「Xperia」はAndroid標準のブラウザを搭載しており、基本的な仕様は「HT-03A」と大きくは変わらない。タッチパネルを使った操作も可能で、フリックでページのスクロール、アイコンのタップでページの拡大・縮小などができる。ページの「戻る」は矢印キーから、「進む」はサブメニューの「その他」から行える。ディスプレイの解像度はフルワイドVGA(480×854ピクセル)なので、ハーフVGA(320×480ピクセル)のiPhoneと比べると、フォントや画像は鮮明だ。
画面左下に現れる矢印アイコンをタップすると、ページの全体が表示され、指が触れた部分の周囲が虫眼鏡のように拡大表示される。そのまま画面をなぞってスクロールすると、拡大表示された部分もスクロールする。表示領域の広いページで目当ての記事を探すときなどに便利だ。モーションセンサーにも対応しており、本体を横に傾けると横画面に切り替わる。
気になる動作速度について、スクロール、ページの拡大・縮小、リンクへのアクセスなどはいずれもスムーズで、「iPhone 3GS」と比べても大きな遜色はないと感じた。
「Xperia」のブラウザ操作
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Xperiaのタッチパネルは静電式を採用しているが、複数の部分に触れて操作するマルチタッチには対応しておらず、2本の指でつまんでページを縮小・拡大するピンチイン・アウトは利用できない。iPhoneの操作に慣れている人は不満を感じるかもしれないが、片手で操作をする分には大きな問題ないだろう。
XperiaはAdobe Flashには対応しておらず、Flashサイトにアクセスしても、動画コンテンツは表示されない。
寝そべりながらケータイでブラウジングをしていると、意図しないタイミングで画面が横向きに替わることがある。そんなときはモーションセンサーをオフにしておくとよい。Xperiaでは「設定」→「サウンド&画面設定」→「画面の向き」のチェックを外すと、モーションセンサーがOFFになり、端末を傾けても画面は縦向きのままとなる。
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