機能、操作性ともに「twicca」「TWIDROYD」が秀逸――Android無料アプリ編:Twitterクライアントレビュー(1/2 ページ)

» 2010年11月22日 09時00分 公開
[小竹佑児(ゴーズ),ITmedia]

 Android端末の増加による市場拡大で、配信数を着実に増やしているAndroidマーケット。Twitterクライアントにも使い勝手の良いものが豊富にそろうようになった。だが、そこはAndroidマーケット。“オープン”な環境下で自由にアプリが配信されるのは大いに魅力的だが、やや玉石混交の感も否めない。そこで今回は、Android向けの無料Twitterクライアントの中でも人気が高いものを5本ピックアップ。その使い勝手を検証してみた。なお、アプリの試用にはXperiaを使用した。

 前回と同様「アプリ詳細」では、タイムラインの見やすさやデザインの良さなどを「閲覧性」、過去のタイムラインを簡単に読み込めるか、タイムラインやメンションなどを一括で更新できるか、UI(ユーザーインタフェース)の使い勝手は良いかなどを「操作性」、フォントや背景の画像を変えられるか、マルチアカウントに対応しているか、自動更新の時間を設定できるかといった設定の充実度を「カスタマイズ性」として最大5つの★で評価している。

photo 左から「HootSuite」「Seesmic」「twicca BETA」「TWIDROYD for Twitter」「TweetDeck」

カラムの切り替えでスピーディに閲覧できる――「HootSuite」

アプリ詳細
アプリ名 HootSuite
提供 HootSuite
価格 無料
閲覧性 ★★★★
操作性 ★★★
カスタマイズ性 ★★★

 Webブラウザで利用できる人気クライアント「HootSuite」のAndroid版。以前は有料版だったが、現在は無料で配信されている。初めて利用する際はTwitterのアカウントではなく、HootSuiteのアカウントを入力する必要がある。取得していない場合は、アプリから新規登録しよう。

 画面を左右にフリックすると、タイムライン(HomeFeed)とメンション(Mentions)、ダイレクトメッセージ(Direct Message)などを素早く切り替えられる。また、下書きを保存できる「Pending」、送信済みのつぶやきが並ぶ「Sent」のカラムも表示できる。現在どのカラムを表示しているかは、画面下部に並ぶ「◯」で確認できるので分かりやすい。なお、個々のカラムは設定画面で追加したり削除したりできる。ハッシュタグの登録もできるので、特定の話題を追いたい場合などに役立つだろう。

 タイムラインの読み込みはほかのクライアントに比べて、速くも遅くもないという印象。内蔵ブラウザの動作が機敏で、リンクをスピーディにたどれるのはうれしい。また、ほかのクライアントにはない、つぶやきの予約投稿機能も「なくてはならない」というほどではないが便利だ。

photophotophoto 左右にスライドしてタイムラインやメンションを切り替えられる。現在どのカラムを閲覧しているかは下部の「◯」で確認できる。(写真=左)。各カラムは追加、削除することで、自分好みにカスタマイズできる(写真=中)。つぶやきの予約投稿画面。日時を細かく設定して予約可能(写真=右)

“基本に忠実”で使い勝手は上々――「Seesmic」

アプリ詳細
アプリ名 Seesmic
提供 Seesmic
価格 無料
閲覧性 ★★★★
操作性 ★★★
カスタマイズ性 ★★★

 Web版やPC版など多彩なクライアントをリリースしている「Seesmic」のAndroidアプリ。試用してみたところ、シンプルで使い勝手の良いUIに好感を持った。

 メイン画面では上部に4つのボタンを配置するUIを採用しているが、このボタンが大きくデザインされているので誤操作が少ない。タイムラインやメンション、ダイレクトメッセージなどを違和感なく切り替えられる。また、個々のつぶやきを長押しすると、メンション、リツイート、お気に入り登録などができるメニューが表示される。取り立てて目立つ仕様ではないが、シンプルなメニュー表示なので目的の操作を手早く行える。派手な機能はないが、基本に忠実なクライアントを利用したい人にお勧めしたい。

 ただし、ウィジェットはやや使いにくい印象を受けた。ホーム画面から瞬時につぶやきを投稿したい場合はワンタッチで入力画面が表示されるので便利だが、つぶやきが1つしか表示されないので、タイムラインの確認にはやや不向きだ。

photophotophoto 画面上部の4つのボタンをタップしてタイムライン、メンションなどを切り替える(写真=左)。個々のつぶやきを長押しすると「View Tweet」「Reply」「ReTweet」などの操作を行えるメニューが表示される(写真=中)。ウィジェットにも対応しているが、つぶやきは1つしか表示されない(写真=右)

機能の充実ぶり、使い勝手の良さはトップレベル――「twicca BETA」

アプリ詳細
アプリ名 twicca BETA
提供 Tetsuya Aoyama
価格 無料
閲覧性 ★★★★
操作性 ★★★★★
カスタマイズ性 ★★★★

 機能の豊富さ、使い勝手の良いUIが高く評価されている日本語対応クライアント。起動すると初めにタイムラインが現れ、画面下部のボタンでつぶやきの入力画面、メンション、ダイレクトメッセージを表示できる。標準的な仕様ではあるが、各項目の読み込みが速く、ストレスなく操作できた。

 ほかのクライアントにはない特徴的な機能の1つに「カラーラベル」がある。これは、タイムラインに並ぶフォロワーのつぶやきをカラーで分類できる機能。例えば「友人」「有名人」などのように色分けしておけば、タイムラインを視覚的に分かりやすく表示できる。地味ではあるが、利便性を向上させる秀逸な機能といえる。

 端末のサイドキーに各種操作を割り当てられる機能も便利だ。シャッターボタンを搭載しているXperiaの場合、アプリの利用中にシャッターボタンを押すことで「写真を撮影してツイート」することができる。また、音量調整ボタンに「上スクロール」「下スクロール」「検索」といった機能を割り当てることも可能。ハードウェアの仕様(ボタンの有無)に左右される機能ではあるが、実用性は非常に高い。

 複数アカウントに対応していないのが少々残念だが、Android版のクライアントの中では、機能性と使い勝手はともにトップクラス。どれをインストールするか迷っている場合は、とりあえず本アプリを試してみるといいだろう。

photophotophoto カラーラベルでつぶやきを分類。個々のつぶやきの左側にカラーバーが表示され、タイムラインの可読性が高まる(写真=左)。端末の各ボタンに各種操作を割り当てられる。「上スクロール」「下スクロール」のほか、「最上部へ移動」「既読の先頭へ移動」「最下部へ移動」などを選べる(写真=中)。タイムラインやメンション、DMの新着情報を通知できる機能も便利(写真=右)


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