第1回 最強の全部入りは? 本当に“持ちやすい”機種は?――Android18機種を横並び比較最新スマートフォン徹底比較(2011年夏モデル編)(1/4 ページ)

» 2011年08月26日 19時22分 公開
[田中聡,ITmedia]

 この夏は、フィーチャーフォン(従来のケータイ)からスマートフォンへのシフトが本格的に進み、もはや携帯電話の主役はスマートフォンに移り変わったと言っても過言ではない。実際、各キャリアの新製品を見ると、半分以上がスマートフォンで占められており、そのほぼすべてがAndroid搭載機となっている。5月から8月に発売された、または発売予定のスマートフォンは実に20機種以上にも及ぶ。ここまで数が多いと、比較検討するだけでも一苦労。どの機種に乗り換えればいいのか、迷っている人も多いだろう。

 そこで、本コーナーではドコモ、au、ソフトバンクの夏モデル計18機種をピックアップし、基本性能や使い勝手、ベンチマークテストなどを通して優れたモデルを導いていきたい。カタログからは分からない、実際に触れてみて見えてきた魅力や不満点も盛り込んでいく。これから夏モデルを入手する予定の人は購入の参考に、購入済みの人は自分の機種の実力を図る参考になれば幸いだ。なお、Xperia rayのみ試作機を使用している。

 今回取り上げるモデルは以下のとおり。

photo 上段左からドコモの「F-12C」「Optimus bright L-07C」「MEDIAS WP N-06C」「P-07C」「GALAXY S II SC-02C」「AQUOS PHONE SH-12C」「AQUOS PHONE f SH-13C」「Xperia acro SO-02C」「Xperia ray SO-03C」。下段左からiidaの「INFOBAR A01」、auの「G'zOne IS11CA」「Xperia acro IS11S」「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH」、ソフトバンクの「Sweety 003P」「AQUOS PHONE 006SH」「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」「シンプルスマートフォン 008Z」

photophoto 全18機種を比較した

基本スペック:唯一のデュアルコアを備えるGALAXY S II

 まずはOS、チップセット、サイズ、重さからみていこう。OSは全モデルともにAndroid 2.3を搭載しており、発売時期が比較的遅かったF-12C、SH-13C、008Zが最新のAndroid 2.3.4となっている。

 CPUのクロック周波数はいずれも1GHzを超えているほか、GALAXY S IIとP-07C/003P、Optimus brightを除くモデルはQualcommの第2世代Snapdragonを採用しており、さらに高いパフォーマンスと省電力を実現している。SH-12C、SH-13C、INFOBAR A01、IS11SH、IS12SH、006SHのCPUは1.4GHz駆動で、さらなる高速化を果たしている。この中で突出しているのは、唯一のデュアルコアCPUを備えるGALAXY S IIだ。デュアルコアはAndroid 3.xのタブレットでは一般的だが、スマートフォンでは珍しい。その実力は、別途掲載するベンチマークテストの結果も参考にしてほしい。

 4インチ前後のディスプレイを備える機種が多いスマートフォンはサイズが大きくなりがちだが、フィーチャーフォンとほぼ同サイズの007SHや、Walkman(Aシリーズ)を一回り大きくした程度のXperia rayなど、小型化に注力したモデルも増えつつある。Xperia rayは幅(53ミリ)、高さ(111ミリ)ともに18機種の中で最小。厚さでは、防水やワンセグ、FeliCaなどに対応しながら最薄部7.9ミリというMEDIAS WPが目を引く。F-12C(最薄部9.8ミリ)、GALAXY S II(最薄部8.9ミリ)、L-07C(9.5ミリ)、Xperia ray(最薄部9.4ミリ)も薄い。

