NTTドコモのPROシリーズから登場した東芝製の「T-01A」は、OSにWindows Mobile Professional Edition 6.1を採用したスマートフォン。東芝がドコモに端末を供給するには実に7年ぶり、またWindows Mobileを搭載したスマートフォンのリリースは、ソフトバンクモバイル向けの「X01T」以来だ。なおウィルコム向けには、Windows CEを搭載した「WILLCOM NS」を供給している。
ドコモのスマートフォンでは国内初のAndroidケータイ「HT-03A」が注目を集めているが、T-01Aもなかなかどうしてかなり興味深い端末といえる。ハードウェアの仕様は、東芝が2月に発表した「TG01」とほぼ同じもの。一番の特徴は、約4.1インチのタッチパネル対応ワイドVGA(480×800ピクセル)表示液晶の採用した点にある。大画面を生かしたMID的な使用感は、昨今のスマートフォンにはない魅力だ。ディスプレイが大きいスマートフォンといえばウィルコムの「W-ZERO3」(WS003SH、WS004SH)が思い出されるが、W-ZERO3のタッチパネルは約3.7インチと一回り小さい。
大画面を採用したことで気になるのが、本体のサイズだ。T-01Aのボディサイズは幅約70ミリ、高さ約130ミリとかなりの存在感だが、厚さが9.9ミリとスマートフォンとしては国内最薄。また自己主張が少ないミニマルなデザインとボディカラーのためか、スペックで感じる以上にスリムで、小さい印象を受ける。また重量は約129グラムとハイスペックな音声端末と同じかやや軽いため、大きめのボディと比較してかなり軽く感じられた。
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