ニュース
» 2011年03月07日 15時55分 UPDATE

春商戦へ向けて新規契約が増加、PHSも純増に――2011年2月契約数

TCA(電気通信事業者協会)が発表した2011年2月末時点での携帯電話・PHS契約数は1億2191万1800件。前月比で0.6%の増加となっている。3月の春商戦へ向けて各社とも純増を増やしており、純減が続いていたウィルコムのPHSも純増に転じた。

[園部修,ITmedia]
グループ名 2011年2月純増数 累計
NTTドコモ 18万29000
 2in1:−4300
5752万7000
 2in1:39万6300
KDDI 14万3000 3273万7300
ソフトバンクモバイル 27万100
 DN:−600
2491万0600
 DN:3万3300
イー・モバイル 5万4800 305万9900
携帯総計 65万800 1億1823万4800

 電気通信事業者協会(TCA)が3月7日、2011年2月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表。総契約数は1億2191万1800件となった。前月比では0.6%の増加となっており、各社とも1年間で最も新規契約や機種変更が増える3月の商戦へ向けて、順調に契約を伸ばしている。

 携帯電話の2月の純増数は65万800件と12月並みの水準で、携帯電話の総契約数は1億1823万4800件。1月に若干落ち込んだが、再び増勢に転じている。携帯4キャリアの中で最も純増数が多かったのは引き続きソフトバンクモバイルで、2月の純増数は27万100件。「iPhone 4」の新規契約が純増をけん引している状況は変わらないが、2月下旬に発売したシャープのAndroidスマートフォン「GALAPAGOS 005SH」やパナソニック モバイルコミュニケーションズの折りたたみ端末「COLOR LIFE 2 002P」も出だしは好調だという。ただ、「3月は他社も魅力的なキャンペーンを展開しており、ソフトバンクも頑張らなくてはと思っている」と広報部ではコメントしている。

 NTTドコモは1月や2010年12月を上回る18万2900件の純増を獲得。特定の大きな増加要因はないが、データ通信端末やスマートフォンの販売が伸びているという。また3月に向けて新生活をにらんだキャンペーンや学生向けの割引き策なども打っていることから、これらの効果による増加も多いようだ。LTEサービス「Xi」の契約数は6800増えて1万1700件となった。

 KDDIは、2010年4月以来となる10万超の純増を記録。他社も純増数が伸びている中で目立たないが、ガンガン学割を中心とした春商戦向けの施策が奏功したほか、REGZA Phone IS04の発売によるスマートフォンラインアップの拡充などにより、他キャリアに対する遅れを挽回しつつあることが増加の要因となっている。2010年10月以降は純増数が前年同月を上回り続けており、「回復の手応えは感じてきている」(広報部)と話している。

 イー・モバイルは、年末商戦と春商戦の谷間ということもあって若干純増数の伸びは緩やかだが、データ通信端末や「HTC Aria」「Pocket WiFi S」などが好調なセールスを続けている。また初代「Pocket WiFi」が継続して売れているほか、3月12日には下り最大21Mbpsの高速通信に対応した「Pocket WiFi(GP01)」の発売も予定しており、春商戦でさらなる契約獲得を目指す。

Photo 純増数の推移
Photo 純増シェアの推移
MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −3万5500
KDDI −1万9300
ソフトバンクモバイル 5万4800
イー・モバイル 0

 番号ポータビリティ(MNP)制度の利用実績は、NTTドコモの転出超過が若干増加して−3万5500。KDDIは転出超過が減って−1万9300だった。ソフトバンクモバイルは5万4800の転入超過で、イー・モバイルは差し引き0という結果だった。KDDIの転出超過が2万件を下回ったのは2010年4月以来。このあたりにもスマートフォンラインアップの拡充の影響が見て取れる。

Photo MNP利用状況の推移
2011年2月純増 累計
・システム別
NTTドコモ(LTE) 6800 1万1700
NTTドコモ(W-CDMA) 30万7600 5612万6100
NTTドコモ(PDC) −12万1500 138万9100
au(CDMA2000 1x) 14万9900 3258万7500
au(cdmaOne) −6900 14万9900
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 27万0100 2491万0600
イー・モバイル(W-CDMA) 5万4800 305万9900
合計 65万0800 1億1823万4800
・プリペイド契約
NTTドコモ −1600 2万3100
au −5000 30万5900
ソフトバンクモバイル 1万1800 83万6600
イー・モバイル 2300 8万2700
合計 7500 124万8300
・通信モジュール
NTTドコモ 2万0100 191万4700
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 4万8200 144万9700
ソフトバンクモバイル 4万9200 118万3000
合計 11万7600 454万7400
・IP接続サービス
iモード/spモード(NTTドコモ) 16万2900 4977万9600
EZweb/IS NET(KDDI) 7万9700 2729万6700
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 21万8900 1928万6300
EMnet(イー・モバイル) −1100 3万6500
合計 46万0400 9639万9000

PHSが純増に、WiMAXも増加

 2011年1月に、他社ケータイや固定電話への10分以内の国内通話料が毎月500回まで無料になる「だれとでも定額」などが人気となり、純減が改善したウィルコムは、2月に入って契約を大きく伸ばし、PHSの契約数も純増に転じた。WILLCOM CORE 3Gの契約数も純増ペースで、累計契約数は380万契約を回復した。

 UQコミュニケーションズのUQ WiMAXも1月に引き続き7万契約超の純増となっており、累計契約数は67万5600件となった。モバイルWi-Fiルーターの「WiMAX speed Wi-Fi」が人気になっており、契約を伸ばしている。ちなみにKDDIが4月に発売を予定しているWiMAX対応Androidスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」では、1台の契約でKDDIが1契約とUQコミュニケーションズが1契約増えることになっており、こうした端末の純増への寄与も期待される。

ウィルコム 2011年1月純増 累計
PHS 2万9600 367万7000
WILLCOM CORE 3G 2800 12万4400
3万2400 381万1400

UQコミュニケーションズ 2011年2月純増 累計
UQ WiMAX 7万5300 67万5600

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.