photophotophoto 左からドコモ、iida&au、ソフトバンクのAndroidスマートフォン
photophoto ドコモ向けXperia acro SO-02C(下)とau向けXperia acro IS11S(上)のデザインは同じ。違いは裏側右下のロゴのみ。IS11Sには「au by KDDI」と「Google」、SO-02Cには「NTTdocomo」のロゴがある(写真=左)。歴代のXperiaを比較。左からXperia、Xperia acro、Xperia arc、Xperia ray。rayの小ささが目を引く(写真=右)
photophoto シャープのハイエンドな“AQUOS PHONE3兄弟”。左からSH-12C、IS12SH、006SH。SH-12Cはスクエアな形状だが、IS12SHと006SHはラウンドが強調されている
photophotophoto ドコモのP-07Cとソフトバンクの003Pは、「NTTdocomo」と「SoftBank」のロゴと側面のカラー以外は同じデザインとなっている(写真=左、中)。女性向けのスマートフォンとして訴求されているP-07CとXperia rayを比較。2機種ともコンセプトが違うが、ここまでサイズが異なるのも興味深い(写真=右)
photophoto 物理タイプのテンキーを備える007SHとIS11SH。同じシャープ製ではあるが、キー配列は大きく異なる。IS11SHには発話/終話キーがないので、電話の発信や応答には使えない
基本スペック
OS チップセット サイズ(幅×高さ×厚さ) 重さ
F-12C Android 2.3.4 MSM8255(1GHz) 約60×119×9.8(最厚部約10.5)ミリ 約107グラム
Optimus bright L-07C Android 2.3.3 OMAP3630(1GHz) 約64×122×9.5ミリ 約112グラム
MEDIAS WP N-06C Android 2.3.3 MSM8255(1GHz) 約64×128×7.9(最厚部約9.7)ミリ 約113グラム
P-07C Android 2.3.3 OMAP3630(1GHz) 約67×128×14ミリ 約139グラム
GALAXY S II SC-02C Android 2.3.3 S5PC210(1.2GHz)デュアルコア 約66×126×8.9(最厚部約10.3)ミリ 約120グラム
AQUOS PHONE SH-12C Android 2.3.3 MSM8255(1.4GHz) 約64×127×11.9(最厚部約13.8)ミリ 約138グラム
AQUOS PHONE f SH-13C Android 2.3.4 MSM8255(1GHz) 約60×119×10.9(最厚部約11.5)ミリ 約121グラム
Xperia acro SO-02C Android 2.3.3 MSM8255(1GHz) 約63×127×11.8(最厚部約12.3)ミリ 約135グラム
Xperia ray SO-03C Android 2.3.3 MSM8255(1GHz) 53×111×9.4(最厚部約9.6)ミリ 約100グラム
INFOBAR A01 Android 2.3.3 MSM8655(1.4GHz) 約63×118×11.8(最厚部約12.1)ミリ 約113グラム
G'zOne IS11CA Android 2.3.3 MSM8655(1GHz) 約66×129×14.5ミリ 約155グラム
Xperia acro IS11S Android 2.3.3 MSM8655(1GHz) 約63×127×11.8(最厚部約12.3)ミリ 約135グラム
AQUOS PHONE IS11SH Android 2.3.3 MSM8655(1.4GHz) 約56×117×15.5ミリ 約148グラム
AQUOS PHONE IS12SH Android 2.3.3 MSM8655(1.4GHz) 約64×130×12.5ミリ 約145グラム
Sweety 003P Android 2.3.3 OMAP3630(1GHz) 約67×128×14ミリ 約139グラム
AQUOS PHONE 006SH Android 2.3.3 MSM8255(1.4GHz) 約64×130×13ミリ 約139グラム
AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH Android 2.3.3 MSM8255(1GHz) 約51.8×113×16.8(最厚部約19.3)ミリ 約140グラム
シンプルスマートフォン 008Z Android 2.3.4 MSM8255(1GHz) 約62×119×13ミリ 約133グラム
※スペックは2011年8月26日時点のもの。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月22日 更新
  1. 「iPhone 18」シリーズうわさまとめ 秋にPro、来春に無印登場か 「さらなる値上げ」の可能性も考える (2026年08月19日)
  2. 「弊社のモバイルバッテリーが河川等に投棄されている」――運営元が警察および関係各所と連携 (2026年08月19日)
  3. 服の中に風を送る「腰掛けファン」はハンディファンと何が違う? メリットと購入前に知るべき注意点 (2026年08月18日)
  4. 清水寺の「5Gが入らない」をどう解決した? ソフトバンクが挑んだ景観保護とアンテナ設置の裏側 (2026年08月20日)
  5. ソニー、Xperia新モデルを予告 8月25日11時に発表 YouTubeで世界同時配信 (2026年08月21日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. Pixel 11シリーズ実機レビュー:「薄型化の無印」と「背面が光るPro」、Gemini連動の新機能で何が変わったか (2026年08月20日)
  8. 最大24万強マイル還元のチャンス 新「ANAアメックス」誕生、日常決済で“旅が近づく”特典強化の中身 (2026年08月21日)
  9. きょう発売の「Pixel 11」、結局は何が進化点? Geminiの進化にも注目 (2026年08月20日)
  10. 「新喜皮革」のコードバンを使用したApple Watch用バンド登場 約2万円 (2026年08月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー