写真で解説する「Windows 7ケータイ F-07C」(機能編):どこまで“F”ケータイなの?

» 2011年05月20日 22時37分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 Windows 7が起動するNTTドコモの富士通製端末「F-07C」には、約500万画素のCMOSカメラ、無線LAN、Bluetooth、おサイフケータイ、赤外線通信、GPSなど、さまざまな機能が詰め込まれている。ただし、すべてがケータイモードとWindows 7モードの双方で使えるわけではない。

 外観編でも取り上げたが、FOMAのパケット通信機能はWindows 7モードでも利用可能だ。ただし、無線LANはWindows 7モードでしか使えないので、ケータイモードでWi-Fiを使うことはできない。逆に、Bluetoothと赤外線通信はケータイモードでしか使えないなど、かなり割り切って機能を搭載しているのが分かる。

F-07Cの主な機能と対応モード
機能 ケータイモード Windows 7モード
HSDPA/HSUPA ○ ○
タッチパネル操作 ○ ○
アウトカメラ ○ ×
インカメラ ○ △(約17万画素)
赤外線通信 ○ ×
無線LAN × ○
Bluetooth ○ ×
GPS ○ ×

 こうした微妙な住み分けは通信機能以外にもあり、約500万画素のアウトカメラは残念ながらケータイモードのみでしか使えない。インカメラはWindows 7モードでもビデオチャットなどで利用できるが、解像度がケータイモードの半分以下の約17万画素に減ってしまう。GPSもケータイモードのみの利用となる。

 また、Windows 7用のストレージとケータイ用の搭載メモリもそれぞれ独立していて、32GバイトのSSDはケータイモードからはアクセスができない。またF-07Cは最大32Gバイトまで対応するmicroSDスロットを備えているが、この外部メモリの取り扱いや、Windows 7モード時のおサイフケータイ機能など、試作機では試せなかった部分は、製品版の登場を待ってあらためてレビューしてみたい。

photophoto Windows 7モードに切り替えたF-07C。PC用のCPUは1.2GHzのAtom Z600だが、実際には周波数を600MHzまで下げて駆動させている

photophoto Windows 7モードでも快適にタッチパネル操作できるよう、大きめのアイコンを並べるランチャーソフトを用意している(左)。Webブラウザは最新のIE9を搭載した(右)

photo ビジネスユースを想定し、2年ライセンス版のOffice Personal 2010もプリインストール

 さて、Windows 7モードの詳細については別の記事を参照していただくとして、ケータイとしてのF-07Cに注目してみよう。なお、端末のバッテリーが目盛り1まで減ると、Windows 7モードには移行しなくなる。またWindows 7モード利用中に同じレベルまでバッテリーが減った場合は、強制的にケータイモードへ切り替わる。

 上記のとおりケータイモードでは無線LANが使えないうえ、ワンセグも非搭載だが、おサイフケータイと緊急地震速報、赤外線通信、WORLD WING(3G+CDMA)、テレビ電話、2in1、ドコモ地図ナビ、iチャネル、iコンシェル(オートGPS)、マイエリア、iBobymo、ケータイデータお預かりサービスなど、ドコモの主要なサービスには対応している。

 操作はフルタッチ+横スライドのQWERTYキーで行い、横画面への自動切り替えも可能だ。タッチ画面の構成は富士通製“F”ケータイのそれであり、大きさ以外に目立った違いは感じられない。大柄なボディをタッチ操作するため、ほかのタッチパネル端末よりもむしろ使いやすいと感じることもあった。

 しかし、タッチパネルのユーザーインタフェースはスマートフォンのようなサクサク感とは少し違うため、スマートフォンでもフィーチャーフォンでもないどっちつかずな面は否めない。もう1つのUIであるQWERTYキーは主にWindow 7モード用だが、メール作成時やiモードの文字入力時など、ケータイモードでも使える。そのため、シャープの「インターネットマシン」シリーズのような端末を望んでいた人には一考の価値があるかもしれない。

 富士通端末でおなじみのスーパーはっきりボイス3や歩数計/脈拍計、ブルーレイディスクレコーダーとの連携機能も備えた。PRIMEシリーズのようなハイエンドモデルというわけではないが、ミドルクラス並のスペックを備えている。PRIMEシリーズが持つPC的なサービスは“本職”のWindows 7モードにまかせたことで、ケータイとしてはスタンダードな仕上がりになっているという印象をうけた。

photophoto ケータイモードの待受画面。マチキャラやiチャネルにも対応(左)。メニュー画面(右)

photo 横画面モードにも対応する

photophoto タッチパネル操作なので、ダイヤルや着信履歴を確認するには一旦通話機能を呼び出す必要がある

photophotophoto きせかえツールにも対応。端末カラーをイメージしたNavyBlackとWhiteのほか、拡大メニューとシンプルメニュー、切替メニューを用意

photophotophoto メール機能のサブメニュー画面(左)。メール作成画面(中、右)

photo 横画面でのメール作成画面

photophotophoto iモード画面(左)。おサイフケータイにも対応する(中)、ケータイとしての内蔵メモリは約115Mバイトのようだ(右)

photo カメラの撮影画面。カメラは顔認識AF付きの有効約510万画素CMOSを採用。自動認識やスマイルシャッター、美肌+ひとみ強調モードなど、撮影機能も充実している。またフォトライトも備えた

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月12日 更新
  1. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  2. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  3. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  4. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  5. 10月1日から楽天モバイルの「au 4G LTEエリアローミング」が縮小も意外と残っている件 (2026年10月10日)
  6. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  7. POCO F9 Ultraのベースモデル「REDMI K100 Pro Max」はバッテリー容量とカラバリに違いがある (2026年10月11日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. 【ワークマン】4900円の「アーバンライトバックパック」 豊富なポケットやナスカン&バックル付き (2026年10月11日)
  10. ドコモが「Google Pixel 10a(256GB)」を11万6930円に値上げ 2年7万円台に (2026年10月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー