スマートフォンを勉強で利用するか(アオイゼミは除く)をと聞いたところ「今後は(も)使おうと思っている、または今以上に使う」という回答は、中学1年生では88.4%、高校1年生では80.6%。勉強時にスマートフォンを今後は使おうと思っている、または今以上に使うと回答したユーザーへどのようにスマートフォンを使おうと思っているか複数回答で聞いたところ、中学1年生は「Googleなどで解き方を検索する」「YouTubeなどの動画で授業を見る」「勉強中に音楽を聴く」、高校1年は「勉強中に音楽を聴く(休憩時間など、リフレッシュは除く)」「学習時間を管理するアプリを使う」が上位になった。

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 中学生/高校生になって楽しみにしていることを複数回答可で聞いたところ、中学1年生は「部活動」が53.3%、「リアルでの友達作り」が45.8%、「文化祭や運動会(体育祭)などの学校行事」が35.8%。高校1年生は「部活動」が54.1%、「文化祭や運動会(体育祭)などの学校行事」が52.1%、「リアルでの友達作り」が47.9%となる。

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 一方、不安なこと、嫌なことを複数回答可で聞いたところ、中学1年生は「大学(高校)受験に向けた勉強」が29.2%、「先輩・後輩の交流」が24.2%、「本格的な英語の授業」が23.3%。高校1年生は「リアルでの友達作り」が46.7%、「それぞれの教科での中学より高度な授業」が44.2%、「大学受験に向けた勉強」が36.5%となった。

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 将来就職する上で重視したいことを複数回答可で聞いたところ、中学1年生は「自分の好きなこと・得意なことができること」が45.0%、「残業がなく、休みがしっかりしていること」が40.0%、「会社がつぶれないこと」が27.5%。高校1年生は「自分の好きなこと・得意なことができること」が61.0%、「残業がなく、休みがしっかりしていること」が44.0%、「成果が給料に反映されること」が37.3%となる。

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