これまではメールを効率よく作成し、送信・管理するための機能や設定を紹介してきた。今回からは、そのほかの便利なメール機能について触れたい。第17回では操作中に受信した新着メールの動作設定を紹介する。
ケータイメールはほかの操作中に受信することも多いだろうが、メールを受信するたびに操作が中断されるのは煩わしいし、読みたいときにまとめて読む方が効率的だ。メールを受信すると、受信画面に切り替わり操作が中断されるが、受信時の動作設定を「通知優先」から「操作優先」にすると、操作中にメールを受信しても中断されない。この設定は多くのNTTドコモ端末で行える。
「SH-01A」は、メールメニューの「メール設定」→「受信・自動送信表示」で「操作優先」に設定する。「通知優先」設定の場合にメールを受信すると、自動的にメール画面に切り替わり、受信BOXにアクセスしないといけない(クリアキーを押せば元の操作画面に戻る)。一方、「操作優先」ならメールを受信した旨のメッセージが画面にテロップ表示されるのみで、操作は中断されない。
SH-01Aの場合、表示するテロップを「差出人+題名」「お知らせのみ」「OFF」から選べる。差出人+題名に設定すれば、メールにアクセスせずに「誰からどんな題名のメールが来たか」が分かるので、操作を中断してすぐにメールを読むべきか、とりあえずスルーして後で読むべきかを判断できるだろう。
なお、テロップ表示をオフにして操作中にメールを受信すると、画面の変化はメールアイコンが上部に表示されるのみとなる。(未読メールがあり)メールアイコンがもともと表示されていた場合、画面はほぼ変化せず、新着メール自体に気付くのが遅れてしまうかもしれない。とはいえ、メール受信時は着信ランプが点灯するほか、待受画面にもメール受信の通知が表示されるので、メールに全く気付かないことはないだろう。
auの場合、KCP+端末はマルチプレイウィンドウの「新着通知優先」を「ON」にすると、操作中にメール受信後、その旨を知らせるポップアップが表示される。この設定はメールメニューにはないので分かりにくいが、メインメニューの「機能/設定」→「ユーザー補助」→「マルチプレイウィンドウ」→「新着通知優先」を「ON」にすればよい。
メールを受信すると「Eメール 1件」というポップアップが現れ、決定キーを押すと受信ボックスにアクセスできる。その後クリアキーや終話キーなどで終了すると、メール受信前の操作画面に戻る。ただし差出人や件名などはポップアップに表示されないので、ポップアップだけでは誰からのメールかは分からない(イルミネーションでの判別はできる)。
ただし「AQUOSケータイ W64SH」や「SH001」など、画面上部の「インフォメーションエリア」に新着メールの差出人や件名をテロップ表示できる機種もある。
ポップアップ表示が煩わしければ、新着通知優先をオフにすればよい。その場合、操作中にメールを受信すると、画面にはメールアイコンが現れるのみとなる。
ソフトバンクは機種によって異なるが、シャープ端末が便利だ。「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」は、メールメニューの「メール/PCメール設定」→「一般設定」→「受信動作全般」→「メールお知らせ設定」から、操作中の新着メールの動作やテロップ表示などを設定できる。「操作中メール着信画面設定」を「On」にすると、操作中にメールを受信すると割り込み表示されるが、「Off」にすると割り込まれずに済む。メールのテロップ表示は「名前表示」「アドレス表示」「名前・件名表示」「Off」を選べる。
メール受信時の動作設定 | 新着メールのテロップ表示 | |
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対応機種 | ほぼすべての現行機種 | 一部機種 |
起動/設定時間 | 約1分 | 約1分 |
料金 | 0円 | 0円 |
お役立ち度 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
簡単操作度 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
自慢度 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
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