上段左からドコモの「F-12C」「Optimus bright L-07C」「MEDIAS WP N-06C」「P-07C」「GALAXY S II SC-02C」「AQUOS PHONE SH-12C」「AQUOS PHONE f SH-13C」「Xperia acro SO-02C」「Xperia ray SO-03C」。下段左からiidaの「INFOBAR A01」、auの「G'zOne IS11CA」「Xperia acro IS11S」「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH」、ソフトバンクの「Sweety 003P」「AQUOS PHONE 006SH」「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」「シンプルスマートフォン 008Z」外部メモリスロットを備えないが、16Gバイト/32Gバイトの内蔵メモリにさまざまなデータを保存できるiPhoneに対し、Androidではアプリは内蔵メモリか外部メモリ(Android 2.2以降)、写真/動画/音楽は外部メモリに保存するという具合に、データによって使うストレージが異なる。アプリは外部メモリに移せるものもあるが、プリインストールアプリをはじめ、内蔵メモリにしか保存できない場合が多い。したがって多数のアプリをインストールするには、内蔵メモリ容量の大きさが重要になる。ROMのスペックは(一部機種を除き)公開されているが、プリインストールアプリなどにも割かれているので、実際にユーザーが使えるメモリ容量はもっと少ない。
初期状態のメモリを確認したところ、1Gバイト以上の内部ストレージが用意されているのは「Optimus bright L-07C」(1.31Gバイト)、「GALAXY S II SC-02C」(1.87Gバイト)、「AQUOS PHONE SH-12C」(1.11Gバイト)、「AQUOS PHONE f SH-13C」(1.23Gバイト)、「INFOBAR A01」「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH」(1.21Gバイト)、「AQUOS PHONE 006SH」(1.11Gバイト)、「シンプルスマートフォン 008Z」(2.99Gバイト)だった。GALAXY S IIは写真や動画を保存できる「ユーザーメモリ」、アプリを保存できる「システムメモリ」を内蔵しているが、いずれも外部メモリ扱いとなる。アプリ保存用の内蔵メモリが最も多いのは意外にも(?)008Z。そのほかの機種は250Mバイト〜400Mバイトほどで心もとない。豊富なアプリを使うことを考えれば、最低でも1Gバイトは欲しいところだ。
外部メモリはいずれの機種もmicroSDが利用でき、試供品のmicroSDが同梱されている。「Xperia acro SO-02C」と「Xperia acro IS11S」は32GバイトのmicroSDを同梱しているのでお得感がある。
| メモリ | 内蔵メモリ | 外部メモリ | |
|---|---|---|---|
| F-12C | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 384Mバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| Optimus bright L-07C | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.31Gバイト | 最大32Gバイト(4Gバイト同梱) |
| MEDIAS WP N-06C | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 340Mバイト | 最大32Gバイト(8Gバイト同梱) |
| P-07C | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 301Mバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| GALAXY S II SC-02C | ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト | ユーザーメモリ:11.41Gバイト、システムメモリ:1.87Gバイト | 最大32Gバイト(1Gバイト同梱) |
| AQUOS PHONE SH-12C | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.11Gバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| AQUOS PHONE f SH-13C | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.23Gバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| Xperia acro SO-02C | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 295Mバイト | 最大32Gバイト(32Gバイト同梱) |
| Xperia ray SO-03C | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 306Mバイト | 最大32Gバイト(8Gバイト同梱) |
| INFOBAR A01 | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.21Gバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| G'zOne IS11CA | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 313Mバイト | 最大32Gバイト(8Gバイト同梱) |
| Xperia acro IS11S | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 307Mバイト | 最大32Gバイト(32Gバイト同梱) |
| AQUOS PHONE IS11SH | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.21Gバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| AQUOS PHONE IS12SH | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.21Gバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| Sweety 003P | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 253Mバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| AQUOS PHONE 006SH | ROM:2Gバイト、RAM:512Mバイト | 1.11Gバイト | 最大32Gバイト(4Gバイト同梱) |
| AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH | ROM:1Gバイト、RAM:512Mバイト | 275Mバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
| シンプルスマートフォン 008Z | ROM:4Gバイト、RAM:512Mバイト | 2.99Gバイト | 最大32Gバイト(2Gバイト同梱) |
スマートフォンがどれだけサクサク動作するかは、実際に触れて使ってみないと分からないが、客観的に処理能力を図る指標として、ベンチマークテストのスコアも参考になる。今回はCPU、メモリ、I/O、2Dと3D描画の性能を測るベンチマークアプリ「Quadrant Standard Edition」を使い、3回計測した平均値を記録した。多くの機種が1500前後のスコアを残す中、デュアルコアを備えるGALAXY S IIが3500前後を出し、他機種の2倍以上の差をつけた。次いで、SH-12C、INFOBAR A01、IS11SH、IS12SHなど1.4GHzのCPUを持つシャープ端末も1600以上で速かった。その他の機種はいずれも1GHzのシングルコアを搭載しているので大きな差は出なかったが、acroとrayのXperiaシリーズ3機種とF-12Cが1500台でやや速かった。
| ベンチマークスコア | |
|---|---|
| F-12C | 1511 |
| Optimus bright L-07C | 1271 |
| MEDIAS WP N-06C | 1458 |
| P-07C | 1400 |
| GALAXY S II SC-02C | 3460 |
| AQUOS PHONE SH-12C | 1644 |
| AQUOS PHONE f SH-13C | 1353 |
| Xperia acro SO-02C | 1535 |
| Xperia ray SO-03C | 1557 |
| INFOBAR A01 | 1708 |
| G'zOne IS11CA | 1452 |
| Xperia acro IS11S | 1516 |
| AQUOS PHONE IS11SH | 1671 |
| AQUOS PHONE IS12SH | 1639 |
| Sweety 003P | 1390 |
| AQUOS PHONE 006SH | 1518 |
| AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH | 1433 |
| シンプルスマートフォン 008Z | 1494 |
| ※「Quadrant Standard Edition」を使用。 | |
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