iPhoneやAndroidに負けない“Windows Phoneならでは”の機能とは「T-01B」「IS02」レビュー(後編)(2/3 ページ)

» 2010年10月04日 00時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

サービスの違い――IS02は緊急地震速報に対応

 IS02で現在利用できるauのサービスは、音声通話と3G通信、Cメールの受信、緊急地震速報の受信(Cメール)となる。Cメールは送信も可能になる予定だが、キャリアメールのEメール(@ezweb.ne.jp)の利用はできず、対応予定も現時点ではない。KDDIはIS01とIS02を主に2台目端末に位置づけているので仕方ない部分かもしれないが、ほぼ同時期に投入されたIS01が8月24日からEメールに対応したことを考慮すると少々残念ではある。

 ただし機種変更で入手する場合には、Eメールを転送して受信し、Cメールの受信通知(送信元、題名込みで100バイト)を利用してリアルタイムで受信することもできる。機種変更が前提となるのは、Eメールの転送設定にEZwebを利用できる音声端末が必要なことと、auの場合、SIMの電話番号と端末がひも付けられているので、他人のau端末を借りてSIMを差し替えて使うことができないからだ。

 Cメールとして受信する場合、旧IDO地域の契約ならキャリアメールの転送先に「(電話番号)@cmail.ido.ne.jp」を指定すればよい。CメールでEメールを受信するサービスは終了しているが、自分あてのEメールに限っては今でもCメールへの転送が可能なのだ。

 T-01Bで利用できるドコモのサービスは、音声通話と3G通信、SMS送受信、iモード.netを利用したiモードメールの送受信。また、9月から開始された「spモード」では、Outlookにプラグインする形でiモードと同じdocomo.ne.jpドメインのメールの送受信ができ、絵文字やデコメールも使える。コンテンツ購入時のキャリアの決済サービスも提供されるなど、キャリアサービスはIS02よりも充実している。

 ただしIS02とは異なり、T-01Bは緊急地震速報(ドコモのサービスとしては緊急速報「エリアメール」)には対応していない。ほかのサービス面ではIS02よりもT-01Bの方が1台だけでの運用に向くだけに、ちょっと残念な部分だ。

photophotophoto IS02ではEメールの先頭100バイト分をCメールでリアルタイム受信できる(写真=左)。IS02は、Cメールでの緊急地震速報に対応。機能はオン/オフにできる(写真=中)。T-01Bのspモードメール。Outlookのプラグインとして動作し、デコメールの受信や作成にも対応する(写真=右)

料金と端末価格の違い――実売価格は大差なし

 IS02とT-01Bの料金面の違いは、キャンペーンなどを除くと、それほど大きくはない。基本料金の水準はほぼ同等であり、パケット定額の上限もそれぞれの端末からのアクセスのみなら毎月5985円が上限になる。基本料金の最安プランで割引額が最大の場合、IS02は「プランEシンプル」+「IS NET」、T-01Bは「タイプシンプルバリュー」+「spモード」でそれぞれ月額1095〜7080円となる。

 IS02はPCからUSBモデムとして利用することもでき、その場合上限額が月額1万3650円となる。T-01Bは前述の通り、3G通信とほかの通信を同時には利用できないので、USBモデムとしてもBluetoothモデムとしても利用することは公式にはできない。

 IS02は2010年12月19日までに新規契約すると「IS01/02割」が適用され、24カ月間最大1095円が毎月割り引かれる。機種変更せず2年間使い続けた場合は最大2万6820円オフとなる。

 T-01Bでは、新規契約と機種変更に関わらず、12月31日までにspモードに申し込むと、spモードの月額料金315円が最大6カ月(契約月+5カ月)割り引かれる。さらに、12月31日までにT-01Bを購入すると、端末代から最大5376円を割り引く「プラス割」も適用される。

 T-01Bの場合、「定額データプラン」を利用するという選択肢もある。新規契約の場合、2010年12月31日までに定額データプランを契約して「定額データスタンダード割」に加入するとキャンペーンが適用される。音声通話やspモードは利用できないが、契約から最大12カ月間が毎月の上限額が5985円から1575円割り引かれて4410円となる。定額データスタンダード割では解約金に注意が必要、契約時の端末価格などが異なる可能性などもあるが、「音声端末と併用するので、T-01Bでは音声通話やキャリアメールは不要」といった場合には悪くない選択肢といえる。

 端末の実売価格は原稿執筆段階(2010年9月初旬)ではほぼ同じ。標準価格だけみるとIS02が3万6750円、T-01Bが6万4134円と大差が出ているが、新規契約での量販店での実勢価格は大差はなく、いずれのモデルも新規契約で3万円前後、機種変更で3万5000円前後だ。ただしT-01Bは購入サポートの利用(2年継続利用が前提で2年以内の解約時には解約金が発生)が前提になっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月30日 更新
  1. スマホの「SIM組み合わせ」を3カ月で3回も変えた話 楽天モバイル→日本通信→Y!mobileからの移行先を思案中 (2026年06月29日)
  2. 松屋の券売機が「思いのほか使いやすかった」 それでもネットで不評なのはなぜ? (2026年06月29日)
  3. ティム・クックCEOが「もはや限界」と値上げに言及――すでにAndroidでは値上げラッシュが始まる (2026年06月28日)
  4. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  5. 「EV=長距離は不安」は本当か テスラ・モデルYで東京〜大阪を走破して分かったリアル (2026年06月29日)
  6. ワイヤレス全盛期に「有線イヤフォン」が再注目される理由 (2026年06月30日)
  7. ダイソーで770円の「備えラジオ」は“備える”以上に”ノスタルジック”だった件 目的に徹したシンプルさが懐かしさを呼ぶ (2026年06月27日)
  8. ヨドバシ池袋出店で幕を開ける「新・家電三国志」 ヤマダ、ビックはどう迎え撃つのか (2026年06月30日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. スマホ決済で「請求書払い」はどれがお得? d払い、au PAY、PayPay、楽天ペイを比較してみた (2026年06月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー