「HT-03A」は、FOMAカードを挿していなくても無線LANをはじめとする多くの機能を利用できるが、「Xperia」ではどうか。XperiaのFOMAカードを外して電源を起動したところ、緊急通報以外の操作はできなかった。無線LANを利用できないのはもちろん、ホームボタンやサイドキーを押しても反応せず、メインメニューを出すこともできなかった。ホーム画面の下部に表示された「緊急通報」アイコンをタップすると、ダイヤル画面に切り替わる。ただし日本ではFOMAカードがないと緊急通報は利用できないので、実質的にはいっさいの操作ができないことになる。
ドコモを1回線契約しており、iモード端末とスマートフォンの両方を所有している場合、iモード端末にはFOMAカードを挿入して通信し、スマートフォンはFOMAカードなしで無線LANを利用する、といった使い方も想定されるが、Xperiaの利用にはFOMAカードが必須となるので注意したい。
4/15 17:00追記
FOMAカードなしでもXperiaの3G通信以外の機能を利用できるアプリ「wosim」が公開されました。
XperiaはTimescapeやMediascapeなど独自のユーザーインタフェースを採用しているが、ホーム画面の使い勝手はHT-03Aと違いはない。ホーム画面は3つの画面が用意されており、左右にフリックすると切り替わる。各画面にはショートカットやウィジェットを設置でき、メインメニューを介さずにさまざまな機能やデータにアクセスできる。メインメニューは画面下部から上向きにフリックすると現れる。
Xperiaならではのウィジェットとして「Timescape」があり、Twitterをはじめとするコミュニケーション履歴の最新情報がアイコン(写真)とともに表示される。ほかに時計(アナログとデジタル)やカレンダー、よくアクセスするWebサイトや履歴を表示する「Webパネル」、マナーモードや無線LANなどをワンタッチで設定できる「クイック設定」などもある。なお、設置できるウィジェットやショートカットの合計数は、1画面につき最大16個。
ショートカットにはアプリはもちろん、ブックマークしたサイトや電話番号、メールアドレスなど、細かいデータや項目も設定できて便利だ。電話番号を設置すれば、アイコンをタップするだけで(その番号へ)発信できる。
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