2010年の国内スマートフォン出荷、Androidがトップに――iPhoneを追い抜く調査リポート

» 2011年05月12日 14時59分 公開
[ITmedia]

 MM総研は5月10日、2010年度通期(10年4月〜11年3月)の国内携帯電話出荷状況を調査した結果を発表した。

 調査によると、総出荷台数は前年比9.3%増の3764万台。出荷台数回復の主な要因には、スマートフォン市場の拡大とau市場でのトライバンド対応端末への買い替えが好調だったことの2点が挙がっている。

 2010年度通期のスマートフォンの出荷台数は、前年比約3.7%増の855万台となり、総出荷台数の22.7%を占める結果となった。NTTドコモ、auが投入したAndroid搭載端末が好調な売れ行きをみせ、2010年度通期スマートフォン市場のOS別出荷台数シェアは、Android(57.4%)がiOS(37.8%)を逆転してトップに立った。

 2010年度通期のメーカー別出荷台数シェアは、シャープが6年連続でトップを獲得。出荷台数は858万台(前年比5.0%減)で、シェアは22.8%(前年比3.4ポイント減)だった。2位は2009年度3位の富士通で、出荷台数は652万台(前年比25.9%増)、シェアは17.3%(2.3ポイント増)。東芝との携帯電話事業合併が奏功し、順位を1つ上げた。3位は2009年度2位のパナソニック モバイルコミュニケーションズで、出荷台数は439万台(前年比15.6%減)、シェアは11.7%(3.4ポイント減)となった。

Photo 2010年度のメーカー別出荷台数シェア(左)と、国内スマートフォンのOS別出荷台数シェア(右)

携帯電話のメーカー別出荷台数(2010年度)
順位 メーカー名 出荷台数 シェア
1 シャープ 858万台(前年比5.0%減) 22.8%(前年比3.4ポイント減)
2 富士通 652万台(前年比25.9%増) シェアは17.3%(2.3ポイント増)
3 パナソニック モバイルコミュニケーションズ 439万台(前年比15.6%減) 11.7%(3.4ポイント減)
4 NECカシオモバイルコミュニケーションズ 401万台(前年比20.0%減) 10.7%(前年比3.8ポイント減)
5 京セラ 392万台(前年比86.7%増) 10.4%(前年比4.3ポイント増)
6 アップル 323万台 8.60%
7 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ 279万台 7.40%

 スマートフォン市場のメーカー別台数・シェアは、1位がアップルで37.8%、2位がシャープで24.3%、3位がソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズで9.8%、4位がSamsung電子で9.0%と並んだ。

 MM総研では、2011年度もスマートフォン市場がさらに拡大し、auのトライバンド対応に伴う買い替え促進などが継続すると予測。スマートフォン市場では、最新OSやデュアルコアCPUなどを搭載したハイエンド端末から一部機能を抑えたミドルからローエンド端末まで、国内外メーカーのスマートフォンが多数投入されると見込まれることから、ターゲットの明確化と端末の差別化がより重要になると予測している。

 また2011年度下期には、次世代高速通信規格LTEに対応したスマートフォンの投入も予定されており、ネットワークの高速化に伴う新たなサービス登場による相乗効果にも期待できると見ている。

 2011年度通期の出荷台数は、前年比3.3%増の3890万台、その後は2012年度が3920万台、2013年度が3940万台と予測しており、2011年度のスマートフォン出荷台数は前年比2.1倍の1820万台で、総出荷台数の46.8%を占めると予測している。しかし同社では、スマートフォン市場が昨今の勢いのまま2000万台規模となり、総出荷台数の過半数を占める可能性も十分にあると見ている。

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